2015年03月17日
金剛界 四印会下絵 設計図
どうしよっかなあ
さて、本紹介でひと段落つけつつ、理趣会で慣れているうちに四印会の下絵作成に進みたいと思います。
一方で、理趣会は下絵から本絵へと進んでもいいのですが、まだ筆墨での骨書きのスキルが十分でないとか、色つけの方法で悩み中とかで・・・
顔料でいくか、岩絵の具でいくか、岩絵の具なら天然か新岩かはたまた合成、水干だけでいくかとか・・・
曼荼羅の理念的には天然岩絵の具だけでいかんとなあと思いつつ全体で一体いくらかかるのかなと思うとおいそれとは実行に移せない。
まあ下絵を作りながらボチボチ考えることにします。
で、話が逸れましたが、 四印会下絵の作成手順も基本的に理趣会下絵と変わらないので、同じ様なことをいちいちブログに上げていくのも芸がない・・・
とはいえやっていることは同じなので同じだけ時間がかかるという・・・どうしよっかなあ
金剛界 四印会設計図
まずは、理趣会と同じく四印会も設計図を描きます。
理趣会の設計図のとき言い忘れましたが、この設計図はA3用紙に約3分の1の大きさに縮尺して描いています。
理趣会のときは「なんとなく」「それとなく」でミリ単位を基準に設計図を描いただけなので、特に制約らしいものはなかったのですが、四印会の設計図では金剛界曼荼羅全体のバランスを取るために上段三会の外周の構図は同じとします。
同じくしておかないと、理趣会で作った外周のパーツが共用できなくなってしまいますから制約というより積極的に共通構造としておきたいです。
それで、四印会の設計図を描いてみて気がついたのですが、どうも上段三会のうち他の二つと比べて四印会だけ外周の幅が狭い。
その結果、理趣会と外周の設計を同じくして描いた今回の四印会の設計図では金剛輪の外にある四つの三昧耶形の大きさが小さくなってしまう。
大円の外にある円の大きさが元図とバランス的に異なることに気がついて、なんでかなあというところで止まったので設計図では左下のひとつしか描いていません。
各会のイメージを損なわないように元図と同じく各会の外周の設計をバラバラとするか、それとも、描きやすさとバランスを考慮して同一設計とするか・・・
とりあえず外周の幅を狭くして設計しなおしてみます。
比較のために並べてみます・・・
もう一つの方法として金剛輪を外の金剛界道にぴったりつけないで少し小さめにすることで金剛輪の外にある三昧耶形の大きさを大きくすることができます。
金剛輪が外の金剛界道にくっついていない理由がわからなかったので尊像を大きく描くために大円をできるだけ大きく描いて設計したのですが、そもそも、外の金剛界道と金剛輪がぴったりくっついていたら結界としての役割が不十分な気がします。
というわけで、大円を小さめにしたのがこれです。
でも、これは外周の幅を狭くしたままなので、上段三会の外周を共通にするという考えでもう一枚設計してみます。
これは当初の目的通り外周の設計を上部三会で共通にするようにしていますので、望み通りの設計図となりました。
縮尺設計図重要!
設計図を描かないで下絵製図からスタートしていたら下絵製図を四度書き直したかもしれません。こわ今日はここまで・・・
次回は四印会下絵製図です。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3321137
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック