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2016年10月03日

【YONEX】Vコア SV100

先日に引き続き、ラケットインプレッション。

ヨネックス
Vコア SV100

ヨネックス
Vコア SV100
(クリックするとインスタグラムの動画に飛びます)

です。

先日のVコア SV98の少々扱いやすいモデルです。

カラーリングは黒と赤で全く同じ。
image.jpeg

見比べれば、あ、ここが微妙に違うというのがあるのかもしれませんが、最近のラケットの傾向で遠目には全く区別がつかない感じです。
image.jpeg


スペックは

フェイス 100平方インチ
重さ 300g
バランス 320mm
厚さ 25mm-25mm-22mm
パターン 16×19

と、いわゆるほぼ黄金スペック

厚さが1mmだけ薄めなのでピュアドライブあたりからすると少し反発が薄れるかなと。
image.jpeg

実際に打ってみると、確かに扱いやすい。

ストロークはそれなりに振り抜けて、ボレーはしっかりと食いついて飛ばしてくれます。

ハードヒッターからしたらストロークが少々飛び過ぎの印象があるかもしれませんね。

98インチに比べてオールマイティーさが感じられますが、反面ストロークはそれなりにハードヒットもしたいです、という方は98インチのほうが安心して叩けるかもしれません。

また、当然と言えば当然ですが、98に比べると振り抜きはもたつく感は否めません。

ヘッドをしっかりと走らせたい、振り抜きで飛ばしたいという方は、やはり98インチをオススメします。


何より、こちらのラケットも98インチ同様、金属的な振動が無いのが良いところ。

打った後にビーンと残る振動が非常に気になる私としてはこのモデルは非常に好感触です。

振動止めを付ければ大丈夫、という人もあるので個人差はあるのでしょう。

98インチでは最後の押しのようなものが物足りないと書きましたが、こちらはその押しが無い分、反発が出ているので、その辺はクリアです。

こう書いていくと何が良いのかわからなくなってしまいますが、無難に幅広い層にハマるモデルと思われます。

女性の中級、中上級者にはかなり高評価でした。

男性陣には飛びすぎるという声の方が多いかな…。

飛び過ぎない程度でラケットにパワーを求める人は丁度良いでしょう。

さて、楽天市場では
21,800円



アマゾンでは
28,512円


でした。

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2016年10月02日

【YONEX】Vコア SV98

久々のラケットインプレッション。

本日は

ヨネックス
Vコア SV 98

ヨネックス
Vコア SV 98
です。
(クリックするとインスタグラムの動画に飛びます)

個人的にここ最近の中ではフィーリングの合うラケット発見です。

このラケットは西岡やケルバーが使用していたオレンジのVコアSiシリーズの後継で、ハード過ぎずソフト過ぎずというラケットです。

カラーも一新して黒と赤のカラーリング。
image.jpeg

image.jpeg

また、先代はフェイスの真ん中あたりの膨らみがあった形状に対してこのSVは少し先端側に膨らみのある形になっており、型?自体も変更されています。

スペックは

フェイス 98平方インチ
重さ305g
バランス 315mm
厚さ
パターン 16×20
image.jpeg

です。

なぜ私が個人的に気になっているかというと、最近のラケットに多い金属的な振動がほぼ無いという点。

どうしても金属的な振動があると打球感に違和感を感じ、拒否反応が出てしまいます。

この辺は個人のフィーリングでしょうが・・・。

スペックを見てもわかるように、振り抜きも良く、オールラウンドに使いこなせそうなラケットです。

私は長らくウィルソンを使用してきたので、唯一注文をつけるとすると、インパクト後の「ラケットで押してくれる感」がもうちょっと欲しいかなと。

これは重さのせいなのか、ヨネックスのフレームの形状のせいなのか。

ヨネックスユーザーには何の違和感もなく使えるようです。

ワウリンカの使用しているDuel Gシリーズに比べたらソフトなフィーリングでキリオスや大坂なおみの使用しているEゾーンよりやや飛びが抑えられている、ある意味中途半端なラケットですが、その辺を求める方も多いはず。

フレームに書いてある「スピン」という表記はハッキリ言って気にしなくていいと思います。

ウィルソンなどのストリングパターンを変えている、といったものではありませんので。

また、このモデルから95平方インチも発売されていて、そちらもかなり気になります。

Siシリーズでは98と100しかなかったので完成度がいかほどか。

さて、made in JAPANのため海外並行輸入品はありませんのでネット上でもあまり安いものはありませんね。

*追記;海外並行輸入品ありました。

楽天市場で
22,8000円



アマゾンでは
28,512円


です。

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2016年09月28日

サーブは右足派?左足派?

