北陸以外に避難したくない人が多いようだ。
Yahoo!より、
北陸以外への2次避難「ゼロ」 2万人分超が未利用、地元での確保急務に
2/1(木) 18:59配信
産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2a55da7caf854fbdcd1603286d7fe1c5796eef7
記事より、
能登半島地震は発生から1日で1カ月。石川県内の1次避難所には依然、8232人の被災者が身を寄せる。インフラ復旧が徐々に進み、生活環境は改善しつつあるが、時に氷点下の厳寒もあり、災害関連死のリスクは拭えない。県や国は環境の整った宿泊施設への「2次避難」を呼び掛けるが、北陸以外で確保した2万人超分の施設は被災者に敬遠され、利用は全くない。今後はニーズに合わせ、地元に近い避難先の確保が急務となる。
公民館の避難所で過ごす輪島市中段町の自営業、鹿島勝義さん(66)と妻の絹子さん(65)は、傾いた自宅が応急危険度判定で「危険」とされた。それでも「(家財が残る)家が心配。片付けを進めながら少しでも地元に残る人の役に立ちたい」と、2次避難する考えはない。
石川県が把握する1次避難所は1日時点で285カ所だが、半数以上が自主避難所という。さらに、在宅避難や車中泊も相当数にのぼり、被災者の健康管理、支援物資の分配などが行き届いていない可能性がある。特に水道の復旧は2月末〜3月末の見込みで、トイレなどの衛生環境は厳しいまま。道路の修繕や倒壊家屋の撤去も十分でなく、危険は多い。
鹿島さんらが過ごす公民館でも十数人が2次避難を望むが、避難所運営に携わる館長の久堂寛久さん(73)は「まだ行き先が決まらない人もいる。金沢より遠かったり、食事がなかったりすると聞き、みんな迷っている」と説明する。
■2次避難先76%が県外
被災者の健康悪化を防ぐため、県はいったん1次避難所を離れ、2次避難先に移るよう呼びかけている。国との連携でホテルや旅館などの2次避難所1100カ所を確保しており、3万人超の受け入れが可能という。
ただ、県外施設が831施設(約76%)を占める中、1月31日時点で2次避難に移った4792人の9割超が県内施設に入る。残りは隣の富山県と福井県で、ほか27都道府県にある2万人超分の受け入れ先は全く利用されていない。
2次避難の状況に、馳浩知事は1日の記者会見で「送り出し側と受け手側のマッチング、情報共有が混乱し十分ではなかったことはおわびを申し上げる」と述べた。県の担当者も「県内での2次避難を望む被災者のニーズと合致しきれていなかった」と釈明する
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