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2018年02月15日

渡辺謙主演「仕掛人・藤枝梅安」第2話「梅安仕掛針」

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 2月14日の午後8時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、渡辺謙主演「仕掛人・藤枝梅安」の第2話が放送されました。
 優しさなど一かけらも無い、人を人とも思わぬ傍若無人、乱暴極まる武士が登場します。
 その武士を「かたき」と狙う年配の女性が登場し「いざ、尋常に勝負!」と女性は斬りかかりますが、武士はせせら笑い、一刀のもとに斬り捨てます。
 斬られた女性は瀕死の重体で、梅安(渡辺謙さん演じる)の想い人「おもん」がつとめている船宿に運ばれます。
 女性は但馬の大名家に仕える名家の当主の母で、息子の妻があの武士に殺されたために「嫁のかたき」として仇討するために江戸に出てきたのでした。
 「嫁のかたき」は身分高いことをかさにきて、城下でも乱暴狼藉を重ねていた。或る時、城下で馬をとばしていたかの武士の前に幼い女の子がふらっと出てしまった。それを嫁が助けたが、武士は「無礼者!」激高した。
 嫁は相手を恐れず、相手に説教するのですが、これは相手の心の火に油を注ぐことになり、一刀のもとに斬り捨てられたのです。
 「嫁のかたきを討て!」と息子をたきつける母。しかし、息子は弱気で「それでは名家と知られた我が家をつぶすことになる」と言って敵討ちをしません。
 かたきは評判が悪くて地元にいられなくなり江戸へ行きました。それで母は「嫁のかたき」を追って江戸へ行ったわけですが、そこは剣の修行などしたことない女の身。
 相手の武士もまた相当な使い手です。
 梅安が相手を探るために近づきますが、危うく斬られそうになります。
 さて、梅安は危険な相手にどう立ち向かうのか?
 
 嫁を殺された義母の心情。その女性の心情を思う梅安と彦次郎(橋爪功さん演じる)。
 殺し屋の殺伐とした世界を描くのではなく、ささやかな幸せを感じながら真っすぐに生きてきた人々の命が無残に散らされ、その無念を晴らそうという梅安たちの思い。「殺し」はしても、何のために悪人を殺すのか、梅安なりの理由と「情」があるのです。
 そこがドラマとしての味を出しています。







 

加藤剛主演「大岡越前」第6部11話「江戸っ子駕籠」

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 2月13日の午後9時15分から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、加藤剛主演「大岡越前」の第6部の11話「江戸っ子駕籠」が放送されました。
 ある宿屋の隠居(現在の主の義母とのこと)が殺され、金品を奪われました。大岡越前配下の奉行所の者が出向き、宿の者から情報を集め調べていると、キセルが見つかります。
 そのキセルはこの前隠居を訪れた小間物屋の持ち物だと、現主人が言います。
 小間物屋は確かにこの前訪れ、隠居にもうけ話を断られていた。その時に隠居が「門跡さまに渡すもの」だとして大金を持っているのを見たのだ。その金に目をつけて殺して、金を奪ったのだろうと、奉行所の者たちは睨み、小間物屋を捕らえ、拷問にかけます。
 拷問の末、小間物屋が、
 「私がやりました」
 と自供した。そして小間物屋は死罪と決まった。
 後日、忠相(大岡越前)が駕籠に乗っていると、駕籠かきがおかしな話をする。聞いていると、例の事件の真相を知っていて、真犯人は他にいるというのだ。
 小間物屋は冤罪だったのか?
 事件の真相をつきとめるべく、調べていくうちに、真実が明らかになる。
 そして「お白州」で大岡越前が真犯人を裁くのだが、駕籠かきからは、死罪になった小間物屋を返してくれ、と言われてしまう。
 いくら名奉行大岡様でも、もう死罪になってこの世にいない人間を生き返らせることはできぬ。さあ、どうする? 
 と思いきや、とんでもない「どんでん返し」があったのです。

 
 庶民が大岡越前ら身分高い者の正体を知らずに自由にしゃべって真相をかたり、後にお白州で相手の正体を知って驚く、という、時代劇によくあるパターンが面白いですが、この話は冤罪がテーマの話で、とても興味深いものです。
 信じられないような「大岡裁き」で事件は円満に解決しましたが、江戸時代、冤罪はとても多かったのかもしれません。



