2017年11月22日
インフルエンザ菌と柔道チョップ
まずは、聞いてください。
柔道チョップ!!
1997年制作のアメリカ映画
「オースティンパワーズ」の
主人公が繰り出す必殺の手刀です!
JUDO CHOP!!
JUDO CHOP!!
JUDO CH....!!
うっゴホッゴホッ‥‥!
失礼しました。
はい、おかしいですね。
柔道なのにチョップですからね。
しかしオースティンパワーズはおバカ映画。
これはこれでいいんです。
問題は。こいつです。
インフルエンザ菌。
「えっ、だって
インフルエンザを引き起こす菌
だからインフルエンザ菌なんじゃ‥‥」
ブブーッ!!
インフルエンザの原因は
「インフルエンザウイルス」。
そう、ウイルスです。
ウイルスと菌(細菌)は全く別ものです。
インフルエンザの原因は
インフルエンザ菌ではありません。
ところが!
確かに、その名の菌は存在するのです。
「抗生物質パセトシン」の指示書、
一番下をよく見て下さい。
一体、「インフルエンザ菌」とは?
ということで、本人のご登場です!
インフルエンザ菌「どうも、菌です」
筆者「あ‥やはり菌なんですね」
インフルエンザ菌
「はい。桿菌(かんきん)」です
「あれっ?桿菌なのに丸い!おたく、球菌なのでは?」
「いえ、丸くもなります。多形性って言います」
「で、どうしてインフルエンザ菌という名前に?」
「濡れぎぬなんです」
「ど、どういうことですか?」
「あの日‥私はいつものように暮らしていました。
1800年代のことです」
「暮らしてたというと‥人の体内で?」
「はい。でも常在菌ですから普段はおとなしいんです」
「それがなぜ、このような事に?」
「ある日、人間がウイルスにやられたのです」
「すると、人間の抵抗力は落ちますね」
「それで、私もつい調子に乗って増殖を」
「菌ってそういうものですもんね」
「ところが当時の医学レベルでは、
ウイルスを発見できなかったのです。
たまたま現場にいた私が、犯人ということに」
「原因菌だと思われちゃった、と」
「そうなんです!でも信じて下さい刑事さん!
犯人は、犯人はきっと別にいるんです!」
「あ、はい、知ってます。
インフルエンザウイルスですよね」
「そう!全て奴が悪い!未だに私は悪者だ!」
「でも、便乗して増えたりするから‥‥」
「菌が増えて何が悪い!お前に感染してやろうか!」
「わわわ落ち着いて。とがっちゃだめ。
丸くなりましょう、ほ〜ら多形性多形性‥‥」
これで謎が解けました。
インフルエンザ菌は、あわれ
「インフルエンザの原因だと誤解された菌」
だったのです。
しかし。
インフルエンザの原因ではなかったとはいえ、
インフルエンザ菌のb型菌はHib(ヒブ)と呼ばれ、
小児における気道感染症の3大起炎菌のひとつです。
「ヒブワクチン」
は母子手帳にも必ず記載があるはずです。
ですからインフルエンザ菌とセットで覚えるなら、
Hibの方ですね。
‥ということで、今回は
・Hib (ヒブ)
・インフルエンザ菌
で語呂合わせしておきましょう。
「秘部で、委員震える ザ・議員」
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