警視庁渋谷署で大麻所持容疑に対する誤認逮捕が発生しました
2021年9月26日に夜の渋谷区道玄坂の路上で、警視庁渋谷署の警察官2人が20代男性に対して職務質問を行いました。
職務質問を受けた20代男性が、植物の葉のような物を所持していたため、渋谷署の警察官が大麻の簡易検査を行ったところ、試薬が青紫色に変化したために大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕となりました。
しかし、警視庁科学捜査研究所での正式な鑑定結果では、大麻の成分は検出されなかったため、警視庁渋谷署は30日に不当逮捕した20代の男性を釈放しました。
警視庁のコメント
「検査結果を鵜呑みにせず、言動やにおいなどで総合的に逮捕の必要性を判断する必要があった。確認が不十分だった」
「再発防止に向けて指導を徹底していきたい」
警視庁のコメント「検査結果を鵜呑みにせず」には無理がありますね
現場では科学的な根拠に重きを置くはずです
日本の警察に「総合的に判断する能力」があるのであれば、このような事態は起こり得ません
そもそも、職務質問の要件を満たしていたのでしょうか
逮捕が26日で釈放が30日
無実の人間を不当に4日間にわたって逮捕・留置していたわけです。
許されません
もっと許せないのは、警察が無実の人間を不当に逮捕・留置しても「謝罪」で済まされる点です
これは人権が守られているとは言えません
わが国では、警察官による逮捕権の乱用が現に行われている
誤認逮捕に対するまともな賠償制度は存在しない
その事実を多くの人に知ってもらいたい
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