2013年11月17日
脱いじめられっ子
☆いじめられっ子
過去の記事「いじめられない方法」でも紹介しましたが、心理学者のバンデューラは、
自己効力感と結果予測が行動を動機づけると考えます。
![脱いじめられっ子](/mackdaddy/file/lgf01a201310071400-thumbnail2.jpg)
☆なぜいじめられても反撃しないのか?
過去記事でも説明していますが、改めて自己効力感と結果予測の意味を説明します。
・自己効力感とは「行動を最後まで遂行できるかどうか」の感覚です。
仕事を頑張れば良いプレゼンをすることができるだろう
勉強すれば試験に合格することができるだろう
と考える人は自己効力感が高いと言えます。
・結果予測は実行した後どうなるかの結果予測です。
行動をした結果、悪いことが起こると予測すれば行動は控えられます。
行動をした結果、良いことが起こると予測すれば行動は促進されます。
☆いじめられても反撃しない人の考え方
いじめられても何もしない人やいじられても言い返さない人の考え方を
自己効力感と結果予測から考えてみます・・・
○いじめられても反撃しない子A
自己効力感(いじめっ子は頭が良いから口で言い負かすことはできないだろう)
結果予測(反撃したら余計いじめられるだろう)
いじめられても反撃しない子Aは、自己効力感が低く、結果予測もネガティブなので
いじめに反撃する行動が起こらないでしょう。
○いじめられても反撃しない子B
自己効力感(自分は口下手なので上手く反撃できないだろう)
結果予測(反撃できてもそれを見ていた別のクラスメートからいじめられるかも)
いじめられても反撃しない子Bは、自己効力感が低く、結果予測もネガティブなので
いじめに反撃する行動が起こらないでしょう。
○いじられキャラA
自己効力感(いじられても反撃することができるだろう)
結果予測(反撃できても面白くないやつと思われて、友達が減るだろう)
いじられても反撃しない子Aは、自己効力感が高く、結果予測はネガティブなので
これまでと違い自己効力感は高いですが、結果予測がネガティブなので
いじりに反撃する行動が起こらないでしょう。
子供がいじめられている親も、子供に対してできることはあるかもしれません。
ここまでの話でなんとなくできることはわかったんじゃないでしょうか?
1、こどもに対していじめに反撃する方法を教える
親ができることには、子供にいじめへの反撃方法を教えることだけでも、
「反撃方法を学んだんだから大丈夫だろう」と考えることになり自己効力感は高まるでしょう。
2、言語力を高める
言語力を高める訓練をすれば、コミュニケーションスキルが高まるだけでなく、
言語力が上がるだけで「口では負けないぞ」と考えるこになり、自己効力感を高めることもできるでしょう。
自己効力感(いじめっ子は頭が良いから口で言い負かすことはできないだろう)
結果予測(反撃したら余計いじめられるだろう)
いじめられても反撃しない子Aは、自己効力感が低く、結果予測もネガティブなので
いじめに反撃する行動が起こらないでしょう。
○いじめられても反撃しない子B
自己効力感(自分は口下手なので上手く反撃できないだろう)
結果予測(反撃できてもそれを見ていた別のクラスメートからいじめられるかも)
いじめられても反撃しない子Bは、自己効力感が低く、結果予測もネガティブなので
いじめに反撃する行動が起こらないでしょう。
○いじられキャラA
自己効力感(いじられても反撃することができるだろう)
結果予測(反撃できても面白くないやつと思われて、友達が減るだろう)
いじられても反撃しない子Aは、自己効力感が高く、結果予測はネガティブなので
これまでと違い自己効力感は高いですが、結果予測がネガティブなので
いじりに反撃する行動が起こらないでしょう。
☆親ができること
子供がいじめられている親も、子供に対してできることはあるかもしれません。
ここまでの話でなんとなくできることはわかったんじゃないでしょうか?
1、こどもに対していじめに反撃する方法を教える
親ができることには、子供にいじめへの反撃方法を教えることだけでも、
「反撃方法を学んだんだから大丈夫だろう」と考えることになり自己効力感は高まるでしょう。
2、言語力を高める
言語力を高める訓練をすれば、コミュニケーションスキルが高まるだけでなく、
言語力が上がるだけで「口では負けないぞ」と考えるこになり、自己効力感を高めることもできるでしょう。
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