2016年05月08日
アケボノも苦戦・・・ホウカシキ炎とは
ホウカシキ炎。
![image.jpeg](/huun/file/image-74985-thumbnail2.jpeg)
(出典 Yahoo! 検索データ 5月6日)
怪しげな言葉ですが、突然検索されはじめました。
この記事が原因と思われます。
![houak](/huun/file/houka-thumbnail2.png)
(出典 スポーツ報知 )
これは、書き方がよくないですね!
ホウカシキ炎、と書くから、変な想像をするわけです。
放火式炎! 犯罪っぽい!
砲火式炎! 何と戦ってるんすか!
法科式炎! 今年こそ司法試験合格!
・・・・・・これらは間違い。正しくは
「蜂窩織炎」
と書かねばなりません。
スポーツ報知は何で変にカタカナを混ぜたのでしょうか・・・。
ということで、今日はアカデミックな雰囲気で
「蜂窩織炎」にせまります!
![ひらめき](/_images_e/151.gif)
・炎症とは、有害な刺激を受けた時に生体に出現する症候
・炎症の原因はさまざま
・熱に対する反応=やけど これも炎症
・花粉に対する鼻粘膜の反応=鼻水これも炎症
![炎症](/huun/file/factor_03-thumbnail2.png)
(画像引用 medical-re.co.jp)
(何か原因があって炎症がおこるわけですね)
![ひらめき](/_images_e/151.gif)
・多くの場合、黄色ブドウ球菌という細菌が原因
・細菌が肌に感染し、まず表皮に拡大して伝染性膿痂疹となる
・さらに真皮から皮下脂肪組織にまで拡大すると蜂窩織炎となる
・顔面、四肢に好発する
![アウレウス](/huun/file/210px-Staphylococcus_aureus_01-thumbnail2.jpg)
(画像引用 Wikipedia)
(黄色ブドウ球菌は常在菌=どこにでもいる菌です)
![ひらめき](/_images_e/151.gif)
・蜂巣織炎(ほうそうしきえん)
・蜂巣炎(ほうそうえん)
・フレグモーネ(Phlegmone):ドイツ語
![ドイツ](/huun/file/mone-thumbnail2.png)
(画像引用 Glosbe - 多言語オンライン辞書)
(フレグモーネの語源は、ギリシア語の phlégma=炎)
![ひらめき](/_images_e/151.gif)
・熱感・疼痛を伴う
・時間がたつと化膿し、膿汁や組織液が流出
・多数の深い潰瘍ができることも=蜂の巣っぽくなる
(画像は省略しといた方がよさそうです・・・)
![ひらめき](/_images_e/151.gif)
・大半は,抗生物質による治療で2週間以内に消退
・化膿範囲が広い場合は切開排膿が必要となる
・糖尿病などの基礎疾患があると治癒しにくい
![](/huun/file/addiction-71573_640-thumbnail2.jpg)
(画像引用 healthil.jp)
(蜂窩織炎に発展する前に治しておきたいところです)
というわけで蜂窩織炎についてでした。
蜂の巣とか・・・考えただけで恐怖ですね。
何事も、早めの治療が一番です。
では、そろそろ語呂合わせにいきましょう。
「蜂窩織炎」「黄色ブドウ球菌」なので
「ほう!貸し切り園!」「OH、ショック!ブドウ禁?」
せっかくの農園貸し切りも、ブドウ狩りが禁止とは・・・!!
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