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2018年02月14日

渡辺謙主演「仕掛人・藤枝梅安」第1話

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 2月13日の午後8時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、渡辺謙主演「仕掛人・藤枝梅安」の第1話「梅安二人旅」が放送されました。
 「仕掛人・藤枝梅安」の原作者・池波正太郎氏が、「世の為人の為にならない悪人を金で請け負って殺す」仕掛人を主人公として人殺しをさせる以上、殺す相手の悪人がどうしようもない極悪人でなくてはならない、と考え、悪人ぶりを描くのに苦心した、との話もあるだけに、この作品に登場する悪人は「ここまでひどい人間がいるのか」と思えるような悪人です。
 第1話で殺しの標的となる大悪人は内藤剛志さんが演じています。
 昼は腕のいい針医者、影での顔は金ずくで人を殺す仕掛人の藤枝梅安を演じているのは渡辺謙さんで、「独眼竜政宗」や「御家人斬九郎」とともに彼の代表作の一つと言われるようになっています。
 梅安と同じ仕掛人の彦次郎は橋爪功さんが演じており、元締の「音羽の半右衛門」は田中邦衛さんが演じています。
 第1話は、甲州街道の府中宿で「どくまむし」と恐れられている悪浪人4人組が旅籠でやりたい放題のことをしているシーンで始まります。
 この4人のリーダー格が内藤剛志さん演じる男で、ある剣術道場で鳴らした剣の使い手。宿場を守るはずの役人も手を出せないほどです。
 この男の兄が大和郡山藩の侍で、よく出来た男なのですが、これもまた内藤剛志さんが演じています。つまり、一人二役です。
 兄の妻は、実は弟の方の昔の情婦といいますが、肉体関係のあった女で、義弟とのかかわりを断とうとしています。弟は兄夫婦にやたらとからんで、金をせびっているのか、大金を受け取っています。
 一方、梅安は音羽の元締から「仕掛」の依頼を受け、相手のことを調べます。
 梅安の仲間・彦次郎は梅安から一緒に殺ろうと誘われますが、断ります。実は、「どくまむし」リーダーの兄を自分の女房の仇だと思い込んで狙っていたのです。
 そして、仇は弟の方だったのだと知ります。
 音羽の元締から依頼があった「世の為人の為にならない相手。一日生かせばそれだけ多くの人が苦しむ相手」が弟の方だったことから、梅安たちは府中宿へ行きます。
 そこで梅安と彦次郎はどう4人を殺すのか。対決シーンが見ものです。
 多摩川のアユとか、「くらやみ祭」などのキーワードをおりまぜながら府中の宿がを描かれていました。実際評判がいいのは多摩川のアユの方よりむしろ秋川(あきがわ)のアユだとか、「大國魂神社」は江戸時代は「六所明神」という呼称のほうが一般的だったのでは? と思いながら見ましたが。


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西田敏行・鹿賀丈史主演NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」第1部12回







 2月13日の午後2時から、CS放送のチャンネル銀河で、平成2年放送のNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」の第一部第12回「吉之助入水」が放送されました。
 西郷吉之助と大久保正助が主人公なので、この作品のストーリーを詳しく紹介してしまうと、今年の大河ドラマ「西郷どん」の今後のストーリーとどうしても重なってしまうので、これを詳しく紹介するのは「ネタバレ」になりかねない(?)です。
 そこで、特に印象に残ったところだけ書きますと、西田敏行さん演じる西郷吉之助が「安政の大獄」の弾圧によって僧・月照とともに海へと身を投げる。吉之助だけ助かり、幕府の威を恐れた藩によって奄美大島に送られる。
 その、奄美大島に近づいたときに映し出された海水面の美しさ。島の美しさ。
 一方、鹿賀丈史さん演じる大久保正助は、吉之助との友情と、自分の志を果たすため敢えて島津久光に近づこうと決意する。島津久光は、正助が大嫌いな「お由羅の方」の子であるが、それでも志のため、薩摩藩を動かし日本を変えるために敢えて島津久光に近づいて気に入られようという。そのこころを見事に演じていました。
 島津久光は、宮アあおいさん主演のNHK大河ドラマ「篤姫」では島津斉彬を演じていた高橋英樹さんが演じていました。
 ちなみに、この「翔ぶが如く」では、島津斉彬役は加山雄三さんで、天璋院篤姫役は富司純子さん。「いと」役は田中裕子さんでした。



