2016年04月25日
家臣思いすぎる武将・加藤嘉明伝説
加藤嘉明(かとうよしあき)。
(画像引用 Wikipedia)
安土桃山時代〜江戸時代にかけての武将。
賤ヶ岳七本槍の一人でもあります。
賤ヶ岳以後も武功は止むことなく、
九州征伐、小田原攻め、文禄の役・慶長の役では
淡路水軍を率いて大活躍。
関ヶ原の戦いでは、家康軍の先鋒として進撃。
難攻不落といわれた岐阜城を陥落せしめ、
関ヶ原本戦においても石田三成本隊を撃破。
まさに比類なき戦場での働きぶり。
関ヶ原合戦後、陸奥会津43万石の大大名となります。
そんな加藤嘉明は
「家臣思い」
の武将でもありました。
今日はそんな逸話を一つ。
(出典 「加藤嘉明公」 細野写本)
「加藤嘉明公」より現代語訳
加藤嘉明が若松へ移った次の年。
守岡主馬の別邸で踏歌(とうか)があった。
(訳者注 踏歌とは
中国から伝わった集団歌舞。音楽にあわせ
足を踏み鳴らしながら踊り歌うもの)
(画像引用 www.simplemarket.info)
嘉明「眠くなってきた・・・・・奥の部屋で休もう」
侍臣A「ご主人寝ちゃった。・・・俺、踏歌見てきていい?」
侍臣B「いいんじゃね?・・・でも俺も見たい。だめ?」
侍臣C「・・・俺も見たい」
結局、侍臣たちはこっそり見に行ったので、
一人の老人だけが嘉明の側に残るという状況に。
嘉明「ふアーよく寝た!・・・あれ?人数少なくなってない?」
老人「あの、その。みな、踏歌が見たいと申しまして…」
嘉明「すると何か、お前ひとりだけ残して、他は皆サボっておるのか!!」
老人「ははっ、あのその」
嘉明「なあんだ、お前も見に行っていいんだよ( ´∀`)」
・・・というわけで
家来思いの武将 加藤嘉明エピソードでした。
では、語呂合わせは
「踏歌(とうか)」「加藤嘉明」 なので
「糖か?加糖よし!」
ブラックは苦手でして・・・・。
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ちなみに、生き方が男前すぎる武将については
「男前すぎる書状改ざん理由!栗山利安伝説」
https://fanblogs.jp/huun/archive/98/0
をご参照ください!