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2018年09月30日
『おもてなし』 フジテレビヤングシナリオ大賞2014 一次通過作品
『おもてなし』
あらすじ
クリスマス・イブの雪の日。旅館の女将・小雪と亭主の星野は、別れ話をしていた。
結婚して10年、子供に恵まれなかったら東京で自分の店を出させてほしい。
それが星野の夢だった。小雪には旅館を守る誇りと義務があった。
東京へはついていけないという小雪に、星野は離婚届を置いて出ていく。
吹雪の夜、小雪の宿に落ち武者が現れる。
落ち武者は、体格もよく威張り腐って小雪を困らせる。
小雪は、ひとつひとつ丁寧におもてなししていく。
足湯に始まり、背中を流すこと、髪を洗うこと、髪を剃ること…。
不機嫌だった落ち武者が徐々に機嫌をよくしていく。
大女将の恭子と仲居の加奈子も小雪に協力してくれる。
最初は落ち武者を怖がっていた恭子と加奈子だが、次第に落ち武者に魅了されていく。
旅館でボヤ騒ぎが起きた時、小雪は落ち武者に助けられる。
気づくと小雪は、落ち武者に最高のおもてなしをしていた。
と、そこへ亭主の星野が帰ってきたからさぁ大変！星野に喧嘩を売られた落ち武者が、星野を切る！
と言いだし取っ組み合いの喧嘩が始まろうかという時、大女将の恭子が止めに入る。
星野は離婚届を破り、小雪は、星野を平手打ちするが許す。星野と小雪は久しぶりに結ばれる。
クリスマスの当日。落ち武者がいたはずの部屋に赤ちゃんがいた。
赤ちゃんは、落ち武者の生まれ変わりだった。
夫婦の絆、命のつながりについて考えさせられる聖なる夜のおとぎ話。
※この物語はフィクションです。
齋藤なつ
あとがき
「おもてなし」を書いてからもう４年も経つんですね。
時が立つのは早いものです。
この作品は、初めて一次審査通過した作品で
すごく嬉しかったのをよく覚えています。
やったー！と万歳してしまいました＼(^o^)／
しかし、二次審査は通らず、、、
難しい世界だと痛感しました。
どうしても「落武者」を登場させたかったのと
当時書きたかったことが上手く表現できたと思っています。
この作品を超えるものが書けなくなったので
シナリオをやめたのかもしれません。
小説に逃げたのかもしれません。
小説も逃げたいくらい大変です。
ブログが一番楽しいな。
あらすじ
クリスマス・イブの雪の日。旅館の女将・小雪と亭主の星野は、別れ話をしていた。
結婚して10年、子供に恵まれなかったら東京で自分の店を出させてほしい。
それが星野の夢だった。小雪には旅館を守る誇りと義務があった。
東京へはついていけないという小雪に、星野は離婚届を置いて出ていく。
吹雪の夜、小雪の宿に落ち武者が現れる。
落ち武者は、体格もよく威張り腐って小雪を困らせる。
小雪は、ひとつひとつ丁寧におもてなししていく。
足湯に始まり、背中を流すこと、髪を洗うこと、髪を剃ること…。
不機嫌だった落ち武者が徐々に機嫌をよくしていく。
大女将の恭子と仲居の加奈子も小雪に協力してくれる。
最初は落ち武者を怖がっていた恭子と加奈子だが、次第に落ち武者に魅了されていく。
旅館でボヤ騒ぎが起きた時、小雪は落ち武者に助けられる。
気づくと小雪は、落ち武者に最高のおもてなしをしていた。
と、そこへ亭主の星野が帰ってきたからさぁ大変！星野に喧嘩を売られた落ち武者が、星野を切る！
と言いだし取っ組み合いの喧嘩が始まろうかという時、大女将の恭子が止めに入る。
星野は離婚届を破り、小雪は、星野を平手打ちするが許す。星野と小雪は久しぶりに結ばれる。
クリスマスの当日。落ち武者がいたはずの部屋に赤ちゃんがいた。
赤ちゃんは、落ち武者の生まれ変わりだった。