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2018年02月13日

風流太平記「密命」(松平健主演)







 2月13日の午後1時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、松平健主演「風流太平記『密命』」が放送されました。
 松平健さん演じる若侍・花田万三郎が紀州藩の企てる幕府転覆の陰謀に巻き込まれ、夏八木勲さん演じる長兄や、中条きよしさん演じる次兄とともに幕府の密命をにより紀州藩の陰謀に立ち向かう、というストーリーです。
 松平健さんが生真面目で熱血漢な若侍を演じていますが、どうしても、松平健さん演じる主人公が「紀州藩の陰謀」に立ち向かう、という設定に注目してしまいます。この作品のストーリーとは関係ないことながら、松平健さんの代表作は「暴れん坊将軍」であり、その主人公・徳川吉宗は紀州藩の出身です。松平健さんがこの役を、と思うと、なんとも皮肉と言うべきか、よく考えたというべきか、面白い配役だと思ってしまいました。




2018年02月11日

NHK大河ドラマ「西郷どん」第6回「謎の漂流者」








 2月11日午後8時から、NHK総合で(BSプレミアムでは午後6時から)NHK大河ドラマ「西郷どん」の第6回「謎の漂流者」が放送されました。
 前回放送の最後で、西郷吉之助(鈴木亮平さん演じる)が御前相撲で勝ち上がり優勝し、殿さまの島津斉彬公(渡辺謙さん演じる)と相撲をとることになってしまって、手を抜かずに思いっきり投げ飛ばし、次のシーンでは西郷家の人々が吉之助は死罪になるかも、などと聞かされ、当の吉之助は牢屋に入れられて、牢内で謎の髭面の男(劇団ひとりさん演じる)と出会い、というところまで描かれ終わりとなったのでした。
 そして今回、やはり西郷吉之助は牢内にいて、謎の男が水の飲まず食物も摂らないので毒見してあげているのでした。
 謎の男は日本語ではなく英語をしゃべっています。
 ここまでみた視聴者で、ちょっとでも歴史を知っている者ならば、「この男はジョン万次郎だな」と気づいたでしょう。 
 しかしこの時点ではストーリーがよく分からない。なぜ吉之助は牢に入れられたのか、その意味が全然分からない。
 まさか、「名君」といわれる島津斉彬ともあろう者が家臣たちの前で身分低い若侍と相撲をとり負けたからといってカンカンになって怒り「牢にぶちこんでしまえ!」と言ったわけではあるまい、と、視聴者みな戸惑ったことでしょう。
 斉彬は、ひ弱な身体ではなく、むしろ筋肉隆々としたみごとな肉体でした。トーナメント制で勝ち抜いた吉之助と比べても全然見劣りしませんから、斉彬の方が有利に見えたかもしれません。ところが負けた。だから、恥をかかされた、殿さま相手でも本気出すとは無礼な家臣だな、と怒ったのか? そんな心の狭い殿様なの? しょせん権力者とはそんなものなの?
 そう思った人もいるかもしれません。
 その真意は、第6回放送の後半というより半ばくらいで明らかになります。
 後半では、吉之助に恋する「いと」(黒木華さん演じる)が誰の嫁になるのか、明らかになります。





