鶏糞や牛糞のように猫糞の肥料効果は馬鹿にできない。野良猫を飼い始めての初年度の猫糞の処分は、庭の端っこの肥料っ気の無い粘土質の土に埋めたりしていた。去年のこと、そこから芽を出したシソらがどれも大きく成長して、とても食べ切れるものではなかった。
但し、直接猫糞を肥料として入れると逆効果で、余りに肥料としては強すぎて枯れてしまう。最初処分に困って猫糞を何かに再利用できないかと、鉢物の土に直接載せたら、段々元気がなくなり、葉っぱに蜘蛛の巣が張り出したり、葉っぱが虫に食われ放題になり、荒れ果てた廃墟のようになってしまった。
去年はその影響は軽減したけれど、まだ以前の本調子ではなかった。それが2年後の今年、やっと猫糞が肥料としてうまく分解され最適化したようで、その鉢物の成長もかなり良好。その隣の鉢物にも同じ猫糞を2年前に入れたのだが、それがこの間まで八輪も花を咲かせたアヤメだ。猫糞を入れるまでは、もう何十年も花を一輪も咲かせたことのない、どうせ花など咲かない忘れられた存在だったのに、いきなり今年「開花」した。
それもこれも猫糞パワーのせいなのだが、猫糞はさっきも書いたように、すぐには肥料としては使えなくて、一時期土などと混ぜて発酵させて堆肥化するワンクッションが必要なようだ。他にも今日発見したのが、ずっと長い間、生息地を一定に保っていたミョウガだったが、今日確認すると、なんと生息地をを拡大させているではないか。
こんなこと勿論初めてで、猫糞の処分に困ってここにも以前、適当に撒いたことがあった。それがうまく肥料化してミョウガも今年やっとやる気を出したようだ。ミョウガは日当たりの悪い場所が好きで、もう3年前くらいから白い花が咲かなくなりミョウガの実が取れなくなっていた。ユーチューブ動画によると、根を掘って植え替えすると良いようだが、リスクもあるし面倒でやってない。
ところが、このたびミョウガが生息地を「新規開拓」してくれたので、もしやこの夏はこの「新天地」にミョウガの実が久しぶりに成るのではと期待している。これも猫糞を撒いた場所に生息地が拡大していることからして、猫糞効果に間違いなし。うちの猫らも、ただ糞をしている訳でななく、ちゃんと君らの糞は役に立っているんだぜい。
猫日記より(2020.6.14)
朝5時半、外出禁止令が出ているミネコちゃんが階段の剥がれたベニヤ板から、昨日に続き脱走した模様。またモグラ(4センチ)を捕まえて戻ったところを、中にいれず、モグラを共同墓地に埋める。この脱走口のベニヤ板を布ガムテで止めたが、また脱走されたので、釘3本で完全に塞いだ。この脱走でミネちゃんが出て行ったせいで、久々5時まで寝られた。いつもは2時半起き。
子猫は今朝からどんどん二階から下に降りてきて、茶の間やおばあちゃんの寝床に進出する。ワシのコタツ台の上には、しま二郎と黒四がずっといる。ミネちゃん、しま二郎、黒四はバターロールが好きみたいで、ワシの指も舐める。
2022年06月14日
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