2017年12月04日
「あたりめ」と「よしず」意外な共通点とは
あたりめ。
言わずと知れた、定番の酒のおつまみ。
かたや、
よしず。
漢字で書けば葦簀。
葦(ヨシ)の茎で編んだ、すだれのこと。
涼風をいざなう夏の風物詩。
さてさて、この二つに共通するのは何でしょう。
実は両者には、
「もとは別の名前」
「イメージが悪いので改名」
という共通点があります。
つまり、
「あたりめ」は「するめ」
「よしず」は「あしず」
からの改名です。
なぜ改名が必要なのか?
それは、
「そのままでは縁起が悪い」」
から。
「するめ」は「目をする」に通じます。
つまり失敗してしまうことを暗示する、ということで
「する目」ではなく「当たり目」と変換したのです。
一方、「よしず」の原料は
「葦(あし)」なので、すだれは本来「あしず」です。
ところが、
「あし」は「悪(あ)し」に通じます。
そこで「あし」を「善(よ)し」に変換。
「よしず」が誕生したわけです。
江戸時代、葦の茂った「葦原」に遊郭が出来ました。
しかし遊郭で「悪し原」はダメだ、「善し原」にしよう‥‥
ということで「吉原」の地名がついたと言われています。
‥‥ということで、縁起を担ぐがテーマの雑学でした。
今日は語呂合わせの必要なし、ですね。
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