何でもありの契約自由の世界では、一般競争入札が効率的とは言えないのだ。
Yahoo!より、
駅工事を集中捜査 競合激しく4社で調整か リニア談合
12/31(日) 5:02配信 朝日新聞デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171231-00000004-asahi-soci
記事より、
リニア中央新幹線の建設工事を巡る大林組、大成建設、鹿島、清水建設のゼネコン大手4社の談合事件で、東京地検特捜部と公正取引委員会は年明けから捜査人員を拡充し、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで本格的な解明に乗り出す。捜査当局は、リニア品川駅と名古屋駅の受注調整について特に関心を寄せているとみられ、4社の幹部らから集中的に事情を聴いている・・・
駅工事は各社の競合が激しく、大林組や清水建設も受注を目指していた。捜査当局は、価格を抑えようとするJR東海との交渉を有利に進めるためにも、4社が談合したとみている模様だ。品川駅では選定がいったん不調に終わった後、再選定で清水建設と大林組が受注・・・
JR東海はリニア建設に際し税制優遇を受けており、9兆円の総事業費には公的資金を原資とした3兆円の低利融資も含まれている。東京地検特捜部と公正取引委員会は、談合で工事価格が高止まりすれば国民負担に跳ね返ることから悪質性が高いととらえており、全容解明を目指す・・・
この、税制優遇や公的資金を受けている以上は、徹底解明されて、一般競争入札がすべてフェイクだったことがわかり、また、それが車内でも悪いことではないコンプライアンスの低さが露呈するだろう。
もともとは国鉄だったJRだが民間企業になって好き勝手にしてきて今に至る。
今更、公共工事のような対応をしろといっても無理なのだ。
結果として、リニアの工事のコストは上がり、着工時期は遅れることは間違いない。
JR東海の株価も下がるだろう。
ちなみに、駅の受注競争が厳しいのは儲かるからであり、一方ではトンネル工事はリスクが大きく儲からない。バランスを撮るためにそこはガッツリ談合して駅工事で取り返すということは当然したのだろう。
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