サーブの際の重心の話です。

右足、左足と書きましたがラケットを振り出す際に重心が前になってから振り出すか後ろに残った状態から振り出すか、です。

右足を寄せて打ったり、そのまま打ったりと色々あるので一概には言えないかもしれません。

私は右足を寄せずに右足に重心を置いた状態から振り出します。

むしろ、左足には重心は乗せないくらいのイメージです。

サーブの左足

この動画を見ても、トスアップした時に重心が左足に乗らないため、たまに左足が動いたりしてます。

ただ、最近成長著しい大坂なおみを見ているとトスアップで左足に乗ってるように見えます。
image.jpeg

ご存知の通り、女子の中ではトップクラスのサーブの持ち主ですから、今現在、最高の形と言えるのでしょう。

打とうとするサーブの球種にも関係してくるでしょう。

当然、打とうとするサーブの球種によってトスの位置も変わってくるでしょう。

私個人の感覚でいえば、以前から書いているようにナチュラルスピンのセカンドサーブをベースに考えて打っています。

ファーストサーブであっても、そのパワーアップ版と考えるのでフォームは変えません。

トスの位置を少し変えたり、ラケットの使い方を少し変えるだけです。

なので右足に乗せた状態から振り上げる感じがハマります

image.png

逆に左足に乗せてから打とうとなると伸びきる感じから打ち下ろすイメージになりスピンが打てません。


結局のところ、人それぞれ、打ちたい球種によるのでどちらが正解はないのですが、ご自分のサーブの際の重心の位置を確認してみましょう。

ちょっと変えるだけで違ったサーブが打てるかもしれませんよ。


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2016年09月25日

サーブは腰の反りより膝の曲げ。

先日のヘッド残す形をあるコーチと話して、私も研究中なんですよ、と話すと小一時間ほどサーブの話をしてしまいました。

話のとっかかりはフェデラーのトロフィーポジションでのバランスの良さ。

image.jpeg

これです。

じゃあ、マネしてみようって話になりまして、色々とやってみた結果、まずは

左手をしっかりあげよう!

となりました。

左手をこのように上げるには、前回も書いたようにベースラインに並行にトスアップすること。

そして、体の「反り」です。

しかし、体を反るというと腰に負担がかかるイメージが強くなります。

そのコーチも腰が辛いんじゃないか?となりましたが、腰ではなく膝で角度をつけましょう

フェデラーの写真も無理してる感がないですよね。

それもそのはず、腰はあまり反ってないです。

直線を引いてみました。

image.png

足の直線と状態の直線、少しは反るものの負担のかかるほどの角度ではありません

一方、両足に直線を引いた画像はコチラ

image.png

こちらの角度の方がよほどきついです。

私はこのコーチと話をする前からチョイチョイマネして打っていたのですが、膝、特に右膝が痛くなってきました。

いいのか悪いのか・・・。

どちらにせよ、体の反りを意識して腰に負担を掛けるようなフォームは体に良くないだけでなく、パワーはロスする可能性の方が大きいので間違えないようにしてください!

膝を軽く曲げる程度でも十分体をすることは可能ですから、ちょっと意識してみましょう!


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2016年09月23日

サーブのヘッドの残し方

相変わらず、私自身、サーブの研究をしているわけですが、ちょっとマニアックな部分を発見です。

テイクバックして、いわゆるトロフィーポジションと言われる時のヘッドの位置に注目です。

ラケットヘッドがどこに残っているのか...。

こちらはフェデラーのトロフィーポジション
image.jpeg

そしてマレー
image.jpeg

こちらはジョコビッチ
image.jpeg

ふむふむ、頭の上あたりでしょうか。

フェデラーに関しては、やはり美しい。

地面から真っ直ぐ線を引いてもなんかバランスよく見えます。
image.jpeg

足、肘、腕、ラケット、ラケットヘッド、頭、トスアップした手の指先・・・全てが一直線上。

この辺のバランスの良さが故障の少ない要因なんでしょう。

そんな中、錦織。
image.jpeg

むむっ?

