2016年06月16日
学名はあの食器から!アリゲーターガー
アリゲーターガー。
検索ワード上位に登場。
(Yahoo!検索データ 2016年6月15日)
名古屋城の堀に出現したのを
FNNニュースが報じて話題となりました。
(出典 FNNニュース)
アリゲーターガー、
とは名前からして恐ろしい生き物です。
「恰好がアリゲーターに似ているガー」
ということですね。
アリゲーターといえば、
アメリカ大陸や中国に分布するワニの一種。
人も襲う獰猛な連中です。
アリゲーターガーは、
ワニに似た恰好なのでしょうか?
(画像引用 Wikipedia)
う〜ん。
似てないとは言えませんが、そう大騒ぎするほど
ワニっぽさは感じませんね・・・。
いくらアリゲーターガーが世界最大級の淡水魚で、
成長すると3メートルに達する個体があると言っても
ワニと称するには迫力不足かと・・・。
え?
でかい個体はワニそのものって?
どれどれ、それは興味がありげーた・・・。
(画像引用 Damn Cool Pictures)
ガーーーー!!
ワニでしょう、これ!
ワニよりワニでしょう!
いけませんよ、こんなものが日本を泳いでは!
そりゃ名古屋も大騒ぎですわな。
これは、ちゃんとお勉強しておくべき生き物です。
アリゲーターガー、
学名 Atractosteus spatula。
アメリカ南部を中心に、メキシコ湾にそそぐ河川に分布。
しかし海域でも生息可能という守備範囲の広さ。
しかも浮袋に張り巡らされた毛細血管により
「空気呼吸が可能」。
つまり、他の魚が酸欠で死ぬような水域でも
彼らは生息していけるということです。
完全な肉食で、魚からカニから何でも捕食。
日本国内でも、もともとペットだった個体が野生化し
問題になっています。
環境省はすでに特定外来種に指定ずみ。
2018年4月から実際の規制対象となります
そんなアリゲーターガーですが、
学名の由来は意外なものから。
学名 Atractosteus spatula の spatula は
ラテン語で「スプーン」を意味。
英語では「へら」ですね。
これは吻(ふん)の形が幅広であることに由来します。
口を上から見ると、スプーン状なのですね。
しかし、その口を横から見ると
スプーンとかヘラのレベルじゃないですよね。。。
ともかく語呂合わせしておきましょう。
「アリゲーターガー」「スプーン」「へら」
なので
「あり?下駄が、数分で減らあ」
ということで、アリゲーターガーのお話でした!
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