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2019年03月31日
国立新美術館 トルコ至宝展チューリップの宮殿トプカプの美&21−21 ユーモアてん。へ
ユーモアてん。
ユーモアてんという事でユーモアがテーマだそうです。が雰囲気的に明るめの現代アートが多い印象。
どっちかって言うと工業と言うか工芸と言うか、理論や技術的なある種の変わり種展覧会が多い21−21としては至って真面目な美術展と言う印象。
そのせいなのか入場者もいつもよりちょっと普通の美術展っぽくも見えます。
春休み効果か若干人多め。
トルコの至宝展
トルコのトプカプ宮殿、そのトプカプ宮殿博物館に収蔵されているオスマン帝国の宝物170点を展示するのがこの展覧会。
会場はトプカプ風の演出がなされています。
オスマン帝国の全盛期はバルカンからエジプトまでを支配した大帝国だったた上にアナトリアは太古の昔より交通の要衝であり、洋の東西からいろいろな物が集まる土地です。
そのためかトルコにあるものはヨーロッパ的とも中東的ともいえる感じの中間的な雰囲気で、両方の雰囲気のものが混在しています。
この展覧会もそれ故に世界中のいろいろな物が一か所に集まっており、洋の東西の世界の違いやその間にあるイスタンブールとトプカプ宮殿の世界をなんとなく見ることが出来ます。
展示物を見ると、兜は頭の上が尖ったもの、服装は上下がつながったタイプで足がスカート上のカフタン(アジア風のデザイン)、焼き物はよく見ると中国産やヨーロッパ産や国産品が混在していたり、玉座は普通に椅子型、文字はアラビア文字、建物は割とヨーロッパっぽい、たばこは水タバコ、絵はアジア風(なんというか、非常に見慣れた雰囲気)といろいろ西東の世界が混在していた都市の雰囲気をいくらかでも感じることが出来ます。
後半は日本製品の里帰り企画。明治になると日本からも商人が行くようになり、スルタンに注文を受けて日本製のいろいろなものを納入していたみたいで、日本の鎧、刀、絵巻等がトプカプ宮殿に運ばれたそうです。その里帰りも行われており、見慣れたような品物がいくつも。ほかにもよく見る焼き物類も結構。
混雑度は国立新としてはやや空き、展覧会としては普通でした。
ユーモアてんという事でユーモアがテーマだそうです。が雰囲気的に明るめの現代アートが多い印象。
どっちかって言うと工業と言うか工芸と言うか、理論や技術的なある種の変わり種展覧会が多い21−21としては至って真面目な美術展と言う印象。
そのせいなのか入場者もいつもよりちょっと普通の美術展っぽくも見えます。
春休み効果か若干人多め。
トルコの至宝展
トルコのトプカプ宮殿、そのトプカプ宮殿博物館に収蔵されているオスマン帝国の宝物170点を展示するのがこの展覧会。
会場はトプカプ風の演出がなされています。
オスマン帝国の全盛期はバルカンからエジプトまでを支配した大帝国だったた上にアナトリアは太古の昔より交通の要衝であり、洋の東西からいろいろな物が集まる土地です。
そのためかトルコにあるものはヨーロッパ的とも中東的ともいえる感じの中間的な雰囲気で、両方の雰囲気のものが混在しています。
この展覧会もそれ故に世界中のいろいろな物が一か所に集まっており、洋の東西の世界の違いやその間にあるイスタンブールとトプカプ宮殿の世界をなんとなく見ることが出来ます。
展示物を見ると、兜は頭の上が尖ったもの、服装は上下がつながったタイプで足がスカート上のカフタン(アジア風のデザイン)、焼き物はよく見ると中国産やヨーロッパ産や国産品が混在していたり、玉座は普通に椅子型、文字はアラビア文字、建物は割とヨーロッパっぽい、たばこは水タバコ、絵はアジア風(なんというか、非常に見慣れた雰囲気)といろいろ西東の世界が混在していた都市の雰囲気をいくらかでも感じることが出来ます。
後半は日本製品の里帰り企画。明治になると日本からも商人が行くようになり、スルタンに注文を受けて日本製のいろいろなものを納入していたみたいで、日本の鎧、刀、絵巻等がトプカプ宮殿に運ばれたそうです。その里帰りも行われており、見慣れたような品物がいくつも。ほかにもよく見る焼き物類も結構。