2018年02月10日

加藤剛主演「大岡越前」第5部第9話「大奥の陰謀」







 2月9日の午前12時(午後0時)から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、加藤剛主演「大岡越前」の第5部の9話「大奥の陰謀」が放送されました。
 大岡越前守忠相(加藤剛さん演じる)が仕える将軍吉宗(山口崇さん演じる)は「目安箱」を設置して、庶民の声に耳を傾けようとしました。これは歴史の授業でも習うことで、吉宗の治世の業績として知っている人は多いと思います。
 その目安箱を開けて一つ一つ読んだ吉宗は、激怒して側近の者を呼んだ。さらに、「忠相をよべ!」と言って忠相を呼びつけます。
 将軍の御前に参上した忠相は、目安箱に投げ込まれたもののうちの一つを読まされます。そこには将軍の政策についての批判が書き連ねてあったのです。しかも理路整然とではなく、いかにも茶化したような書き方で。
 「ははあ」
 と苦笑いを浮かべる忠相。
 吉宗は激怒したままで、
 「これでも笑っていられるか」
 とばかりに、もうひとつ読ませます。
 「奉行の大岡越前は不正を」
 云々と、忠相について、あることないこと書いてあったのです。
 それでも苦笑いを浮かべる忠相に、業を煮やした吉宗は、
 「これを書いた者をつきとめ、捕まえよ!」
 と言います。
 「それはなりませぬ」
 忠相が諫めました。
 そもそも、庶民の本当の声を聴いて政治に活かすのが目安箱の作られた目的なのだ。批判があったからといって将軍が腹をたて、捕縛せよ、といい、言論を封じたのでは、何のためのものだったのか分からなくなる。
 むしろ、批判するものを炙り出すためのものだったのではないかと、疑われてしまう。そうなったら「庶民の味方の善政」ではなく「恐怖政治」になってしまうのだ。
 しかし、忠相がいくら諫めても吉宗の怒りは収まらず、それどころか、忠相に謹慎を命じてしまう始末なのだ。
 言われた通り、謹慎する忠相。
 といっても、ただ大人しく黙っているわけではなかった。
 ひそかに、部下に命じて目安箱に誰が投書したか調べさせる。大岡越前謹慎後でも将軍批判の投書があれば、部下が調べた投書者の中の誰かが、ということになる。
 そうして調べていくうちに、将軍と大岡越前を陥れる陰謀があることが分かります。
 その陰謀の正体は?
 タイトルをみて分かってしまうのですが、この回で気に入ったシーンは、陰謀をめぐらせた者の正体が見えてくる少し前のこと、奉行所の配下の者と怪しい者とが戦っている時に忠相の父(片岡千恵蔵さん演じる)がこっそり見守っていて、いざというときに息子の部下たちを助けた場面です。
 忠相の父は相当な頑固爺として(ドラマ内では)描かれていますが、頑固者も我が子がかわいくて、息子の窮地にはしっかり見守るのです。父の愛を感じるシーンでした。

 そしてもう一つの注目点が吉宗の激怒。
 結局は吉宗・忠相ともに批判投書に陰謀が隠されていることを見抜いたようですが、これがもし庶民によるものだったら単なる独裁者の言論封殺になってしまいます。そうならなくてよかったですね。
 平清盛は「かむろ」という者たちを使って批判に声を抑え、平氏独裁政治を敷いた。豊臣秀吉も批判者を探し出して殺すなどした。それに対して吉宗は目安箱で庶民の声を知ろうとした。ドラマでは陰謀が明らかになりましたが、吉宗の怒りのシーン」だけ見たら、演説中のヤジにムキになる今時の政治家にも通じるようでした。


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2018年02月09日

渡辺謙主演「御家人斬九郎」第5シリーズ第7話「母の夢」







 2月6日の午前11時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、渡辺謙主演「御家人斬九郎」第5シリーズの第7話「母の夢」が放送されました。
 渡辺謙さん演じる主人公・松平斬九郎(「斬九郎」は通称で本当は「残九郎」と書くのですが)は大給松平という名門の末子で、兄たちが他家へ養子に入ったり、いろいろな事情により、跡継ぎとなりましたが、無役で貧乏暮らしを強いられながら、食道楽の母親の浪費にも悩まされている境遇です。
 大給松平は、「十八松平」といって徳川家康と先祖を同じくする松平家の名門十八家のうちの一つです。そのため、松平の家名を捨てることなどできるはずもないのですが、この回では、なぜか斬九郎に鍋島藩の重役の娘との縁談がもちあがり、斬九郎の母・麻佐女(岸田今日子さん演じる)は乗り気で、ぜひとも縁談を成功させろといいます。
 縁談は残九郎が婿養子に入るというものなので、松平家を捨てるということです。それでも羽振りのよい名家の婿になれば実入りが良くなるためか、麻佐女は期待して喜んでいるのです。
 一方、斬九郎はもともとその気がないうえに、相手の娘の礼儀知らずな様子をみてしまったので、縁談にのる気など全然なく、わざと相手をしかりつけ、相手を怒らせます。
 ところが、相手が怒って破談になるはずが、相手は自分に遠慮せずハッキリものを言ったと斬九郎に惚れてしまいます。
 ちょうどそのころ、麻佐女の幼馴染という女性(藤村志保さん演じる)が斬九郎の家を訪ねてきます。昔語りに花を咲かせる麻佐女でしたが、その幼馴染は、鍋島家の重役の娘との縁談を断ってほしいと切り出します。どうやら、自分の息子を相手の婿にするために、斬九郎を婿候補の座から降りてもらいたかった、ということのようです。
 麻佐女は幼馴染の頼みを断ります。
 幼馴染は態度を硬化。麻佐女さまは幼い時から目端の利く賢い娘よと周囲の人からもてはやされたが、それは裏をかえせば云々と、麻佐女のしたたかさ、狡さ、意地悪さ(幼馴染から見た)を指摘し、自分が幼いころから抱いてきた劣等感をあらわにします。
 むかしのことを今更こまごまと、と、相手の言葉に驚きあきれる麻佐女。
 女の意地の張り合いみたいな状況になります。
 そんな二人とは関係なく、その幼馴染の一人息子(光石研さん演じる)と斬九郎とは意気投合してしまいます。
 両者とも、父親をはやくに亡くし、女手一つで育てられたようなもの。気の強い母に頭が上がらぬものの、自分を育ててくれた母の苦労も知っている。そう語る相手(麻佐女の幼馴染の一人息子)に共感した斬九郎が、相手に接近したのでした。
 この男二人は鍋島藩内の争いに巻き込まれるのです。

