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2018年01月15日
マンドラゴラ作戦で勝利した将軍とは?
マンドラゴラ。
(Yahoo!検索ランキング)
いきなり検索1位なので何事かと思いましたが‥。
マンドラゴラの花が咲いたのですね。
(産経新聞)
SNS上では、
「マンドラゴラって実在の植物だったのか!」
という意見もちらほら。
確かにマンドラゴラには伝説があります。
・引っこぬくと叫び声を上げる
・その声を聞いた人は死ぬ
・根っこは人の形をしている
などなど。
しかし、実際のマンドラゴラは、単なるナス科の植物。
とは言え!
人を死に至らしめる植物でもあります。
マンドラゴラの根には毒が含まれるので、
摂取すると
・頭痛や吐き気、
・幻覚や幻聴
などが引き起こされます。
この性質は、ローマ時代から知られていました。
ローマ帝国を苦しめたカルタゴの将軍、
ハンニバル。
撤退すると見せかけて、
マンドラゴラ入りのぶどう酒を遺棄。
敵対するアフリカの部族は喜んで、
この戦利品を味わうと‥‥前後不覚に。
取って返したハンニバル軍は敵を殲滅。
(出典:新訳フロンティヌス戦術書)
というわけで今回は
「マンドラゴラ」
「ナス科」
「ハンニバル」
で語呂合わせです。
「マン、ドラゴン、ナースが犯人」
ううむ、一体どんな事件なんだ!
まるで幻覚を見ているようだ‥‥。
ま、まさか誰か俺にマンドラゴラを!
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2018年01月05日
尻を振るから「シリフリン」?
シリケンイモリ。
漢字で書くと、尻剣イモリ。
そう、尻尾が剣のように見えるイモリです。
主に奄美、沖縄に分布。
(画像引用:Wikipedia)
繁殖期になると、オスの尻尾は幅が広くなります。
そして、フェロモンを出しながら尾を振るわけですね。
メスよ、こいこ〜い‥‥。
ん?
似たような話、前にもしましたね。
アカハライモリも同じことするんでした。
袖を振るような動作で尾をフリフリ。
<参考>
「アカハライモリ」と「額田王」の意外な接点
https://fanblogs.jp/huun/archive/178/0
このとき分泌されるフェロモンが
「ソデフリン」
と命名されたのでしたね。
じゃ、シリケンイモリもソデフリン出すの?
ブブー!!です。
シリケンイモリがオシリを振りつつ出すのは、
「シリフリン」
です!
ダジャレじゃないか!
いや、待って下さい。
科学的根拠に基づいた命名です。
シリフリン ( silefrin )
はアミノ酸がつながってできていますが、
つながりの最初の部分のアミノ酸は
・セリン ( Serine )
・イソロイシン ( Isoleucine )
・ロイシン ( Leucine )
で始まるのです。
そう!
・セリン(S)、イソロイシン(I)、ロイシン(L)で始まる
・ソデフリン(sodefrin)類似物質
なので
シリフリン( SILefrin)
です!
‥‥ということで、
「シリケンイモリ」
「シリフリン」
で語呂合わせしておきましょう。
「私利・権威に私利・不倫」
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<参考>
猫の分泌する「コーキシン」とは
https://fanblogs.jp/huun/archive/146/0
2018年01月04日
メタリック!汗血馬の末裔とは
汗血馬(かんけつば)。
一日で千里(500km)を走破したとされる駿馬。
前漢の時代、西域へ赴いた張騫(ちょうけん)は大宛に到達。
「汗血馬」を確認、帰国して武帝に報告します。
(画像引用:Wikipedia)
武帝は購入を打診しますが、大宛はこれを拒絶。
怒った武帝は遠征軍を派遣し、大宛軍を壊滅せしめます。
このとき大宛は三千頭の汗血馬を献上。
武帝の喜びようは大変なものだったといいます。
さて、その汗血馬。
血の汗を流しながら走ったとも、
汗に濡れた毛色が赤く見えた、とも言われます。
しかしどんな品種だったのか、現代でも謎のまま‥‥。
しかし、
「汗血馬の子孫なのでは?」
という品種は存在しています。
その名は、アハルテケ。
(画像引用:http://www.horsebreedspictures.com)
トルクメニスタン原産。
金属質の被毛を持ち、「黄金の馬」と称されます。
ちなみに、トルクメニスタンの位置はここですね。
(画像引用:Wikipedia)
このアハルテケ、
スピード+持久力の総合評価では世界屈指の品種。
戦地までの過酷な移動に耐え、
戦闘時には驚異的な瞬発力を発揮。
呂布や関羽が乗りこなした赤兎馬は
汗血馬だったと言われます。
アハルテケは、その末裔と言われても
まったく違和感のない馬体です。
ちなみにこのアハルテケ、
トルクメニスタンの国章にもなっています。
(画像引用:Wikipedia)
‥‥ということで今回は
「汗血馬」
「アハルテケ」
で語呂合わせです。
「観血バー!!」
「あ‥‥張る手系?」
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<参考>
赤兎馬は何歳?