夫婦の絆、命のつながりについて考えさせられる聖なる夜のおとぎ話。
※この物語はフィクションです。
齋藤なつあとがき
「おもてなし」を書いてからもう４年も経つんですね。
時が立つのは早いものです。
この作品は、初めて一次審査通過した作品で
すごく嬉しかったのをよく覚えています。
やったー！と万歳してしまいました＼(^o^)／
しかし、二次審査は通らず、、、
難しい世界だと痛感しました。
どうしても「落武者」を登場させたかったのと
当時書きたかったことが上手く表現できたと思っています。
この作品を超えるものが書けなくなったので
シナリオをやめたのかもしれません。
小説に逃げたのかもしれません。
小説も逃げたいくらい大変です。
ブログが一番楽しいな。
2018年09月28日
「40代にしておきたい17のこと」本田健
こんにちは。
いつも訪れてくださり、感謝しています。
みなさんは今、ご自宅でしょうか？それとも会社でしょうか？
通学、通勤の時間でしょうか？
いいこと、いやなこと、いろいろあるけど、辛い時は誰かに愚痴って
愚痴ってください。
愚痴っていいのです。
もし、愚痴る人がいなければ匿名でブログで吐き出してしまいなさい。
今日、たまたま本屋さんで手に取ったのがこの本
「40代にしておきたい17のこと」本田健
まだ読み始めですが。期待しています。
こういうジャンルの本ってなんていうのでしょうね？
自己啓発本？
エッセイの一種？
小説を勉強中の私としては、エッセイも勉強したいところ。
本は一日一冊読みたいです。読み切りたいです。
しかしながら、読んでは閉じ、読んでは閉じを繰り返しています。
恐らく10冊くらいをつまみぐいしていると思います。
それに比べて村田沙耶香さんの「地球星人」はスラスラ読めました。
『地球星人』村田沙耶香の記事
昨日の５時夢で中瀬ゆかりさんがエンタメ番付で横綱に選んでいましたよね！
嬉しかったです。
新潮社さんには頑張ってもらわないと！
休刊している場合ではない！
言論の自由とは、○○の落書きではない。
人を不快にさせない文章。
うーーーん難しい。
全世界的に不快ではないものはないと思いますです。
誰かが喜べば誰かが悲しみ
誰かが生まれれば誰かが死ぬ
どこかに朝がくればどこかに夜がくる
どこかに春がくればどこかに冬がくる
そうして地球はまわっている
 | 40代にしておきたい17のこと （だいわ文庫） [ 本田健 ] 価格:616円 |
2018年09月26日
裏切りの一瞬『年下のオトコ』
課題「裏切りの一瞬」
「年下のオトコ」
登場人物
鈴木直子（37）保険営業職員
村田裕二（26）その部下
三田友里（37）主婦
米川重三（60）魚屋
支部長（50）
○日友生命・営業所
50人くらいが働くオフィス。
壁には成績グラフが貼ってある。
赤い紙の花が成績を表している。
鈴木直子（37）が出社してくる。
村田裕二（26）がデスクにいる。
直子「おはよう！君が今度入ってきた新人く
んね！よろしく！」
村田は立ち上がって、
村田「よろしくお願いします！」
直子「ビシビシいくわよ！」
村田「お手柔らかにお願します！」
村田は人懐っこい笑顔。
直子「わからないことがあれば何でも聞いて」
直子は年齢よりずっと若く見える。
村田「はい！」
直子「自己紹介のチラシはできた？」
村田「原稿はできてます。これです」
村田は原稿用紙を見せながら、
村田「自分、元ホストなんですけど、それは
ＰＲになりますか？」
直子「ホスト？なるわけないじゃない！イメ
ージ悪いだけよ。書き直し！」
村田「すいません。お客さんに配るパンフや
アメって自腹ってほんとですか？」
直子「自腹だけど？」
村田「まじっすか。二ヵ月以内に契約取れな
