2017年12月20日
赤兎馬は何歳?
赤兎馬 (せきとば)。
三国志ファンなら当然ご存知、
1日千里を走るという名馬。
(画像引用 : Wikipedia)
三国志演義ではシルクロード交易でもたらされた
「汗血馬 (かんけつば)」
とされています。
北方の騎馬民族が乗りこなしていたという馬種で、
毛色によっては流れる汗が血のように見えた、とも。
その赤兎馬、
董卓→呂布→曹操→関羽→馬忠
と主を替えて戦場を疾駆します。
では、ここで問題です。
馬の平均寿命は何年でしょうか。
答えは
約25年。
これを赤兎馬の生涯に照らし合わせると、
・189年時点で董卓が所有。
・198年、董卓配下だった呂布から曹操へ。
・200年から関羽が所有し、人馬一体となって活躍。
・220年の関羽の死後、馬忠に与えられたものの、
馬草を食べなくなり関羽の後を追うように死去。
赤兎馬が仮に西暦189年生まれだとすると、
関羽の所有した200年〜220年を
11歳〜31歳という年齢で過ごしたことになります。
「三顧の礼」で諸葛亮が加入したのが西暦208年。
天下三分にむけて、劉備陣営がよしこれから!
というとき、赤兎馬は20歳くらいになっています。
ちなみに日本の競走馬での最高齢勝利記録は
オースミレパードの16歳5ヶ月。
すると
「蜀の将軍として関羽が現役バリバリの時期、
赤兎馬はすでにかなり高齢だった」
ことになります。
戦場から戦場へ、老いも早かったのでは。
関羽が麦城で呉軍に捕縛されたのも、
ひょっとすると赤兎馬がヨレヨレで‥‥。
とはいえ三国志演義自体、後世の創作なので
赤兎馬もまた物語の中の馬。
Over 30で戦場を疾駆してこその赤兎馬です!
‥ということで今日の語呂合わせは
「赤兎馬」
「汗血馬」
をまとめて
「赤兎馬で完結、場」
赤兎馬だ!関羽将軍だ!
戦場を完結させる圧巻の光景。
価格:20,995円 |
<参考>
メタリック!汗血馬の末裔とは
https://fanblogs.jp/huun/archive/198/0