2016年02月01日
認知症の種類と主な症状
認知症、といってもその種類は様々です。
認知症にはどのような種類があるのか、そしてその主な症状にはどのようなものがあるのかを知っておくことは、介護をする上でとても大切であるといえます。
認知症の種類とその主な症状を知り、これからのケアに役立てていってもらえるよう、なるべくわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
認知症の種類と主症状
【アルツハイマー型認知症】
認知症の中で1番多いとされるアルツハイマー型認知症は、男性よりも特に女性がなりやすいとされています。脳血管性認知症に比べて症状の進行が早い場合が多く、60代など比較的若い年代のほうが、80代の高齢者と比べるとその進行速度はより早いとされています。
主な症状としては、記憶障害、見当識障害、判断力の低下に加えて、徘徊や介護拒否などの周辺症状。
【脳血管性認知症】
レビー小体型認知症とともに、アルツハイマー型認知症の次に多いとされる脳血管性認知症は、女性よりも男性のほうがなりやすいとされています。進行は緩やかな場合が多いですが、脳の血管が小さな梗塞を起こしたり、それが多発的に起こることによって脳が損傷を受けると、その損傷した場所によって症状が変わってくるのが特徴です。
主な症状としては、まだら認知症状、感情失禁、集中力がなくなるなどの周辺症状。
【レビー小体型認知症】
アルツハイマー型認知症の次に多いとされるレビー小体型認知症は、女性よりも男性のほうが約2倍も多いなりやすいとされています。脳幹や大脳皮質に、ある特殊なたんぱく質が集まってしまい、神経細胞を破壊。すると少なくなった神経だけではうまく伝えられなくなることから認知症に似た症状が出るとされています。
主な症状としては、幻視、妄想(誤認妄想)、パーキンソン病(類似型)、睡眠行動障害(レム睡眠時のみ)
【若年性認知症】
64歳以下で、認知症だと医師の診断を受けた人が若年性認知症とされます。女性よりも男性に多く、早くて40代で発症する人もいます。物忘れなどで仕事に支障が出る場合もありますが、更年期障害やうつ病と間違われることもあるため、診断に時間を要する場合があります。若年性認知症ではアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症が圧倒的に多いのが特徴ですが、中にはレビー小体型認知症や前頭側頭型認知症と診断される場合も少数ですがあります。
主な症状としては、記憶障害、見当識障害、その他アルツハイマー型や脳血管性型、レビー小体型の主症状。
以下は少数ですが、いずれも認知症と呼ばれるものです。
【前頭側頭型認知症】
脳内の前頭葉や側頭葉が委縮することによって起こる認知症です。前頭側頭葉変性症に分類される症状のひとつで、ピック病などもこの認知症の中に含まれます。若年性認知症の人も発症する場合があります。
主な症状としては、同じ言葉や行動の繰り返し、自己中心的な行動、自尊心の欠如など。
【アルコール性認知症】
多量の飲酒によって起こるとされている認知症です。アルコール性認知症の原因は多岐に渡り、多発性脳梗塞による脳血管障害や栄養障害のウェルニッケ・コルサコフ症候群、また頭部の外傷などによっても起こるとされています。
主な症状としては、記憶障害、見当識障害、作話(記憶障害による記憶をつなぎあわせるためにするもの)、アルコール依存症状(類似型)
今回は認知症の種類だけでもこれだけあるんだというのを、もう一度読み直してしっかり覚えておいてもらえたらと思います。
認知症の中核症状については、こちらで詳しく解説しています。
次:認知症の中核症状とは
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主な症状としては、記憶障害、見当識障害、判断力の低下に加えて、徘徊や介護拒否などの周辺症状。
【脳血管性認知症】
レビー小体型認知症とともに、アルツハイマー型認知症の次に多いとされる脳血管性認知症は、女性よりも男性のほうがなりやすいとされています。進行は緩やかな場合が多いですが、脳の血管が小さな梗塞を起こしたり、それが多発的に起こることによって脳が損傷を受けると、その損傷した場所によって症状が変わってくるのが特徴です。
主な症状としては、まだら認知症状、感情失禁、集中力がなくなるなどの周辺症状。
【レビー小体型認知症】
アルツハイマー型認知症の次に多いとされるレビー小体型認知症は、女性よりも男性のほうが約2倍も多いなりやすいとされています。脳幹や大脳皮質に、ある特殊なたんぱく質が集まってしまい、神経細胞を破壊。すると少なくなった神経だけではうまく伝えられなくなることから認知症に似た症状が出るとされています。
主な症状としては、幻視、妄想(誤認妄想)、パーキンソン病(類似型)、睡眠行動障害(レム睡眠時のみ)
【若年性認知症】
64歳以下で、認知症だと医師の診断を受けた人が若年性認知症とされます。女性よりも男性に多く、早くて40代で発症する人もいます。物忘れなどで仕事に支障が出る場合もありますが、更年期障害やうつ病と間違われることもあるため、診断に時間を要する場合があります。若年性認知症ではアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症が圧倒的に多いのが特徴ですが、中にはレビー小体型認知症や前頭側頭型認知症と診断される場合も少数ですがあります。
主な症状としては、記憶障害、見当識障害、その他アルツハイマー型や脳血管性型、レビー小体型の主症状。
以下は少数ですが、いずれも認知症と呼ばれるものです。
【前頭側頭型認知症】
脳内の前頭葉や側頭葉が委縮することによって起こる認知症です。前頭側頭葉変性症に分類される症状のひとつで、ピック病などもこの認知症の中に含まれます。若年性認知症の人も発症する場合があります。
主な症状としては、同じ言葉や行動の繰り返し、自己中心的な行動、自尊心の欠如など。
【アルコール性認知症】
多量の飲酒によって起こるとされている認知症です。アルコール性認知症の原因は多岐に渡り、多発性脳梗塞による脳血管障害や栄養障害のウェルニッケ・コルサコフ症候群、また頭部の外傷などによっても起こるとされています。
主な症状としては、記憶障害、見当識障害、作話(記憶障害による記憶をつなぎあわせるためにするもの)、アルコール依存症状(類似型)
今回は認知症の種類だけでもこれだけあるんだというのを、もう一度読み直してしっかり覚えておいてもらえたらと思います。
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次:認知症の中核症状とは
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