 興味深くみたシーンは、幼馴染にコンプレックスを抱いた女性が相手の女性を恨み含みながら厳しく見てずっと忘れずにいた、ということが分かるシーンです。そして、恨まれた側の人間がなかなかその気持ちに気付かないでいて、相手が語ったときに目を見張り驚くシーン。
 女は同性の動静に注目し、厳しく見る。恨む気持ちは忘れない。一方、恨まれた方はなかなか気づかない。それは現代でも、いろいろな所で見られることです。
 また、男たちのシーンで、母子家庭に育った男が母の苦労をよく理解していて、しみじみ語るシーンがあって気に入りました。やはり、男のやさしさは親の苦労を知ることを基本としなくてはならないでしょう。親の苦労と恩を知らずにわがまま放題に育っては、一人前の男にはなれないと言えるでしょう。
 名作と言われ多くの人を惹きつける時代劇は、いろいいろな人間のこまやかな感情を表現しているものです。



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2018年02月08日

松嶋菜々子・唐沢寿明主演NHK大河ドラマ「利家とまつ」第21回「利勝の初陣」







 2月7日の午前6時から、CS放送のチャンネル銀河で、NHK大河ドラマ「利家とまつ」の第21回「利勝の初陣」が放送されました。
 いうまでもないことながら「利家とまつ」は、平成14年に放送され、松嶋菜々子さんと唐沢寿明さんのダブル主演で話題になった(反町隆史さんは織田信長役)作品です。
 
 利家とまつの長男である利勝(のちに加賀前田藩主となる前田利長)は、晴れて初陣の日を迎えることとなる。
 ちょうどそのころ、摂津の荒木村重が織田信長に対して謀反を起こした。信長は家臣の前で怒りをあらわにする。
 利家(唐沢寿明さん演じる)に伴われ安土城に駆けつけた利勝は、怒る信長の激しいけんまくと、初陣の緊張とで震えてしまう。信長は利家の初陣の時のことを引き合いに出し、「震えているだけまし」と優しく言葉をかけるが、「おそれながら荒木の謀反は」と意見を述べ出した羽柴秀吉(香川照之さん演じる)に怒り秀吉を利家たちの面前で打ち据える。
 荒木村重との戦は長引くが、その間、利勝は高山右近の誘いでキリシタンの信仰をもつようになってしまい、「殺生はいやだ」と戦嫌いになってしまう。
 利家はなげき、利家の家臣の村井又兵衛(的場浩司さん演じる)や利家の義理の甥にあたる前田慶次郎(及川光博さん演じる)、それに信長の小姓・森蘭丸(ウエンツ瑛士さん演じる)は利勝の根性を叩き直そうとするが、利勝の気持ちは変わらない。
 利家は「武士が殺生するのは武士のつとめだからであって、百姓がコメをつくるのと変わらぬ」というが、「なぜコメをつくるのと同じなんですか!」と反発される。
 信長が「利勝を手元にひきとり、じっくり育てて武士らしく育ててやるから」という意味の内容が書かれた手紙を利家・まつ夫婦に送り、まつはそれをありがたいと思うが、利家は「こんなことで喜ぶ利家だと思うか!」と手紙を破り捨てる。
 その理由をまつに言うと、まつも納得し、「はる(天海祐希さん演じる)さまの顔がまともに見られなくなるところでした」という意味のことを言う。「はる」とは佐々成政(山口祐一郎さん演じる)の妻で、まつの親友だった。
 成政・はる夫婦は、嫡男を初陣で死なせてしまっていた。
 親友の子が初陣で命を落とし、親友が深い悲しみに暮れているのに、自分たちの子が初陣で戦いもせず信長に優遇されては、成政・はる夫婦に申し訳が立たないし、長男が武士としての生き方を否定したままにして信長に頼り切るのでは、利家の武士としての誇りが許さないのだ。
 そうして、利家は息子とまた直接むかいあい、厳しく接し「おれは鬼だ、鬼だと思え」といって投げ飛ばし「向かってこい!」と信長や重臣たちの前で言い、利勝も父への反発心を戦国武士らしい勇ましい気持ちに変えるのだった。
 と、こういうストーリーです。

