この4島(正確にはもっと小さな島を含めたくさんあるが)については日本の領土だ。
だが、現状はロシアが事実上支配をしている状況。
日本の漁船が自由に漁業ができないという現実はなんとしてでも奪回しなければならない。
まず領海から取り戻すのが筋だろう。
2島の話はロシアの主張だけであり、日本としては受け入れる理由がない。
島の問題よりも、まずは漁業権について明確にすることが重要であり、二国間で決めればすぐに解決して日本に利益が発生するものだ。
それさえできないなら島の返還などの議論は実効性がないものとしか言えない。
Yahoo!より、
どうなる北方領土…「2島+α」戦略?日露首脳会談を徹底読み解き
11/19(月) 6:31配信 FNN PRIME
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181119-00010001-fnnprimev-pol
記事より、
・安倍首相は11月14日、外遊先のシンガポールでロシアのプーチン大統領と会談した。プーチン大統領が今年9月に突如「前提条件なしの年内の平和条約締結」を提案して以来、初めての日露首脳会談
・1956年の日ソ共同宣言を基礎として平和条約交渉を加速させることで一致し、北方四島返還を巡る日露の交渉は新たな段階に
・安倍首相が「私とプーチン大統領の手で必ずや終止符を打つ」と自身の任期中に領土問題を解決することを宣言
・「日本国及びソヴィエト社会主義共和国連邦は、両国間に正常な外交関係が回復された後、平和条約の締結に関する交渉を継続することに同意する。ソヴィエト社会主義共和国連邦は、日本国の要望にこたえかつ日本国の利益を考慮して、歯舞群島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する。ただし、これらの諸島は、日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との間の平和条約が締結された後に現実に引き渡されるものとする。」(日ソ共同宣言より)と日ソ共同宣言には、平和条約締結後の歯舞群島、色丹島の2島の引き渡しが明記されており、これを「基礎」とするという部分には、まずとにかくこの2島の返還を確実にしたいという日本政府の方針
・れまで政府は「4島の帰属の問題を解決し平和条約を締結する」ことを基本方針に掲げてきたため、4島返還に応じる気のないロシア側との協議は進展せず、日ソ共同宣言の内容に基づいた交渉も当然進んで来なかった
・2島を得なければ4島を得ることはないという考えで、歯舞・色丹の返還を実現し、残り2島については、返還を理想としつつも、ぎりぎりの交渉の中で様々な成果を得る可能性を探る「2島先行返還+α」も含んだ方針に踏み切った
・せめて「往来の自由」や「経済活動での特別な立場」を勝ち取り、返還に準じるような成果が得られればよしとすべきだとの声も
・プーチン大統領は日本時間の15日の記者会見で「日ソ共同宣言には、どのような根拠に基づいてこれらの島(歯舞、色丹)が引き渡されるのか、どの主権下にこれらの島が置かれるのか、どのような根拠に基づいてそれが履行されるのか述べられていない。これは本格的な検討を要する」
・菅官房長官は16日の会見で「歯舞諸島及び色丹島が返還されることになれば、当然それらに対する日本の主権も確認されることになる」と反論
全くロシアと交渉が進んだ感じがしない。
まずは引き渡しの定義からの議論をする必要があり、まだ、島の数を語るのは無意味だ。
また、引き渡しと漁業権との関係もどうするのか?漁業権だけは先行して返すのかなどの交渉が先で、その上で、具体の島をどうするかというのがどう考えても議論の順番だ。
今の段階で2島といった具体につながるような話はしてはいけない。
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