https://fanblogs.jp/huun/archive/188/0
2017年12月20日
赤兎馬は何歳?
赤兎馬 (せきとば)。
三国志ファンなら当然ご存知、
1日千里を走るという名馬。
(画像引用 : Wikipedia)
三国志演義ではシルクロード交易でもたらされた
「汗血馬 (かんけつば)」
とされています。
北方の騎馬民族が乗りこなしていたという馬種で、
毛色によっては流れる汗が血のように見えた、とも。
その赤兎馬、
董卓→呂布→曹操→関羽→馬忠
と主を替えて戦場を疾駆します。
では、ここで問題です。
馬の平均寿命は何年でしょうか。
答えは
約25年。
これを赤兎馬の生涯に照らし合わせると、
・189年時点で董卓が所有。
・198年、董卓配下だった呂布から曹操へ。
・200年から関羽が所有し、人馬一体となって活躍。
・220年の関羽の死後、馬忠に与えられたものの、
馬草を食べなくなり関羽の後を追うように死去。
赤兎馬が仮に西暦189年生まれだとすると、
関羽の所有した200年〜220年を
11歳〜31歳という年齢で過ごしたことになります。
「三顧の礼」で諸葛亮が加入したのが西暦208年。
天下三分にむけて、劉備陣営がよしこれから!
というとき、赤兎馬は20歳くらいになっています。
ちなみに日本の競走馬での最高齢勝利記録は
オースミレパードの16歳5ヶ月。
すると
「蜀の将軍として関羽が現役バリバリの時期、
赤兎馬はすでにかなり高齢だった」
ことになります。
戦場から戦場へ、老いも早かったのでは。
関羽が麦城で呉軍に捕縛されたのも、
ひょっとすると赤兎馬がヨレヨレで‥‥。
とはいえ三国志演義自体、後世の創作なので
赤兎馬もまた物語の中の馬。
Over 30で戦場を疾駆してこその赤兎馬です!
‥ということで今日の語呂合わせは
「赤兎馬」
「汗血馬」
をまとめて
「赤兎馬で完結、場」
赤兎馬だ!関羽将軍だ!
戦場を完結させる圧巻の光景。
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<参考>
メタリック!汗血馬の末裔とは
https://fanblogs.jp/huun/archive/198/0
2017年12月17日
「楚」から連想される生き物とは?
いきなりですが、第1問。
下の漢字を読んで下さい。
ほとんどの方が
「そ」
と読んだはずです。
正解!!!
続いて第2問です。
「楚」と関係のある生き物は次のうちどれ?
@サバ
Aズワイガニ
Bモグラ
正解は‥‥
Aズワイガニ
なぜって?
それは、
「楚」の訓読みが「ずわい」
だからです。
正確には「すわい」「すわえ」で、
「ずわい」はそこから転じています。
意味は、「細く伸びた小枝」。
「ズワイガニ」の名前の由来はここにあります。
足が細く伸びた枝のようにも見えますからね。
(出典:Wikipedia)
この「楚」という字、普段は
中国の戦国七雄の楚だったり、清楚の楚だったり、
音読みで使うことが多い漢字です。
しかしイエズス会が1603年〜1604年にかけて長崎で発行した
「日葡辞書」には、
「Zuuai (楚):あるいくつかの地方で、樹木の細枝または若枝」
と記されています。
歴史のある言葉なのです!
