方舟OS。アンドロイドベースのOS。
中国にもこうしたOSの開発能力があることを誇示したのだろう。
しかし、アンドロイド以外の共産党のOSの端末なんて誰が買うのだろうか?
一旦失われた信用を取り戻すことは非常に困難だ。
Yahoo!より、
ファーウェイ、一夜にして独自OS:グーグルは米政府に包囲網解除を要求か
遠藤誉 | 筑波大学名誉教授、理学博士
6/11(火) 13:21
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20190611-00129682/
記事より、
・米国から締め出されアンドロイド提供も断られたファーウェイは一夜にして独自OSを発表し、中国ネットは燃え上がった
・かえって安全を脅かすことを理由にグーグルは米政府のファーウェイ包囲網解除を要求
・5月15日に米政府からエンティティ・リスト(Entity List)(貿易を行うに好ましくない相手と判断された企業などのリスト)に挙げられたファーウェイは、5月21日に中国の中央メディアの集中取材を受けた(詳細は5月22日付のコラム<Huawei一色に染まった中国メディアーー創設者が語った本音>)。
・全体として任氏は、ともかく「これまで30年間、共に歩んできたアメリカの企業に感謝している」と、ひたすら米企業への感謝の思いと「市場を支え合う仲間」としての友情を強調
していた。
・5月24日、中国の「国家知的財産権(知識産権)局商標局」はファーウェイが「華為鴻蒙(Huawei Hongmeng)」というファーウェイ独自のOSの商標登録を終えたと発表
・ファーウェイは2018年8月24日にすでに独自OS「華為鴻蒙」を商標登録すべく申請を出していて、登録公告をしたのは2019年5月14日
・特許期間は2019年5月14日から2029年5月13日まで。
・2012年から独自OS「華為鴻蒙」に着手していたというから、「いつ、何が起きてもいいように」周到に準備されていた
・現在、ファーウェイは100万台のスマホを用いて、独自のOSをさまざまな端末に搭載した時の適応性、安全性などの測定を行なっている。その測定に中国中の大手IT企業が支援を申し出た。
・トランプ政権がファーウェイに対して半導体などの輸出禁止を発表すると、グーグルは直ちにファーウェイに対してアンドロイドのライセンス剥奪措置を宣言。完全にトランプ政権の方針と歩調を合わせていた(かに見えた)。これは本来ならファーウェイに致命的な打撃を与えるはずだった。
・ファーウェイの任氏は5月21日のインタビューで「グーグルは良い仲間だ。いろいろと方法を考えてくれている」と余裕の表情
・グーグルは既にファーウェイがOSを独自開発していることを知っていたのだろう。そして任氏とは「話ができていた」としか思えない。
・理由は、「米政府はファーウェイに安全上の問題があると言うが、しかしオープンソースを用いてアンドロイドに類似したOSをファーウェイが作れば、かえって米政府の安全を脅かす危険性がある」とのこと。なぜなら、AOSP(Android Open Source Project)として公開されると、オープンソース・ソフトウェア・ライセンスが適用され、自由に閲覧もしくは再利用できるようなルールになっている(らしい)。だからファーウェイに、それはルール違反だと言えなくなってしまう(らしい)。グーグルは自由に改良できるLinuxをもとに作っているため、スマホなどを開発するメーカーによって積極的にカスタマイズされて発売されている。だから大丈夫なのだろう。素人目には、知財権に関して大丈夫なのかと思ってしまうが、グーグルもそういった批判は発表しておらず、むしろバグ(プログラム上の欠陥)が発生して安全が保証できないスマホが蔓延するので、ファーウェイ包囲網は、かえって米国に安全上のリスクをもたらすという論理で、グーグルは米政府に抗議している。
・中国のネット情報ではあるが、「Hongmeng OS」を搭載したスマホの発売は、今のところ、今年の9月22日になるだろうとのこと
・新たに「方舟OS」と命名し、MATE 30 PROという形で登場するらしい。
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