映画
あらすじ
信州で父親文三と暮らしていた戸倉綾子。そこにテストパイロットとして事故死した息子の親友守山徹夫が訪ねてくる。父文三らは縁談をまとめようと、東京までやってくるが、守山徹夫には静江という婚約者が既にいたのだった。それにショックを受けた綾子は従軍看護婦として、戦地に赴く決断をしたのであった・・・。
配役
戸倉綾子:木暮実千代
守山徹夫:佐野周二
戸倉文三:関操
戸倉春子:若水絹子
その子勇吉:雨宮一
三吉:坂本武
娘かよ:山城美和子
静江:三村秀子
守山たき:葛城文子
軍医:近衛敏明
他
製作スタッフ
脚本:長瀬喜作
演出:佐々木啓祐
作曲指揮:早乙女光
※ネタバレあり
1942年の「愛国の花」という作品。
元々渡辺はま子が歌う「愛国の花」という歌が1938年に発売されており、それのヒットを受けて制作された映画となる。
1942年とあって、戦時色がある作品だ。
タイトルにも愛国というぐらいだし。
静江は婚約者には自分よりも相応しい人がいる、自分は譲るべきじゃないか。
綾子は優しい心の娘さんが相手なら徹夫も幸せになるんじゃないか。
なんて思いやりのあって綺麗な心をしてるんだろうか。
望ましい姿であろうが、なかなかこんな人いないのではないか。
結局静江と守山徹夫が結ばれて、綾子とは結ばれなかったわけですが。
映画の中では、綾子は誰とも結ばれることはありませんでした。
ちょっと可哀想に思えましたね。
でも戦時中の作品ですから、これも国策のプロパガンダ映画なんでしょう。
従軍看護婦として戦地に赴く話があるので、女性はこうあるべきだという主張だと思います。
セリフに男尊女卑的なところあるのも、時代が時代だけに仕方ないことか。
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