どうなんだ、これ?

ヘッドが開いている状態です。

他の3人と比べてしまうとヘッドの位置が違います。

まぁ、かなり前の画像ですから、ここから進化はしているでしょう。

とは言っても世界5位ですし、200km超えのサーブも打ちますから、彼には合っているんでしょうかね。

さて、そのヘッドを頭の上あたりに残す感じ。

私もちょっと意識してみてますが、ヘッドを残すようにするために右肘を後ろに引く意識を強めにするとそうなりやすいと思います。

当然、スナップ(と言っても手首のスナップではなく)が効きますからパワーアップにはつながります。

しかし、サーブで一番難しい、タイミングがズレてしまう。

このことだけでなく、誤魔化しのきかないのがサーブ。

トスでも何でも何か少し変えるだけでもタイミングが変わり、うまくいきません。

しかし!

そこは練習するしかありません。

逆にサーブが上達しづらいのはここにあります。

練習でもサーブを打つ場面はゲーム要素のある練習。

新しくやってみようとすることは必ずチャレンジが必要です。

失敗しても、入らなくてもいいから打つべきなんですが、この場面が中々ありません。

相手にもペアにも申し訳ないですよね。

サーブを上達させるにはゴルフのように打ちっ放しで練習することから始めなくてはいけません。

と、話が脱線してしまいましたが、皆さんもトロフィーポジションの際ラケットヘッドがどこにあるか確認してみてください。


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2016年09月21日

サーブでの左手

サーブの際の左手に注目です。

打ち終わりでマレーや錦織、ティエムといった選手は左手を横に広げています。
image.jpeg

何となく、左手の開きがベースラインに並行に開いている感じ。

この左手をベースラインに並行に開くことにより、実際にラケットを持っている右手の動きが後ろから前ではなく、左から右に振り抜きやすくなっています。

左手の打ち終わりが後ろの方に回ってしまうと右手が前に出てしまい、少し古めな後ろから前へのスウィングになりやすくなります。

さらに、トスの上げ方にも注目。

トスは当然、左手で上げます。

そのトスを上げる際の左手の動きもベースラインと並行です。

フェデラーのトスアップを見てみましょう。

image.png

image.png

image.png

image.png

ベースラインから打球方向、つまり、前に一度も出ていません。

このように見ていくと、左手が最初から最後までベースラインに沿って動いている感じがします。

それにもとなって、右手・ラケットもベースラインに並行にスウィングされます。

ちょっと画像が多いですがフェデラーの打ち始めから打ち終わりまでです。

image.png

image.png

image.png

image.png

image.png

image.png

360度とまでは言いませんが、アナログ時計の3時からスタートして左回りにグルッと1周している感じです。

右手ばかりでなく、左手にも注目してサーブを練習してみましょう!

