コンビニ強盗の討議をかけられて冤罪で逮捕され、10ヵ月にわたる長期間の勾留を経験したミュージシャンの土井佑輔さんを誤認逮捕した事件で、時効が確定した21年10月に容疑者が書類送検されました
2012年6月に泉大津市内のコンビニで、現金1万円が奪われる強盗事件が発生しました。
容疑者の男性はマスクを買う客を装い、店員がレジを開けると現金をつかんで逃走しました。
泉大津署は自動ドアに残されていた指紋から、現在ミュージシャンとして活動する土井佑輔さんを強盗容疑で逮捕しました。
その後、土井佑輔さんは不起訴となりましたが、勾留期間は約10カ月にわたる長期間となりました。
土井佑輔さんが国と府に慰謝料などを求めた訴訟は棄却されています。
大阪府警は未解決の強盗事件と位置づけて捜査を続けていましたが、2022年6月の時効前となる2021年10月に、改めて現場に残された指紋を登録システムで照会しました。
レジカウンター付近に落ちていたポリ袋に付いていた指紋が、別の30代男性のものと一致することが判明し任意で事情聴取しました。
取り調べの結果、強盗容疑が固まったとして2022年3月4日付で、大阪地検に窃盗容疑で書類送検しましたが、事件発生から窃盗罪の時効である7年が経過しており、同日付にで不起訴処分になりました。
熱田好司刑事総務課長のコメント
「今回一致した指紋は、土井さん逮捕後の12年後半に登録されたが、指の種類を絞って照会しており、確認できていなかった。」
「土井さんやご家族に申し訳なく、当時の捜査については大変反省すべきだと思っている」
冤罪撲滅ライブ活動をしている土井佑輔さんコメント
「時効間際までなぜきちんと指紋を調べなかったのか。」
「自分は10年間苦しんできた。」
「警察や検察幹部から謝罪は受けたが、当時取り調べた警察官らに謝ってもらいたい」
利用したコンビニで事件が起きた際には、コンビニのドアに指紋が残っていただけで逮捕勾留される
これが冤罪大国ニッポンの姿です
勾留の苦痛から逃れるために、冤罪を受け入れてしまう無罪の容疑者も多くいます
不当に勾留している国が悪いのですが、国の言い分は「罪を認めたあなたが悪いんですよ」となります
日本では起訴されると99.9%が有罪になる冤罪国家なので、容疑を認めても、認めなくても結果は変わりません。
「裁判で争うよりも、冤罪を認めた方が早く終わるかもしれない」という圧力も加わります
その冤罪体質が、より一層の冤罪を生み出すわけです
冤罪体質の放置は、いずれ自分や自分の親しい人に降りかかってくるかもしれません
他人事ではありません
自分に降りかかってからでは遅いのです
冤罪で勾留されたのに、慰謝料を求める裁判が棄却されているのも、司法の問題を浮き彫りにしています
裁判所の言い分は「訴えても無駄だよ、金は出さないよ」なのです
国民を安易に、簡便に逮捕して勾留する事が出来る
起訴すれば99.9%が有罪になる
これが自民公明のカルト政権による国家運営なのです
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