ChatGPTのトリックというのは、結局、AIが考えているとは言えないことだ。
しかも、出鱈目でも最もらしく答えてしまうという弊害は大きい。
うまく使えばという意味で、少し低機能なAlexa、十分高機能だが、で十分というのは分かる気がする。
Yahoo!より、
なぜ人々は、ChatGPTという“トリック"に振り回されるのか? Google「Bard」参戦、チャットAI戦争の行方
2/10(金) 7:07配信
ITmedia NEWS
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d8a177d862ae98c0b4698b5a5c32ac3a61a38bb?page=6
記事より、
Alexaのすごいところは、僕の両親でも使えることだ。母親は機械音痴で、20代の頃からビデオデッキの録画予約ができなかった。父は脳卒中からのリハビリ中であり、うまく発音することができないし、文字を組み合わせて単語を作ることさえ苦労していた。
ところが二人とも、Alexaは使えるのである。
「アレクサ、今日の天気」
という単語さえ言えば、天気を教えてくれる。
今、スマートスピーカーはどちらかというと下火で、AmazonもAlexaから直接収益を得ることに成功していないが、間違いなく最も身近なチャットボットはAlexaとSiriだろう。
GoogleやMicrosoftが本質的に警戒しているのは、SiriやAlexaのように既に人間の生活に密着したチャットボットが、OpenAIのChatGPT並みの自然(に聞こえるようなトリックを有した)な受け答えと、Pexplexity.aiのような出典に基づく検索結果を示してしまうようなとき、もはや誰も検索など必要としなくなってしまうということだろう。
実際、Alexaは今のところ「いい感じに低機能」である。難しいことを聞いてもあんまり答えてくれないし、答えに対する質問も受け付けない。
OpenAIのChatGPTは真逆で、まず「すごいでしょ」というハイプを展開した。これにつられてGoogleは(たぶん開発者は重々承知していたはずだが)不正確な答えを出すチャットボットをリリースしてしまい、炎上して時価総額を1000億ドルほど下げた。Alexaは決してOpenAIよりも劣っていたのではない。こうなることが分かっていたから、「過度な期待をもたせない」ようにしていたのだ。
しかし、AlexaやSiriがPerplexity.aiに似た機能を搭載するほうが、みんなが検索エンジンを使うのをやめてBingとチャットするようになるよりも、ずっと自然だし簡単ではないだろうか。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image