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2018年02月10日

加藤剛主演「大岡越前」第5部第9話「大奥の陰謀」







 2月9日の午前12時(午後0時)から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、加藤剛主演「大岡越前」の第5部の9話「大奥の陰謀」が放送されました。
 大岡越前守忠相(加藤剛さん演じる)が仕える将軍吉宗(山口崇さん演じる)は「目安箱」を設置して、庶民の声に耳を傾けようとしました。これは歴史の授業でも習うことで、吉宗の治世の業績として知っている人は多いと思います。
 その目安箱を開けて一つ一つ読んだ吉宗は、激怒して側近の者を呼んだ。さらに、「忠相をよべ!」と言って忠相を呼びつけます。
 将軍の御前に参上した忠相は、目安箱に投げ込まれたもののうちの一つを読まされます。そこには将軍の政策についての批判が書き連ねてあったのです。しかも理路整然とではなく、いかにも茶化したような書き方で。
 「ははあ」
 と苦笑いを浮かべる忠相。
 吉宗は激怒したままで、
 「これでも笑っていられるか」
 とばかりに、もうひとつ読ませます。
 「奉行の大岡越前は不正を」
 云々と、忠相について、あることないこと書いてあったのです。
 それでも苦笑いを浮かべる忠相に、業を煮やした吉宗は、
 「これを書いた者をつきとめ、捕まえよ!」
 と言います。
 「それはなりませぬ」
 忠相が諫めました。
 そもそも、庶民の本当の声を聴いて政治に活かすのが目安箱の作られた目的なのだ。批判があったからといって将軍が腹をたて、捕縛せよ、といい、言論を封じたのでは、何のためのものだったのか分からなくなる。
 むしろ、批判するものを炙り出すためのものだったのではないかと、疑われてしまう。そうなったら「庶民の味方の善政」ではなく「恐怖政治」になってしまうのだ。
 しかし、忠相がいくら諫めても吉宗の怒りは収まらず、それどころか、忠相に謹慎を命じてしまう始末なのだ。
 言われた通り、謹慎する忠相。
 といっても、ただ大人しく黙っているわけではなかった。
 ひそかに、部下に命じて目安箱に誰が投書したか調べさせる。大岡越前謹慎後でも将軍批判の投書があれば、部下が調べた投書者の中の誰かが、ということになる。
 そうして調べていくうちに、将軍と大岡越前を陥れる陰謀があることが分かります。
 その陰謀の正体は?
 タイトルをみて分かってしまうのですが、この回で気に入ったシーンは、陰謀をめぐらせた者の正体が見えてくる少し前のこと、奉行所の配下の者と怪しい者とが戦っている時に忠相の父(片岡千恵蔵さん演じる)がこっそり見守っていて、いざというときに息子の部下たちを助けた場面です。
 忠相の父は相当な頑固爺として(ドラマ内では)描かれていますが、頑固者も我が子がかわいくて、息子の窮地にはしっかり見守るのです。父の愛を感じるシーンでした。

 そしてもう一つの注目点が吉宗の激怒。
 結局は吉宗・忠相ともに批判投書に陰謀が隠されていることを見抜いたようですが、これがもし庶民によるものだったら単なる独裁者の言論封殺になってしまいます。そうならなくてよかったですね。
 平清盛は「かむろ」という者たちを使って批判に声を抑え、平氏独裁政治を敷いた。豊臣秀吉も批判者を探し出して殺すなどした。それに対して吉宗は目安箱で庶民の声を知ろうとした。ドラマでは陰謀が明らかになりましたが、吉宗の怒りのシーン」だけ見たら、演説中のヤジにムキになる今時の政治家にも通じるようでした。


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