いとクビなんですか？」
直子「そうだけど」
村田「俺、自信ないっす」
直子「大丈夫、大丈夫。君ならできる！やっ
てみなきゃわかんないわよ。とりあえずつ
いてきて」
直子は鞄を持って歩き出す。
村田もついていく。
○アパート・友里の部屋
直子が部屋のドアの前に立つ。
後ろに村田が立っている。
直子「こんにちは！日友生命の鈴木です！」
ドアが開き、三田友里（37）が顔を出
す。友里は疲れた主婦といった印象。
直子「今日は新商品のご案内に伺いました。お時間少しよろしいでしょうか？」
友里「ちょうどよかった。保険を解約しようと思ってたところなの」
直子「解約、ですか？」
友里「離婚したの」
直子「えっ！」
友里「子供は私がひきとるの」
直子「でしたら解約ではなく変更されてはいかがですか？」
友里「ちょっと今考えてる余裕ないの。めんどくさくて。解約でいいわ」
友里が村田の方を見る。
直子「あ、ご紹介が遅れました。新人の村田です」
村田「よろしくお願いいたします！」
直子「今、研修中で私についてるんですが、早く独り立ちさせますので、何卒よろしくお願いいたします」
友里「どうも」
直子「では、上がらせていただいてよろしいでしょうか？」
友里「どうぞ」
友里は村田を見つめている。
○定食屋
直子と村田が遅いランチをしている。
直子が店員に向かって、
直子「焼き魚定食」
村田「僕も同じの」
村田は笑顔で、
村田「趣味が合いますね」
直子は照れて、水を飲む。
村田「手ごわいシングルマザーでしたねー」
直子「あの人元看護師だからすぐ仕事見つかるんじゃないかな？時間が経てば気が変わるかも」
村田「なんで離婚するんすかね？」
直子「性の不一致じゃない？」
村田「性の不一致？性格の不一致じゃなくて？」
直子「ま、村田くんは独身だしよくわかんないと思うけど。そだ、これあげるよ」
直子は鞄から紙袋を出す。
村田「なんすか？」
直子「就職祝い」
村田が紙袋から黒い革の腕時計を取り
出す。
村田「前からこんなの欲しかったんすよー」
直子「頑張ってね！」
村田「はい！」
直子は笑顔で村田を見つめる。
○魚屋・外観
直子の声「申し訳ございません！」
○同・店内
直子が頭を下げている。
米川重三（60）が包丁を研いでいる。
米川「あんたらしつこいんだよ！」
直子「大変失礼いたしました」
米川「おたくどういう教育してんの？」
直子「よく言って聞かせますので」
米川「二度と来ないでくれ！」
直子は深々と頭を下げて、
直子「大変、申し訳ございませんでした！」
○日友生命・営業所
直子と村田が休憩コーナーにいる。
直子「どうして一人で行ったの？」
村田「契約がほしくて」
直子「そんなに焦らなくても」
村田「頑張ってって言われたから」
村田は黒い革の腕時計をしている。
直子は溜息。
直子「あのお客さんはね、気難しいの。私だ
って一年かけてようやく契約とれたんだ
から。元ホストなんでしょ？もっと人を見
て営業しなきゃ」
村田「すいません」
直子「まだ一人で動かないで」
村田「わかりました」
直子は自動販売機で缶コーヒーを買っ
て村田に渡す。
デスクでパソコンに向かう直子。
携帯電話が鳴り、出る直子。
直子「はい、鈴木です。……三田さま！」
○アパート・友里の部屋・中
友里がお茶を出している。
直子が提案書を広げている。
直子「こちらのプランがベストかと……」
友里「おまかせします」
直子「ありがとうございます！」
友里「鈴木さんのこと信頼してるから」
直子「もったいないお言葉です」
友里「鈴木さんもシングルマザーなんですっ
てね？」
直子「は？え、ええ」
友里「なんで隠してたのよ〜」
直子「隠していたわけでは……」
友里「同じシングルマザー同士、助け合いま
しょ」