‥‥ということで今回は
「楚」「ずわい」
で語呂合わせしておきましょう。
「楚そそ、それはズワイガニ!」
落ち着いて!
あなたの分もありますから!
というカニ鍋の光景。
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<参考:「タラバガニはカニではなく〇〇の仲間」>
https://fanblogs.jp/huun/archive/1/0
2017年12月11日
「アカハライモリ」「額田王」の意外な接点
イモリ。
「井守」の字を当てる両生類。
日本でなじみ深いのは、アカハライモリですね。
(https://www.nies.go.jp)
さて、このアカハライモリのオスは、
求愛のときフェロモンを分泌します。
まず、オスはメスの前に回り込むと
尾をくいっとまげて、体の横に添わせます。
そして、その尾を振ってメスに求婚するのです。
このときオスが肛門線から分泌するフェロモンこそ
ソデフリン(sodefrin)。
尾を振って求愛する仕草が、人間が
袖を振る仕草に似ているので命名されました。
とはいえ、振るということなら
「ウデフリン」
「ハタフリン」
「オッポフリン」
このあたりでもよかったように思いますが‥‥。
いや、それではダメです。
ダメなんですねぇ。
情緒がないのです。
我が国の歴史上、
「恋い焦がれて袖を振った」
有名な和歌がありますね。
茜指す紫野行き標(しめ)野行き
野守は見ずや君が袖振る
(万葉集 巻1・20)
詠み人は、
額田王(ぬかたのおおきみ)。
天智天皇の妻である額田王は、
以前は天智天皇の弟・大海人皇子の妻でした。
その大海人皇子が遠くからこっそり額田王に袖を振ります。
ああ、野守に見られちゃうじゃない‥‥。
アカハライモリの求愛ホルモン、ソデフリンは
この額田王の和歌にちなんだ命名です。
情緒が有るというか、遊び心があるというか‥‥。
‥‥というわけで今回は
「アカハライモリ」
「ソデフリン」
「ぬかたのおおきみ」
で語呂合わせしましょう。
「赤原、僧で不倫?ぬかったのぉぉ!!」
うぬ!聖職者にあるまじき振るまい!
きっとソデフリンが出過ぎたんだな‥‥!
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<参考>
尻を振るから「シリフリン」?
https://fanblogs.jp/huun/archive/199/0
2016年07月07日
「パグ」と「ボクシング」の関係とは?
パグ。
ちょっと困ったような、
愛嬌のある表情。
(画像引用 en.wikipedia.org)
骨格は、骨太でがっしり。
運動神経もよく、小回りもききます。
(画像引用 Wikipedia)
ご主人が大好き。お客さんも大好き。
とにかく、室内で飼いやすい犬種です。
さて。
そろそろ本題に入りましょう。
パグはなぜパグなのか。
有力な説は2つ。
1.中国語説
パグの原産国は中国。
紀元前400年ごろにはすでに品種として
確立されていたと言われています。
紀元前400年というと、春秋戦国時代の頃ですね。
中国に存在していたわけですから、
この愛すべき犬種も当然、中国語で呼ばれます。
「覇向」(パークー)
「王様のいびき」を意味します。
パグは短吻種で、鼻孔が狭いので常に「フガフガ」。
これが王様のいびきのように聞こえるという発想です。
現代においても「覇向」で画像検索すると
(画像引用 google.co.jp)
こんな感じです。
これは、中国語説で決まりではないでしょうか。
・・・もう一つの説も知りたい?
そうですよね。
じゃ、いきましょう。
2.ラテン語説
ラテン語に「握り拳」を意味する
「pugnus」(パグナス)
という言葉があります。
パグは、その頭の形が
「握り拳」にそっくりだというので
「パグ」になったという説です。
・・・・そっくり?
握りこぶしに?
