人々の行動をマスコミは誘導する。
「余震」という言葉を聞いた人は、また、大地震として起こった地震よりも大きな地震が起こることはなく、次第に収束していく状況になったと判断するからだ。
その言葉を発しているマスコミも東日本大震災において、地震学会が地震は予知できないと宣言したことをすぐに忘れて地震の予知というのは一切できないということを理解していない。
熊本地震で多くの人が亡くなったのは「余震」とされた後に起こった「本震」で木造住宅の1階で亡くなったのであり、なぜ、その時間にわざわざ危険な一度大地震を受けてダメージのある木造住宅の1階で寝ていたのかというと、その原因は気象庁の「余震」の発表とそれを拡散したNHKをはじめとするマスコミが家に帰ることを促したからだ。
この気象庁とマスコミの責任は極めて重い。ここまであきらかな責任に対して何も謝罪をしていないから、今回もレポーターによっては平気でNGワードである「余震」を連発する。
この恐ろしい殺人放送を無くすには、放送禁止用語に「余震」を加える必要がある。
「余震」だけだと乱暴なので、「余震」は現在進行中の地震については使わないなど期間の制限を設けるなどの工夫が必用だが、別に正確に使うことが難しい言葉を使う理由もない。
そもそも「余震」というのは後から振り返らないと分からない言葉なのである。
曖昧な表現である「余震」を使うようではジャーナリストとは言えない。
単純だ、「余震」と言いそうになったら「地震」と言い換える。
そして、「地震」は誰にも予知ができないということを必ず頭の中において地震のレポートをする必要があるのだ。
Yahoo!より、
長野南部 未明にかけ地震相次ぐ
6/26(月) 8:01配信ホウドウキョク
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170626-00014111-houdouk-soci
記事より、
長野県南部の木曽町では、25日午後11時13分ごろと11時29分ごろ、さらに、日付が変わった26日午前0時38分ごろに、震度3の地震・・・
この表現は正確。また、
気象庁は、今後1週間程度は、最大で震度5強程度の地震が発生するおそれがあるとして、注意を呼びかけている・・・
この表現も適切。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image