直子「は、はぁ」
直子、苦笑い。
○道（夕）
直子が赤信号で止まっている。
道の向こうに親子３人連れが手をつないで歩いている。
親子連れを目で追う直子。
○アパート・友里の部屋
雨が降っている。
直子が友里の部屋のドアの前に立つ。
ドアが開き、友里が顔を出す。
直子「ご契約書をお持ちしました」
友里「ああ、それなら、もう大丈夫です」
直子「えっ、大丈夫とは？」
友里「もう契約しちゃいました」
直子「えっ、おっしゃっていることがよくわ
からないのですが……」
友里「昨日、村田さんが来てくれて」
直子「村田が？」
友里「いい人を紹介してくれてありがとう」
友里は微笑んで、
友里「じゃあ、もういいかしら？」
直子「ちょっと待ってください！」
友里「なに？」
直子「どのようなご契約を？村田はまだ新人
ですし」
友里「うるさいわね！村田さんに聞けばいい
でしょ？」
友里はバタンとドアを閉める。
直子は携帯電話を取り出し握りしめる。
○日友生命・営業所
村田が支部長（50）に褒められている。
直子が入ってきて、
直子「村田くん！どういうこと？」
村田はとぼけた顔をしている。
支部長「鈴木さん、よかったじゃない。村田
くん初契約取れたんだって？君の指導が
いいからだよ」
支部長は、成績グラフの村田の所に赤
い花をつける。
直子は村田を睨みつけて唇をかむ。
村田「ありがとうございました。ああ、これお
返しします」
村田は黒い革の腕時計を直子に渡す。
村田の腕には銀のブランド物の腕時計。
村田「三田さんからいただきました」
村田満面の笑み。
直子は顔が熱く、赤くなる。
支部長「鈴木さんもがんばってね」
直子は震える手で黒い革の腕時計をポケ
ットにしまう。
※この物語はフィクションです。
「年下のオトコ」
登場人物
鈴木直子（37）保険営業職員
村田裕二（26）その部下
三田友里（37）主婦
米川重三（60）魚屋
支部長（50）
○日友生命・営業所
50人くらいが働くオフィス。
壁には成績グラフが貼ってある。
赤い紙の花が成績を表している。
鈴木直子（37）が出社してくる。
村田裕二（26）がデスクにいる。
直子「おはよう！君が今度入ってきた新人く
んね！よろしく！」
村田は立ち上がって、
村田「よろしくお願いします！」
直子「ビシビシいくわよ！」
村田「お手柔らかにお願します！」
村田は人懐っこい笑顔。
直子「わからないことがあれば何でも聞いて」
直子は年齢よりずっと若く見える。
村田「はい！」
直子「自己紹介のチラシはできた？」
村田「原稿はできてます。これです」
村田は原稿用紙を見せながら、
村田「自分、元ホストなんですけど、それは
ＰＲになりますか？」
直子「ホスト？なるわけないじゃない！イメ
ージ悪いだけよ。書き直し！」
村田「すいません。お客さんに配るパンフや
アメって自腹ってほんとですか？」
直子「自腹だけど？」
村田「まじっすか。二ヵ月以内に契約取れな
いとクビなんですか？」
直子「そうだけど」
村田「俺、自信ないっす」
直子「大丈夫、大丈夫。君ならできる！やっ
てみなきゃわかんないわよ。とりあえずつ
いてきて」
直子は鞄を持って歩き出す。
村田もついていく。
○アパート・友里の部屋
直子が部屋のドアの前に立つ。
後ろに村田が立っている。
直子「こんにちは！日友生命の鈴木です！」
ドアが開き、三田友里（37）が顔を出
す。友里は疲れた主婦といった印象。
直子「今日は新商品のご案内に伺いました。お時間少しよろしいでしょうか？」
友里「ちょうどよかった。保険を解約しようと思ってたところなの」
直子「解約、ですか？」
友里「離婚したの」
直子「えっ！」
友里「子供は私がひきとるの」
直子「でしたら解約ではなく変更されてはいかがですか？」
