2015年06月17日
「発酵ぬかどこ」のぬか漬け生活・その後
ぬか床から大根を取り出しながら思いました。
私の今の生活は「菌」と共生しているなあ、と。
パン作りでは酵母が、ぬか床は乳酸菌が頑張って原料を旨味に変えてくれています。加熱されたパンの酵母は死滅してしまうけれど、ぬか漬けは酵母と乳酸菌がお腹に入っていきます。
細菌はとても身近な存在なのに、人間に利害をもたらさない細菌を悪者扱いするのはなんだかとても身勝手に思えます。「殺菌」「除菌」という言葉が身の回りに溢れているけれど、なんでもかんでも消し去るのではなく、もっと上手な付き合い方を探ろうとする姿勢が大切なんじゃなかろうか。
潔癖過ぎると少しの毒でも致命的になる。
これは全ての事柄に当て嵌まると思います。
さて、本題に戻りましょう。
今年の3月から始めたぬか床生活も3ヶ月経過。ぬか床は元気に活躍してくれています。「発酵ぬかどこ」のパッケージに書かれている説明通り、毎日かき混ぜていません。一週間に2〜3回というところでしょうか。
混ぜなくていいのは便利でいいのですが、ぬか床がすぐに水っぽくなってしまいます。そういうときは煮沸消毒したふきんにぬかを包んで水分を絞り出しました。この方法が正解かどうかはわかりませんが、今のところは何の問題も生じていません笑。つい最近、「こういうときは昆布を入れて水分を吸わせるとよい」という方法を知りましたので、今後試してみようと思っています。
足しぬかは2回だけ。専用の足しぬかを使わないとカビが生えやすくなると書いてあったので、初回は専用の足しぬかを購入して追加しました。でもこの足しぬかはどこのスーパーでも気軽に買える代物ではないのです。本体はあるのに足しぬかが置いてなかったりするし。なんかあちこち探しに行くのが面倒になって、この前は買い置きしていた別のメーカーの「味付け炒りぬか」を足しました。ぬか床を始めようと思い立ったときに購入し、発酵するまで時間がかかると知って挫折してそのまま使わずに置いていたモノです。足し込んで一週間ほど室温に置いていたら、発酵して袋が膨らんでいました。乳酸菌ちゃん、元気に育ってます。
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