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2018年02月15日

渡辺謙主演「仕掛人・藤枝梅安」第2話「梅安仕掛針」

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 2月14日の午後8時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、渡辺謙主演「仕掛人・藤枝梅安」の第2話が放送されました。
 優しさなど一かけらも無い、人を人とも思わぬ傍若無人、乱暴極まる武士が登場します。
 その武士を「かたき」と狙う年配の女性が登場し「いざ、尋常に勝負!」と女性は斬りかかりますが、武士はせせら笑い、一刀のもとに斬り捨てます。
 斬られた女性は瀕死の重体で、梅安(渡辺謙さん演じる)の想い人「おもん」がつとめている船宿に運ばれます。
 女性は但馬の大名家に仕える名家の当主の母で、息子の妻があの武士に殺されたために「嫁のかたき」として仇討するために江戸に出てきたのでした。
 「嫁のかたき」は身分高いことをかさにきて、城下でも乱暴狼藉を重ねていた。或る時、城下で馬をとばしていたかの武士の前に幼い女の子がふらっと出てしまった。それを嫁が助けたが、武士は「無礼者!」激高した。
 嫁は相手を恐れず、相手に説教するのですが、これは相手の心の火に油を注ぐことになり、一刀のもとに斬り捨てられたのです。
 「嫁のかたきを討て!」と息子をたきつける母。しかし、息子は弱気で「それでは名家と知られた我が家をつぶすことになる」と言って敵討ちをしません。
 かたきは評判が悪くて地元にいられなくなり江戸へ行きました。それで母は「嫁のかたき」を追って江戸へ行ったわけですが、そこは剣の修行などしたことない女の身。
 相手の武士もまた相当な使い手です。
 梅安が相手を探るために近づきますが、危うく斬られそうになります。
 さて、梅安は危険な相手にどう立ち向かうのか?
 
 嫁を殺された義母の心情。その女性の心情を思う梅安と彦次郎(橋爪功さん演じる)。
 殺し屋の殺伐とした世界を描くのではなく、ささやかな幸せを感じながら真っすぐに生きてきた人々の命が無残に散らされ、その無念を晴らそうという梅安たちの思い。「殺し」はしても、何のために悪人を殺すのか、梅安なりの理由と「情」があるのです。
 そこがドラマとしての味を出しています。







 
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