2021年10月12日
【今年の冬は寒くなるかも!?】ラニーニャ現象の可能性の高まりと今冬の予想について
気象庁は2021年10月11日、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。
監視海域では平常の状態となっていますが、ラニーニャ現象時の特徴に近づきつつあるとのことです。
今回は、ラニーニャ現象の状況と今冬の気候の予想について、ウェザーニューズの記事を参考に紹介します。
【目次】
1,エルニーニョ現象/ラニーニャ現象とは?
2,今年の赤道付近の海水温の状況
3,ラニーニャ現象の発生確率は高くなる
4,西日本を中心に寒い冬の可能性
5,最後に
【エルニーニョ現象/ラニーニャ現象とは?】
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。
逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。
エルニーニョ現象やラニーニャ現象は、日本を含め世界中の異常な天候の要因となり得ると考えられています。
【今年の赤道付近の海水温の状況】
9月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値に比べて0.4℃低くなりました。
海洋表層の水温は西部で平年より高く、中部から東部では平年より低くなっています。
また、日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、太平洋赤道域中部の貿易風(東風)は平年より強くなりました。
大気と海洋の状態はラニーニャ現象時の特徴に近づきつつあることを示しています。
【ラニーニャ現象の発生確率は高くなる】
太平洋赤道域の中部に見られる海洋表層の冷水が東進し、東部の海面水温は冬にかけてさらに低下すると考えられます。
エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、太平洋赤道域の西部で海面水温が高く、対流活動が活発となりやすいことから、太平洋赤道域の中部を中心に東風の偏差の強い状況が持続し、ラニーニャ現象時の特徴を強めると考えられます。
前回発表時に比べて冬にかけてラニーニャ現象が発生する確率は60〜70%と高くなりました。
【西日本を中心に寒い冬の可能性】
ラニーニャ発生時の冬の天候は統計的に目立った特徴はないものの、偏西風の蛇行を引き起こして、日本付近に寒気の流れ込みやすいパターンになることがあります。
気象庁が9月末に発表した寒候期予報で、12〜2月にかけての冬の気温は西日本で平年並みか低く、東日本や北日本で平年並みの予想となっています。西日本の日本海側は雪の量も多くなる見込みとのことです。
【最後に】
今年は、夏〜秋がいつも異常に暑く、梅雨入り頃とお盆前後の長雨で、異常気象だなと思ってましたが、今度は、冬がいつも以上に寒いときたら、体がおかしくなりそうですね。
皆さんも、冬の寒さに備えて、早めに準備をしていきましょうね。
今回のブログは、以上です。
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