ホビーカヤックフィッシングin鎌倉

臨時休暇をとって準備万端の朝。昨日までのyahoo!天気予報では風速２ｍ。

深場（といっても水深50ｍ）でアマダイを狙おうと、オキアミも購入。

ところが、朝になると風速3mの予報に。そして外に出ると・・・4m?5m?しかも北風。

まぁ、どうしてもだめそうなら近場で遊ぶだけにしようということで海岸へ。



海はウネリも波もなく、いい感じ。ただ、風はビュービュー。


とりあえずカヤックに乗り込んで、浅場を漕ぎ進んでみる。

やはり北風が強くて、とても深場に行く気にはなれない感じ。

せっかくの休暇なのになぁ・・・と思いながら湾内のポイントに向かうと、魚群探知機にいかにもカマスな反応。

またかぁ、カマスで終わるのか今日も、と思いながらお土産確保。

でも、オキアミまで持参して、どうなのよ、と風の様子をうかがうと、最初よりは少し収まったような気が・・・

ということで、とりあえず逗子沖まで行ってみて、いけそうならさらに先に行くことにして沖に向かう。

逗子沖まではそれほど苦労なく到着。これならいけそうかなぁ、ということで水深50m、陸から4kmほどの地点を目指す。

後ろから来る波が時折、白波となって追いかけてくる状態にややビビりながらも、とりあえず目的地に到着。

遊漁船がポイント付近にいるので、少し浅めの水深４９ｍ位でホビーカヤックならでは、ホバリングしながらアマダイ仕掛けを投下。



風は４~５ｍ、波もかなりある状態ながら、60号のオモリを付けた仕掛けは水深48ｍでもきちんと垂直に立つ。

恐るべし、ホビーカヤック。

すると、第一投目で、誘いをかけ続けていたロッドにアタリ。アマダイか？と、そぉっと聞き合わせする感じにロッドを上げると、グイグイと引き始める。かなりの手応え。

絶対ばらしてなるものかと慎重にやり取りして、釣れたのは、いつ以来だろうか、４０ｃｍくらいのイトヨリ。

綺麗な魚で美味しくて、最高の外道。

これは幸先がいい、さらにアマダイも、と思い頑張るも、続かない。フグが釣れたり、ハリスをかみ切られたりして、本命は遠い。

そして、ポイントを変えて釣りを始めようとしたとき、西の方から海上保安庁の船。

何も悪いことしてないし、自分のとこに来たりしないだろうなぁ、と思っていると、ドンドン近づいてくる。

そのうちデッキに制服姿のお兄さんが出てきて、「大丈夫ですか、帰れますか〜？」

「この位なら帰れます」と答えたのだけれど、「これからもっと風強くなりそうですよ。帰れますか、帰れそうになければ、引っ張って行ってあげますよ。」

との暖かいお言葉。

えい航してくれるなんて、楽そうでいいじゃない、と一瞬頭をよぎるが、いやいや、帰れるし、そんなことしてもらったらカヤックが救助された、みたいな話になってしまうし・・・・

ということで、「ありがとうございます。もう帰ることにします。」

と遠慮して即納竿。

帰り道、軽く漕いで時速４ｋｍ、約1時間漕ぎ続けて無事帰還。


正直、パドリングしてた頃なら絶対に行かなかった場所。帰ってくることはちょっと難しいかも、という状況。

ホビーカヤックだから、たいして疲労もなく、帰ってこれてしまうけれど、もしミラージュドライブが壊れたら・・・

海上保安庁の人から見て危ないような状況で、あんなとこに居ては、行ってはいけないのだと猛省。

それにしても、イトヨリってなんでこんなにうまいのかなぁ〜
湯引きした刺身は絶品。


今度は穏やかな海でのんびりイトヨリを狙うことにしよう。