2024年04月16日
第三次世界大戦勃発?〜これまでの中東戦争の歴史について〜
2024年4月1日にシリア・アラブ共和国の首都ダマスカスにあるイラン大使館領事館別館がイスラエル国防軍によって空爆を受けてはじまりました、イスラエルとイランの対立は、4月13日にイランがイスラエル国内にはじめて直接攻撃を行い、今後のイスラエルのイランに対する報復などの対応に注目が集まっています。
報復合戦の末、第三次世界大戦への懸念もある中、これまで4度行われた中東戦争の歴史を振り返ってみましょう。
中東戦争は、主にユダヤ人国家イスラエルと周辺アラブ国家間の戦争で、1948年から1973年までに大規模な戦争が4度起こりました。それぞれ第一次〜第四次に分類されます。
第一次中東戦争(1948年):イスラエルの建国に反対した周辺アラブ諸国がイスラエルを攻撃し、戦争が勃発しました。しかし、この戦争の結果はイスラエルの勝利となり、アラブ諸国はイスラエルを認めざるを得なくなりました。
第二次中東戦争(1956年):エジプトのナセル大統領がスエズ運河の国有化を宣言し、これに反発したイギリス、フランス、イスラエルがエジプトを攻撃しました。しかし、アメリカが国連の安全保障理事会でイスラエルの撤兵を求める決議案を提出し、採択されたため、戦争は終了しました。
第三次中東戦争(1967年):イスラエルがエジプト、シリア、ヨルダンに先制攻撃をしかけ、戦争が始まりました。
第四次中東戦争(1973年):この戦争はイスラエルの不敗神話の崩壊とも言われています。
これらの戦争の後も、イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)などの非政府組織との軍事衝突が頻発しています。中東戦争の背景には、アラブとユダヤの対立、パレスチナ分割決議、植民地支配以来の欧米列強による覇権主義などがあります。また、大国や周辺諸国の思惑の入り混じる戦争でもあります。中東戦争の歴史は複雑で、今も紛争が絶えないのは、これらの問題が根深く存在しているからです。
今後のイスラエルとイランを含めた中東情勢に注視が必要です。
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