そうしたなか、既にお店には中国製のマスクが普通に並ぶようになってきている。
値段は1枚あたり60円前後。つまり50枚で3000円だ。これも場所によっては2000円ぐらいまで落ちている。
さらに、セブン−イレブンでもマスクが売られるようになった。これも使い捨てマスクだが。
値段は高止まりだが、それでも、マスク不足対策は値段の問題があるが落ち着いてきた。
さらには、布マスクの普及で中国製の使い捨てマスクという、いかにもエコに反するような商品を買い求めるのをやめるというのが今後のトレンドだろう。
なお、下記にあるようにゴーグルの重要性がうたわれている。これは医療現場での話ではあるが、再び満員電車が復活するようであれば、伊達メガネといったものも必要となり、流行するかもしれない。
ただ、一般の環境と医療現場では圧倒的に漂うウイルスの量が違うということは考慮してほどほどの対応を一般ではすることになるのだろう。
以下の記事にある論点は、外からのウイルスを防ぐということをマスクの効果としていることには注意が必要。
それは医療現場などウイルスが飛び交うところで求められる条件下からの観点で、一般の人の感染防止対策ではない。尾身副座長も語っているように、しゃべっているときに相手に飛沫を飛ばさないためにマスクをするというのが一般の人における効果なのだ。
その意味ではガーゼであろうが何であろうが効果はあるということは、最初に語ることが必要。
一般と専門について分けずにマスクの評価をしても混乱を招くだけだ。
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Yahoo!より、
手作りマスク、アベノマスク、市販マスク…その「効果」を徹底比較した!
5/13(水) 9:01配信現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200513-00072440-gendaibiz-soci&p=1
記事より、
マスク製造企業が増産に注力しているにもかかわらず、店頭からマスクが消えたため、やむなく、マスクを手作りする動きが広がっている。
また、新型コロナウイルス感染拡大によって、医療機関で個人用防護具(感染防護具:マスク、ガウン、ゴーグルやフェイスシールド)の不足が深刻になったため、市民が手作り代用・代替品を病院やクリニックへ寄付している。
これらは、すべて善意による行動だが、その有効性や安全性はどうなのだろうか。本稿では前半は「手作りマスク」について、後半は「医療用の個人用防護具」について紹介する。
私たちがマスクをする目的は、 鼻や口元を覆うことで自分の咳やくしゃみ、唾液の飛沫(しぶき)とそこに含まれるウイルス等を他人に飛ばさない、他人からもらわないためだ。
特に、市販されているマスクにはウイルス等を捕集(ろ過)するフィルターが挟まれている。
そのフィルターの捕集性能は、第三者機関の試験によって評価されている。代表的な試験項目は、
(1)BFE:細菌ろ過効率(花粉も含まれる)
(2)VFE:ウイルスろ過効率(ウイルスを含む飛沫も含まれる)
(3)PFE:微粒子捕集効率
の3種類。
国産の場合、メーカーは自主基準で、これらの評価結果を商品のパッケージ(箱)に表記している。
米国では、外科手術で使う目的で製造される「サージカルマスク(Surgical:外科の)」はFDA(アメリカ食品医薬品局)で性能(フィルター性能のほか、息のしやすさ、血液等の液体を通さない、燃焼性が低い )を審査されている商品を指す。
しかし国内でマスクは雑貨扱い。欧米のように、医療用・一般用と用途別の規格がない。日本では医療用ではないのに商品名に「サージカルマスク」と謳った一般用(家庭用)まであり、混乱した状態と言える。
ただし、日本製マスクの品質が低いというわけではない。アイリスオーヤマホーム事業部ヘルスケア事業部部長の岸美加子さんは、こう説明する。
「マスクは現代の最新技術が集められた結晶とも言われています。雑貨扱いで規格がないため、メーカーが販売競争で性能向上に努めた結果、現在の国産の主力商品は、 ほぼ不織布で加工され、さらに、ウイルス、細菌、微粒子、花粉(前述の3種類の試験すべて)を99%カット(捕集)するフィルターが組み込まれるようになりました」
驚くことに、それは医療用として重宝されているN95マスク(米国のNIOSH規格)よりフィルターの点だけは優れている(N95はフィルター性能のほか、息のしやすさ、血液等の液体を通さない、燃焼性が低いなどの特性がある)。
これほどフィルターが高性能な理由は、(1)極小の粉塵を捕集しやすい特別な加工(メルトブローン不織布⋆1を挟む等) がなされていること。(2)帯電化処理(エレクトレット)の技術が高いこと、帯電化処理とは不織布に静電気を帯びさせることで捕集効果を高める。
「ウイルスはほぼ正(プラス)電荷です。このため、新型コロナウイルスも、これまでの技術処理で十分吸着できると考えられています」と岸さんは話す。メーカーからは「感染対策という意味では、使い捨てマスクを1日1枚ずつ使ったほうがいい」と推奨する。
一方、手作りマスクで見られる、一般的な布等でできたマスクは、このウイルス捕集機能(前述のBFE、VFE、PFE)に関する試験ができないほどレベルが低いとわかっている( ⋆2)。つまり、手作りマスクはフィルター機能の性能に乏しい素材の場合、新型コロナウイルス感染防止効果を期待できない。
ただし、インターネット上の手作りマスクのサイトには、フィルターを挟み込むデザインも紹介され、各自、工夫されていることも窺える。「手作りマスクの中でもキッチンペーパーは不織布なため、布よりフィルター機能が高くなるのではないか」と岸さんは言う。実験で評価されているわけではない。
また、アベノマスク(安倍首相が各家庭に配布したマスク)の素材はガーゼだった。ガーゼマスクには一般的にフィルター機能が含まれていないため、やはり、ウイルス捕集機能は期待できない。この点で、野党が追求の声をあげる結果となった。
同研究会の調査結果(⋆5)では、病院の臨床現場で感染の危険にさらされている職種は看護師が半数以上、医師が約3割で、発生場所は病室が約3割、手術室約2割だった。
「調査結果で得た重要な点として、回答者の約8割が感染防護具の装着が不十分でした。また、回答者の約6割が目を汚染されていました。これまで臨床現場で、目の保護のためのゴーグルやフェイスシールドをあまり使用してこなかったことが原因でしょう」と吉川さんは説明する。
今回の新型コロナウイルス感染拡大において、感染を疑う患者の診察や処置、検査等で飛沫が飛散する場合、フェイスシールドはウイルスによるばく露から目・鼻・口の粘膜を同時に防護するだけでなく、側頭面への(飛沫の)跳ね返りや飛び散りを減少させる。
ただし、防護面が正面だけのデザインは上下から飛沫が入ってくることで目をばく露させる可能性がある。ゴーグルは眼部の防護には有効だが、顔面の他の部位への跳ね返りや飛び散りは防護できない。
このため、このウェブサイトで、例えば、フェイスシールドの評価時では「クリアファイルによる製作アイデアは、作業時、明確に患部や物質が認識できるか(視認性)。病室で動きながら診療やケア、作業をするとき、製品の目的や機能が確保できるか。防護具を着脱するとき、病原体にばく露されない構造か、脱着が容易であるかなど、医療における安全性を担保できるかを、丁寧に厳しめに評価していきました」と吉川副理事長は言う。
そもそも、日本では個人用防護具に明確な規格基準がないという。感染管理認定看護師でEIDOMEコンサルティング代表の榮留(えいどめ)富美子さんはこう指摘する。「現状では、個人防護具の製造責任、および、作成・使用時に不具合が発生した時の責任の所在が明らかになっていません。海外のように規格基準や使用時の規制などを設けることで、患者・医療従事者を守れるわけです」
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