旧耐震というのは建築基準法が改正される前の1981年6月より前に確認申請を出して着工した建物のことだ。
そもそも設計時に求められている耐震性の基準が新耐震では厳しくなった、また、チェックするポイントが変わったので、当然のことながらほとんどの旧耐震の建物は新たな耐震基準を満たさないということになる。
基本的に、これまで建物の耐震性は不十分という前提に立って定められたのが新耐震の基準で、後出しジャンケンなのだからこんなじゃんけんに勝てる(つまり耐震性ありと判断される)建物なんて普通はない。
ただし、それほど深刻な問題かといえばそうでもない。
注意をすべきなのはIs値が0.3未満=姉歯事件の際に取り壊せと言われたレベル、のものについては、中古物件として購入するのはやめたほうがいいということぐらいだ。
Yahoo!より、
「旧耐震」のマンション、買ったらだめですか? 住まいのホンネQ&A(9)
11/14(水) 7:05配信 SUUMOジャーナル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181114-00160041-suumoj-life
記事より、
・新築マンションの価格が高騰している昨今、注目を集めているのが中古マンション。しかし、いくら価格が安くても「耐震性」は気になる人が多いのではないでしょうか。
1981年以前に建てられた「旧耐震」のマンションも市場に多く出回っています。果たしてその安全性は? 選び方は? さくら事務所の長嶋修会長に解説いただきました
・新耐震基準以前に建築されたいわゆる「旧耐震」のマンションでも、新耐震基準と同等の耐震設計をしているものは数多くあり、構造面、管理面などを含めて個別にチェックすることが大切。心配ならホームインスペクター(住宅診断士)や建築士など建物の専門家に相談してみましょう
この記事では何も答えていないに等しいのだけれども、例えば耐震診断をしてIs=05とでるとこの数字は基準のIs=0.6よりも小さいので耐震性なし(本来は耐震性が不十分であり、ない、なんてことはない)となるのだが、0.6と0.5でどれだけ違うかといっても、わかりやすく説明できるほどの差がないというのが本当のところだ。
耐震性がないなどと言われても、Is値を見てきちんと判断をすれば、0.3未満は避けるくらいの選別をすれば十分だろう。
タグ:旧耐震
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