ポイントは

左手をベースラインに並行に左手を使ってみる

です。


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2016年09月19日

クロアチアとアルゼンチンが決勝へ。

国別対抗戦、デビスカップ準決勝

対戦カードは

アルゼンチン v.s. イギリス

クロアチア v.s. フランス


でした。

結果は2カードとも3ー2でアルゼンチンとクロアチアが決勝に進みました。

アルゼンチンv.s.イギリスは最後のシングルスの試合までもつれ、デルポトロを使わずメイヤーで勝負。

デルポトロはかなり疲労がたまっているようですね。
image.jpeg


イギリスは予定通りエドモンドで勝負しました。

メイヤーといえば2年前の全米で錦織が当たった相手で現在はランキングを落としているものの実力者です。
image.jpeg

ランキングも20位あたりまで上げていた選手ですので。

1stを落とすもののその後は3ー1で逆転勝利。

アルゼンチンを決勝に導きました。

一方、勢いがあるのはクロアチア。

エースのチリッチを筆頭に若手の注目株のコリッチとの2枚看板で臨みます。
image.jpeg


コリッチはこの若さでデビスカップの決勝を経験できるのは非常に貴重な財産でしょう。

両国、シングルスの厚さは同じくらいでしょう。

そうなるとダブルス勝負になりますかね。

今年はチリッチ率いるクロアチアの年かと思いましたが、デルポトロの復活でわからなくなりました。

個人的には、あの身長で小技や無難なテニスも展開できるデルポトロを応援したいですが、無理してほしくないなぁ、とも思います。

デルポトロは来年、再ブレイクしてトップ10に返り咲いてほしいので。

もしかしたら、ジョコビッチ・マレー時代を切り裂くのはデルポトロかもしれません。

錦織、デルポトロ、チリッチ、ラオニッチの世代で来年盛り上げてもらいましょう!


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2016年09月18日

デルポトロが今度はマレーを撃破!

全米が終わると次はデビスカップです。

準決勝に進出している国は

アルゼンチン v.s. イギリス
フランス v.s. クロアチア

です。

注目のアルゼンチンのデルポトロv.s.マレー

はフルセットの激戦をデルポトロが制しました
image.jpeg

リオでジョコビッチを破り、デ杯でマレーを破りました。

これでアルゼンチンは(ダブルスでは負けましたが)2−1で決勝進出に王手です。

次のペジャとマレー戦ではマレーが確実に勝ってきそうですから、最終戦でデルポトロがエドモンドに勝てるかどうかです。

日本はというと、プレーオフでウクライナと対戦し

3−0

ですでに勝利を収めました。

シングルスで錦織を温存するという作戦にでた日本チームは

ダニエルがスタコフスキーに

−6(4)
−6(2)
−1


のストレートで勝利。
image.jpeg

そして、西岡がマルチェンコに

−4
5−7
−4
−5

image.jpeg


で勝利。


ダブルスで錦織を起用し、錦織/杉田組がスミルノフ/スタコフスキー組に

−3
−0
−3


のストレートで勝利しました。
image.jpeg

しかし、いつの間にか杉田がC-C-B化しています。
杉田祐一のロマンティックが止まりません(笑)

これで残りの試合の結果を待たずしてワールドグループ残留が決定しました。

よかった、よかった。

次は楽天となりますが、錦織は今年中になんとかマスターズを制覇しなくてはいけません。

グランドスラムの前にマスターズ制覇!

まずはこれでしょう。

マレーやジョコビッチにたまに無理して勝っているうちはグランドスラムもベスト4や準優勝あたりで体力負けしてしまいます。

今年は残るは中国の上海マスターズとフランスのパリマスターズ。

このどちらかを獲得してツアーファイナルにつなげたいです。


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2016年09月16日

「言葉」の難しさ。

レッスンでは、身振り手振り、デモンストレーションなど視覚的なものを通して教えたり、手を取って教えたりと色々な形でアドバイスしていきます。

その中でも最も多いのは「言葉」アドバイスでしょう。

しかし、この言葉というのが非常に不十分なものでいくらボキャブラリーがあってもフィーリングに完全にマッチするのは難しいものです。

よく

「足が止まってます」
「足が動いていないです」


という表現をしますが、足が動いていないです原因は様々で

疲れている
痛みがある
モチベーションが下がっている


などがあります。

この辺はまだ原因追求した時に言葉や理論的に解消することが可能です。

しかし、足が動いていない原因の一つに

ボールの落下点がわかっていない

というパターンがあります。

例えば、想像して下さい。

ボレーで足元にグリグリのスピンで落とされたとします。

もちろん、疲れもないし痛みがあるわけでもなく、モチベーションが低くもなくやる気十分!という状態です。

ボールをワンバウンドさせるのかノーバウンドでローボレーなのか微妙に迷う…。
image.jpeg


そんな時です。

更に風も吹いちゃってたりして…。

何となく、足が出ずに上体だけ、ラケットだけで取りにいっちゃったりしますよね?

こんなパターンです。

結果としては「足が止まってしまったからミスにつながったんですよ」となりますが、私的にはそういった場合は足が動いていないと言いづらい面があります。

というのも、そのアドバイスを受けた人が、じゃあ、気合で動かそう!