どうでしょうねえ・・・。
微妙なとこです。
ただ、ラテン語由来の「pug〜」という英語は
現代にもいくつか残っています。
★ repugnant:嫌な、気持ち悪い、矛盾した
★ pugnacious:喧嘩っ早い
★ pugilistic:ボクシングの
★ pug-nosed:しし鼻の
これらは皆、
「握り拳」と関連する言葉です。
じゃあ、パグもラテン語起源なのかな?
とついつい思ってしまいますね。
皆さんも、pug〜という英単語を見かけたら
語源を調べてみてください。
・・・というわけで今日の語呂合わせです。
「パグ」「中国原産」なので
「パクッ!!中国産!!」
おいおい、身体大丈夫か・・・。
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2016年06月16日
学名はあの食器から!アリゲーターガー
アリゲーターガー。
検索ワード上位に登場。
(Yahoo!検索データ 2016年6月15日)
名古屋城の堀に出現したのを
FNNニュースが報じて話題となりました。
(出典 FNNニュース)
アリゲーターガー、
とは名前からして恐ろしい生き物です。
「恰好がアリゲーターに似ているガー」
ということですね。
アリゲーターといえば、
アメリカ大陸や中国に分布するワニの一種。
人も襲う獰猛な連中です。
アリゲーターガーは、
ワニに似た恰好なのでしょうか?
(画像引用 Wikipedia)
う〜ん。
似てないとは言えませんが、そう大騒ぎするほど
ワニっぽさは感じませんね・・・。
いくらアリゲーターガーが世界最大級の淡水魚で、
成長すると3メートルに達する個体があると言っても
ワニと称するには迫力不足かと・・・。
え?
でかい個体はワニそのものって?
どれどれ、それは興味がありげーた・・・。
(画像引用 Damn Cool Pictures)
ガーーーー!!
ワニでしょう、これ!
ワニよりワニでしょう!
いけませんよ、こんなものが日本を泳いでは!
そりゃ名古屋も大騒ぎですわな。
これは、ちゃんとお勉強しておくべき生き物です。
アリゲーターガー、
学名 Atractosteus spatula。
アメリカ南部を中心に、メキシコ湾にそそぐ河川に分布。
しかし海域でも生息可能という守備範囲の広さ。
しかも浮袋に張り巡らされた毛細血管により
「空気呼吸が可能」。
つまり、他の魚が酸欠で死ぬような水域でも
彼らは生息していけるということです。
完全な肉食で、魚からカニから何でも捕食。
日本国内でも、もともとペットだった個体が野生化し
問題になっています。
環境省はすでに特定外来種に指定ずみ。
2018年4月から実際の規制対象となります
そんなアリゲーターガーですが、
学名の由来は意外なものから。
学名 Atractosteus spatula の spatula は
ラテン語で「スプーン」を意味。
英語では「へら」ですね。
これは吻(ふん)の形が幅広であることに由来します。
口を上から見ると、スプーン状なのですね。
しかし、その口を横から見ると
スプーンとかヘラのレベルじゃないですよね。。。
ともかく語呂合わせしておきましょう。
「アリゲーターガー」「スプーン」「へら」
なので
「あり?下駄が、数分で減らあ」
ということで、アリゲーターガーのお話でした!
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2016年06月07日
「烏骨鶏」はカラスの骨のニワトリ?
烏骨鶏(ウコッケイ)。
上位検索されました。
(出典 Yahoo!検索データ 2016年6月7日)
前後を挟む、アンタッチャブル柴田さん嫁の
インパクトもすごいですが、ともかく烏骨鶏については
このニュースによる検索上昇です。
(出典 朝日新聞DIGITAL)
ニワトリの一種である烏骨鶏が子ガモを孵化させ、
育てているという、鳥類愛にあふれる記事です。
こういう記事が検索上位に来るとホッとしますね。
ところで、
烏骨鶏はなぜ烏骨鶏と言うのでしょうか?
カラスの骨のニワトリ、と書いて烏骨鶏。
烏骨鶏は、骨格がカラスなのでしょうか?