 前田利家の長男が初陣で殺生できぬと言ったかどうかは分かりませんが、前田家と「キリシタン大名」高山右近との間に交流があったことは史実ですし、利家とまつの娘の豪姫もキリシタンにこころをよせていたのですから、このような「利勝が初陣でいくさ嫌いになった」というエピソードも一概に「そんなことはない」と否定することもできないでしょう。
 このお話で考えさせられたのは、戦国武士としての信念を息子にみせつける父・利家の姿と、親友を思うまつの姿です。
 武士の、しかも武将の家に生まれて、戦が嫌、では乱世を生きられぬ。男は強くあらねばならぬ、というのが戦国時代、と言うより「武家社会」での生き方であって、武士の父親は子を甘やかせてはいけないのです。むしろ、自分の生き方が地獄に堕ちるような殺生かさねるものであっても信念をもたなくてはならない。父が信念を持っているからこそ、息子もついてくる。
 一方、息子を失った親友を思い、自分も息子を甘やかしてはいけないのだと思いなおす「まつ」。
 戦国時代の夫婦のきずなと思いやりなのでした。

 また、大河ドラマが戦国時代等過去の時代を描きながら「ホームドラマ」の要素を強くしたのは「利家とまつ」以降だと思われますが、この父と息子のやり取りや、母として妻としての「まつ」の姿は現代にも通じるものがあると思います。
 現代社会もまた荒波があるのです。厳しさ無くして、ただ甘やかすだけでは子どもが社会の荒波を乗り切れない弱い人間になってしまいます。ときには厳しさも必要なのだと思います。また、まつのように親友を思い他者を気遣う気持ちも大切なのです。






 

2018年02月07日

中村勘九郎主演映画「真田十勇士」(堤幸彦監督作品)







 2月4日の午後7時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、中村勘九郎主演の映画「真田十勇士」が放送されました。
 監督は堤幸彦さんです。劇場公開は2016年9月22日でした。
 「真田十勇士」の物語そのものは、昔からあって(立川文庫)、ご高齢の方のほうがむしろ詳しく知っているかもしれませんね。
 「十勇士」のほとんどは創作上の人物で、実在した人物は三好青海(三好政康という実在の武将をモデルにしてだいぶ創作的要素がありますが一応モデルはいます)と真田大助(真田幸村の息子)くらいなものでしょう(大助を十勇士にかぞえない場合もありますが)。
 だからこそ、自由に創作できる面白さがあるといえます。
 ただ、この中村勘九郎主演・堤幸彦監督作品が従来の「真田もの」と大きく違うのは、真田幸村(加藤雅也さん演じる)が実は勇将でも知将でもなく、たんなる気弱な凡将に描かれていることです。
 その幸村を英雄にして徳川と対抗するために猿飛佐助(中村勘九郎さん演じる)が立ち上がるのです。
 徳川家康には松平健さんが演じ(なにしろ八代将軍吉宗の先祖だからこのキャスティング?)、霧隠才三には松坂桃李さんが演じています。

 歴史上の人物ではなくほとんどが創作上の人物である「真田十勇士」の物語だけに、歴史に忠実である必要はなく、奇想天外な歴史スぺクタル作品となっています。
 出演は、他に、大島優子さん、高橋光臣さん、永山絢斗さん、駿河太郎さん、大竹しのぶさんなど。




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