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日銀のホームページでは、システミックリスクを以下のように説明している。
さらっと、これを防ぐには・・・なんて書いてあるが、要するに、銀行間でのお金のやり取りの連鎖が自転車操業的であればあるほど決済不能の連鎖が起こるということだろう。
こうしたリスクを防ぐには破綻した銀行の肩代わりを誰かがするか、破たん銀行と取引する銀行自身が余裕資金をもって対応するしかない。
仮に、銀行が破たんした場合は、その一行の支払い分を当座は日銀が供給するといった仕組みにならないだろうか？
システミックリスクがあるため銀行を活かし続けるための融資などをしなければならないという。
それであれば、システミックリスクが発生しないように、銀行破たんと同時に、その銀行のダミーを生み出すような仕組みがあれば解決できると思うのだが。
そのことにより、破たん銀行の処理が迅速にできるのではないか？
破たん処理の費用が安くなるのではないか、と思うからだ。
当然、そのリスクを軽減するために相応の負担は各銀行が負わなければならない。


http://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/kess/i06.htm/
システミック・リスクとは何ですか？

システミック・リスクとは、個別の金融機関の支払不能等や、特定の市場または決済システム等の機能不全が、他の金融機関、他の市場、または金融システム全体に波及するリスクのことをいいます。

金融システムにおいては、個々の金融機関等が、各種取引や決済ネットワークにおける資金決済を通じて相互に網の目のように結ばれています。このため、一箇所で起きた支払不能等の影響が、決済システムや市場を通じて、またたく間にドミノ倒しのように波及していく危険性があります。

システミック・リスクが現実のものとなった場合には、多くの決済が混乱に陥り、企業や個人の経済活動に悪影響が及ぶことになります。このため、日頃からシステミック・リスクを小さくしておくことが重要です。

システミック・リスクの一例
システミック・リスクの一例 •（A）が資金を調達できなくなり、（B）との取引の決済代金10億円を支払えなくなる（取引決済（1）が不履行）。
↓

•（B）は（A）から支払われる予定の10億円を（C）への支払に充てる予定であったが、取引決済（1）が未履行となったため、（C）への支払が行えなくなる（取引決済（2）が不履行）。
↓

•これが他の金融機関も巻き込んで、延々と続いていく（＝システミック・リスクの顕現化）。

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