2016年01月27日
超初心者向け知的財産のお話 知財検定過去問題 その14
かえるくんです
引き続き知財検定の過去問題、平成27年11月 3級学科です。
Q11、不正競争防止法に規定されている不正競争行為に
ついて、当てはまらないものを選びます。
ア 商品の品質を誤認させるような表示をする行為
違反します。信用保護に反します。
イ 不正の利益を得る目的で,他人の商標と類似するメール
アドレスを取得する行為
ひっかけですね、ドメイン名に類似するものを加害目的で
使用すると違反になりますがメールアドレスは
「ユーザー名@ドメイン」の@の前の部分なので違反には
なりません。
ウ 他人の商品の形態を模倣した商品を販売する行為
いわゆるデッドコピーですね、違反です。
Q13、特許権の設定登録前に行える特許出願に係る手続に
関して,最も適切と考えられるものを選びます。
ア 特許異議の申立て
イ 拒絶査定不服審判の請求
ウ 判定の請求
アの特許異議申し立ては相手の特許を消滅させる手続きな
ので、設定登録前ではありません。ウは出願前に特許を取得
できる可能性があるか判断するもので違います。
正解はイです。
問題としてはどうかと思いますが、選択肢のタームは重要です。
Q16、許諾を得ないで著作物を使用できる場合です。
ア 大学の入学試験問題に,公表された著作物の一部を掲載
する行為
試験問題に使う場合は許諾不要です。
イ 営利を目的として設置されている教育機関における授業で
使用するために,公表された著作物を複製する行為
営利目的の場での使用は許諾が必要です。
ウ 少人数の企業において,全従業員に配付するために著作
物を複製する行為
少人数であっても、企業は営利を目的としますので
許諾が必要です。
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