となってしまった場合、さらにややこしくなってしまいます。

距離を合わせずただ細かく足を動かしてしまうと、原因がハッキリしなくなってきてしまいます。

残念ながら無駄なガッツになってしまうんですよねぇ…。

そうなってほしくありません。

そうですねぇ、悪い例として

ゆっくり投げられたボールを手でキャッチする時に1,2歩適当に動いてキャッチすればいいところを細かく5,6歩動かしてバタバタとボールをキャッチしに行っていたら、むしろ

「意味なく動かしすぎ!」

となりますよね。

このボールの落下点に対する予測を表現できるワードが中々難しい…。

色々と手を変え品を変え表現していますが、イマイチはまるワードがありません。

この距離感は一つの例ですが、テニスは理論と感覚の融合のスポーツです。

その感覚を教えよう、ということ自体が難しいものかもしれませんが、諦めずに頑張ります。

皆さん側は、こうしたらこんな風になるのか、と遊び心をもって練習に臨むと感覚的な部分は伸びるかもしれませんので気にしてみてください。


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2016年09月12日

【全米オープンテニス】ワウリンカが優勝!

全米オープンテニス決勝

ジョコビッチ v.s. ワウリンカ

7−6(1)
4−
5−
3−


のスコアでワウリンカの優勝です。

ワウリンカの優勝、ジョコビッチの状態を考えると、錦織惜しすぎるというのが正直な感想です。

ワウリンカのテニスも素晴らしいものがありましたが、さすがのジョコビッチもあれだけフィジカルが下がると厳しいでしょう。

お気付きの方も多いと思いますが、ワウリンカも生涯グランドスラムのリーチがかかりました。

全豪
全仏
全米


の3つのグランドスラマーです。

唯一獲っていない全英の最高成績はベスト8なんですが、多くの選手の鬼門となっている全仏を獲っているのは大きいです。

全英は無理なんじゃないの?と思われますが、そこが現代テニスの凄いところ。

現代テニスのトップ選手は全てのサーフェスに対応してきます。

当然、ワウリンカも今後のテニス人生を全て捧げても芝に対応してくるでしょう。

これでワウリンカのモチベーションも上がると共に錦織の目の上のタンコブが増えてしまいました。

バックハンドの良いワウリンカはちょっと嫌な存在ですね。

さて、ワウリンカのバックハンドですが、一般的に教えるような左手の残し方ではありません。

一般的、というかもう古いのかもしれません。

こちらはワウリンカのバックハンド
image.jpeg

左手が開いて親指が上になっています。

ちょっと変わった形のガスケのバックハンド
image.jpeg

左手は下向きで親指は下です。

そして、美しいフェデラー
image.jpeg

同様に左手は下向き親指は下です。

親指を下に持っていくことで右肩の開きを制限できて前にしっかりとフォロースルーを取りやすくできるというメリットがあるため、コーチングでもこの辺は使います。

しかし、ワウリンカは親指が上ですね。

これでやると両腕を開くというエネルギーを使うことができ「パワー」を出すことができます

現代のラケットは反発か良くなっているため、そのメリットを生かせるのでしょう。

まさに、最新の片手バックハンドと言えます。

また、ストレートに打ちこんだ時に若干シュート回転が掛かり、外側に逃げていくようになり、更にエースを取りやすくなります。

ワウリンカのダウンザラインは相当な武器になっていますよね。

難点が一つ。

打ち手のパワーが必要です。

パワーのない方がこの打ち方をマネすると軽く打つには打てますが、強いボールを打とうとすると体の開きが強くなってしまい、パワーは逃げてしまうので要注意!

パワーレスな私が打った片手はそんな感じです。
(クリックするとインスタグラムの動画に飛びます)
色々とワザとらしい片手バック

丁寧に打っているので何とか形にはなってはいるものの、これ以上のパワーショットは制御できません…。

片手バックの方はちょっと気にしてみてください。


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プロフィール
天野 幸之介さんの画像
天野 幸之介
1977年生まれテニスコーチ歴は20年を越えましたw 毎日更新はできませんが、皆さんのテニスライフの楽しみに少しでもプラスになる事を書いていきます。 YouTubeを使いながら解説していきますのでよろしくお願いします。
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