これを、ただ、地方の知事から東京一極集中のために大学定員を規制して欲しい、という要望を真に受けて単純に規制をするというのが、三流官庁文科省の空っぽの頭脳がもたらす今回の規制だ。
基本邸な枠組みをまじめに理解すれば、地方から出なくてもよい環境を作ることの方が本筋だ。
つまり、優秀な研究者が地方に出ていくことだ。
これは大学への補助金を握っている文科省であれば、早稲田も天下り先として有名、私立大学に地方への研究室の設置なども行政指導、また、大学に対する規制も容易。
要するに、文科省の役人としても天下り先は東京がいいという考えだから、とてもそのような発想に至らないのだろう。
こうした見識の低い文科省自体をまず地方に移転させる必要がある。
Yahoo!より、
早稲田大学「合格者急減」の怪 忍び寄る政府の規制、ー2000人に受験生も真っ青
8/23(水) 8:10配信 NIKKEI STYLE
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170823-00010000-nikkeisty-bus_all
記事より、
全国知事会から「東京一極集中を変えるため、大学の定員を規制してほしい」という声があがったのが始まりです。これを受けて政府は6月に閣議決定した「骨太の方針2017」に盛り込みました。来年にも文部科学省は規制する方針・・・
首都圏には全国の学生の4割が集まっています。東京23区の大学の学生数は2010年から16年の間に約3万人増えました。志願者が10万人を超える私立大学も増えてきています。このまま若者が都心に流れては地方はたまらない、と知事らや政府は考えたのです。
実はすでに政府は、定員より多くの学生を入学させている大学の補助金を減らす、という手を打ち始めています。こうした動きを受けて、早稲田大学は17年度入試で合格者数を例年より約2000人減らしました。学生の立場から見れば、突然、入学が難しくなったといえます・・・
政府のというのだが、頭の空っぽな文科省がこういう対応しかできないというのが実際のところ。
本当に学生や日本の将来のことを考えての政策とはとても思えない。
骨太の方針の胆は、いかに、地方に将来的に若者が暮らし続けることになるか、である。
おまけに、富山の会社のように地方大学の学生は採用しないというような会社もあるのが現実。
政府の方針で地方に留められた上に、地元の会社は地元の大学の卒業生は採用せずに、東京出身の学生しか採用しないという・・・
少なくとも、良い教育を受けたいという地方出身者を不幸にするようなことはすべきではない。
実は全国の知事の多くは東京大学出身の元総務省の官僚だ。
彼らは将来は東京で過ごすのだが、一時的に天下り的に地方のトップに立っているわけだ。彼らの出身校はほとんどが首都圏であることはどう考えるのか?
理屈として地方の大学なら地方に留まるのか?
そんなばかな話はない。
就職先があるところ、魅力的なところに就職することになるのはあまりにも自明ではないか。
さらに、地方に行くと、地獄が待っている。
Yahoo!より、
<愛媛大>別の教員もセクハラ行為か 学生が苦情
8/23(水) 11:26配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170823-00000023-mai-soci
記事からは、
愛媛大(松山市)の複数の男女学生が今年3月、教員が女子学生の体を触ったり、飲み会を断った学生に単位を出さないなどの対応をしたりしているとして、大学側に相談していたことが22日、大学への取材などで分かった・・・
女子学生2人は、教員が飲み会で女性の体を触ったり、飲み会を断った学生には単位を出さないなど対応が悪くなると相談。さらに、この教員は学会のため出張する際には必ず女子学生を同伴させていたという。学生は「飲み会を開くのをやめてほしい。指導できないのであれば、研究指導をしてほしくない」と訴えた。・・・
男子学生2人は、この教員に「大学院進学後は研究室を変わりたい」などと伝えたところ、卒業に必要な単位を取り消された・・・
ということで、地方での研究者の質は最低最悪。
これが早稲田大学に昨年度までなら入れたのに枠が急に厳しくなったから甘んじて地元の大学に行ったら、パワハラとセクハラでメンタルになってしまって、自殺、なんてことにもなりかねない。
恐ろしい無策、愚策については文科省の官僚の知的・精神レベルが低すぎるからだ。
何しろ文科省はやはり東京にある大学だる青山学院大学卒のオヤジキラーに転がされている役所なのだからどうしようもない。
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