混雑度は国立新としてはやや空き、展覧会としては普通でした。
東京写真美術館 ヒューマンスプリング 写真の起源 戦禍の記憶へ
大石芳野写真展 戦禍の記憶
各地の戦場を渡って撮影してきた写真。各地の紛争地帯などで多くの人間が死に残された者たちの消えない傷跡的なテーマのものが多いです。当人は無事でも家族を失った、障害を持った、家を失った、何かしらを失った人々の写真。見てて気分が重くなってきます。
志賀理恵子 ヒューマンスプリング
写真家は東北在住であり、震災で被災した経験があるため、放置されたファミマなどの廃墟やどこか虚ろな印象を受ける人々等、虚無感が強い写真ばかりという印象。
普通の写真ではないし報道系などの商品性のあるものでもなければそれでいて所謂芸術的とは違った世界が作られている気がします。
写真の起源 英国
まだまだ写真の概念が出来たばかりの時期で、全体的にまじめ言うか撮る方も撮られるほうもどこか慣れていない硬ーい雰囲気があります。
イギリスは行ったことないですが、まだ当時の建物が今でも残っている国のためか、そこまで強烈なものはかえってないかんじも。
日本はもう当時の建物の多くが失われているため、この手の写真は当時の貴重な記録です、かつての横浜の和洋折衷感や当時の侍の写真などを見ることが出来ます。
エジプトの写真はすでにそこそこ雰囲気が伝わるものになっており、当時のイギリス人はあれを見て異国に思いをはせたのでしょうか、私も行って見たいですね遺跡。
ただ古い写真展全般に言えるのですが、どうしても人を1〜2人撮影したものが主体になっているので、幅はそんなにないです。
手荷物検査がありましたが、私はスマホと財布程度しかもってなかったので(全部ロッカー)特に何もなかったです。
そごう美術館 千住博展へ
毎度のそごう美術館へ。
千住博展、高野山金剛峰寺に奉納される障壁画を中心とした展覧会。
瀧図と断崖図、それからヴェネツィアビエンナーレで展示された竜神が主な作品。
雰囲気だとかなりいい感じ、洋画っぽいタッチで和風の絵を描いている感じでとても見ごたえあり。
さらに言えばサイズも大きく演出もあり。
何か思うのが近年日本画にいくらか変化が生じているのかなって、他の展覧会も見てて思うこと。
何かオサレ&サイバー&和な感じ、デジタル時代というか、4K時代というか、演出の時代というか動画の時代というか、そんな作品をよく見かけます。
何か芸術が徐々に動画化している感じがします、演出前提の作品が増えてきたというか、そんな印象。アトラクション的な要素が強い作品が新しい作品には多い感じといいますか、ここでもそれを感じました。
割とおすすめできますね、わかりやすいですし。
その他の作品はまだ作風が確立されていなかった頃なのか、院展などに行くとよく見かける絵という印象で、まじめな絵が多かったです。メインは大型作品なので作品点数は少な目。
そごう美術館なので人は多くありません、作品点数の少なさから所要時間もそれほどでもない感じ。一部はサイズが大きくて展示できずとのこと。
千住博展、高野山金剛峰寺に奉納される障壁画を中心とした展覧会。
瀧図と断崖図、それからヴェネツィアビエンナーレで展示された竜神が主な作品。
雰囲気だとかなりいい感じ、洋画っぽいタッチで和風の絵を描いている感じでとても見ごたえあり。
さらに言えばサイズも大きく演出もあり。
何か思うのが近年日本画にいくらか変化が生じているのかなって、他の展覧会も見てて思うこと。
何かオサレ&サイバー&和な感じ、デジタル時代というか、4K時代というか、演出の時代というか動画の時代というか、そんな作品をよく見かけます。
何か芸術が徐々に動画化している感じがします、演出前提の作品が増えてきたというか、そんな印象。アトラクション的な要素が強い作品が新しい作品には多い感じといいますか、ここでもそれを感じました。
割とおすすめできますね、わかりやすいですし。
その他の作品はまだ作風が確立されていなかった頃なのか、院展などに行くとよく見かける絵という印象で、まじめな絵が多かったです。メインは大型作品なので作品点数は少な目。
そごう美術館なので人は多くありません、作品点数の少なさから所要時間もそれほどでもない感じ。一部はサイズが大きくて展示できずとのこと。