まずは、烏骨鶏の全体像を見てみましょう。
(画像引用 Wikipedia)
むふふ、ほわほわしてかわいいです。
とてもカラスには見えません。
愛玩用としても人気なのが分かります。
コンテストなんかもあるんですよ。
そして、もちろん
肉や卵も愛されているのですよ・・・。
ではご覧ください。
これが、烏骨鶏の肉です。
(画像引用 Wikipedia)
げっ!!
真っ黒です!
奥に見えているのは内臓ですが、内臓まで真っ黒です!
そう、そして骨も黒いのです。
正確には、骨組織そのものは白色なのですが
骨膜が黒いので、黒く見えるわけです。
体内のあらゆる部分が黒いのは、
メラニン色素の影響。
かといって卵も黒いかというと、そうではありません。
(画像引用 Wikipedia)
そろそろ本題に戻りましょう。
つまり、烏骨鶏とは
「カラスの骨のニワトリ」
ではなく、
「カラスのように黒い骨のニワトリ」
という意味だったのです。
「烏」という字は「黒」を意味していたわけです。
そんなウコッケイも、英語で言うと
Silky Fowl (絹の家禽)。
一気に趣が変わりますね。
羽が上品で滑らかな触感なのです。
中国でも霊鳥として扱われることがあります。
肉も卵も栄養価が高いのですが
卵は週に1個くらいしか生みません。
だから烏骨鶏の卵は高いのですね。
ということで、そろそろ語呂合わせです。
「烏骨鶏」「黒い」
なので、ストレートに
「う!滑稽! ブラック!!」
(画像引用 www.discovery-g.com)
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2016年05月27日
猫の分泌する「コーキシン」とは
さて、今日は猫のお話です。
猫の尿は独特のニオイがします。
特にオスは
縄張りを主張するときやストレスを感じたときに
「スプレー」といって濃い尿をします。
(画像引用 neko-diary.com)
これは特にクサイ!
さて、そのニオイのもととなるフェロモン物質はすでに
特定されています。
それは「フェリニン」というアミノ酸。
猫属は英語で「felis」ですから、ここからの命名ですね。
ところで、2006年に興味深い発見がありました。
この独特のニオイ物質「フェリニン」の合成に
欠かせないタンパク質が猫の尿から見つかったのです。
そもそも、本来は尿にタンパク質が出てはいけません。
せっかく摂取したタンパク質が尿とともに漏れ出ると、
低タンパク血症になって筋肉も落ち、免疫力も低下。
ところが、猫はタンパク尿が出ても正常です。
それはこの猫特有のタンパク質が、ニオイ物質
「フェリニン」の合成に欠かせないから。
そのタンパク質の名は・・・
「コーキシン」(Cauxin)。
発見と命名は
岩手大学と理化学研究所の共同チーム。
そう、日本の研究者による発見なのです。
この
尿中に分泌されるタンパク質は、
「カルボキシルエステラーゼ」という酵素に
よく似た構造であることがわかりました。
皆さん、上の青字のところ、
よく覚えておいて下さい。
ともかく、猫の尿のニオイは、
他の猫からすると興味の対象。
好奇心を刺激されまくりです。
(画像引用 chokoan.blog69.fc2.com)
そうです。
「コーキシン」命名の由来は「好奇心」。
「うまいこと名付けたなあ」と思ったあなた。
まだ話は終わりません。
この「コーキシン」を英語で説明すると
Carboxylesterase like urinary excreted protein
さっき日本語で青字で示した部分
「カルボキシルエステラーゼによく似た」
「尿中に分泌されるタンパク質」の英訳ですね。
では、これを縦に読んでみましょう。
Ca rboxylesterase like
u rinary e
x creted prote
in
すなわち、
Cauxin。
・・・ということで今日は、
日本人が発見した遊び心満載のタンパク質
「コーキシン」についてのお話でした。
語呂合わせは
「コーキシン」
「岩手大学」
「理化学研究所」
なので
「好奇心いいわ!」ってリカが研究
でいきましょう。
では、さようニャら。
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<参考>
尻を振るから「シリフリン」?
https://fanblogs.jp/huun/archive/199/0