友里「ちょっと今考えてる余裕ないの。めんどくさくて。解約でいいわ」
友里が村田の方を見る。
直子「あ、ご紹介が遅れました。新人の村田です」
村田「よろしくお願いいたします！」
直子「今、研修中で私についてるんですが、早く独り立ちさせますので、何卒よろしくお願いいたします」
友里「どうも」
直子「では、上がらせていただいてよろしいでしょうか？」
友里「どうぞ」
友里は村田を見つめている。
○定食屋
直子と村田が遅いランチをしている。
直子が店員に向かって、
直子「焼き魚定食」
村田「僕も同じの」
村田は笑顔で、
村田「趣味が合いますね」
直子は照れて、水を飲む。
村田「手ごわいシングルマザーでしたねー」
直子「あの人元看護師だからすぐ仕事見つかるんじゃないかな？時間が経てば気が変わるかも」
村田「なんで離婚するんすかね？」
直子「性の不一致じゃない？」
村田「性の不一致？性格の不一致じゃなくて？」
直子「ま、村田くんは独身だしよくわかんないと思うけど。そだ、これあげるよ」
直子は鞄から紙袋を出す。
村田「なんすか？」
直子「就職祝い」
村田が紙袋から黒い革の腕時計を取り
出す。
村田「前からこんなの欲しかったんすよー」
直子「頑張ってね！」
村田「はい！」
直子は笑顔で村田を見つめる。
○魚屋・外観
直子の声「申し訳ございません！」
○同・店内
直子が頭を下げている。
米川重三（60）が包丁を研いでいる。
米川「あんたらしつこいんだよ！」
直子「大変失礼いたしました」
米川「おたくどういう教育してんの？」
直子「よく言って聞かせますので」
米川「二度と来ないでくれ！」
直子は深々と頭を下げて、
直子「大変、申し訳ございませんでした！」
○日友生命・営業所
直子と村田が休憩コーナーにいる。
直子「どうして一人で行ったの？」
村田「契約がほしくて」
直子「そんなに焦らなくても」
村田「頑張ってって言われたから」
村田は黒い革の腕時計をしている。
直子は溜息。
直子「あのお客さんはね、気難しいの。私だ
って一年かけてようやく契約とれたんだ
から。元ホストなんでしょ？もっと人を見
て営業しなきゃ」
村田「すいません」
直子「まだ一人で動かないで」
村田「わかりました」
直子は自動販売機で缶コーヒーを買っ
て村田に渡す。
デスクでパソコンに向かう直子。
携帯電話が鳴り、出る直子。
直子「はい、鈴木です。……三田さま！」
○アパート・友里の部屋・中
友里がお茶を出している。
直子が提案書を広げている。
直子「こちらのプランがベストかと……」
友里「おまかせします」
直子「ありがとうございます！」
友里「鈴木さんのこと信頼してるから」
直子「もったいないお言葉です」
友里「鈴木さんもシングルマザーなんですっ
てね？」
直子「は？え、ええ」
友里「なんで隠してたのよ〜」
直子「隠していたわけでは……」
友里「同じシングルマザー同士、助け合いま
しょ」
直子「は、はぁ」
直子、苦笑い。
○道（夕）
直子が赤信号で止まっている。
道の向こうに親子３人連れが手をつないで歩いている。
親子連れを目で追う直子。
○アパート・友里の部屋
雨が降っている。
直子が友里の部屋のドアの前に立つ。
ドアが開き、友里が顔を出す。
直子「ご契約書をお持ちしました」
友里「ああ、それなら、もう大丈夫です」
直子「えっ、大丈夫とは？」
友里「もう契約しちゃいました」
直子「えっ、おっしゃっていることがよくわ
からないのですが……」
友里「昨日、村田さんが来てくれて」
直子「村田が？」
友里「いい人を紹介してくれてありがとう」
友里は微笑んで、
友里「じゃあ、もういいかしら？」
直子「ちょっと待ってください！」
友里「なに？」
直子「どのようなご契約を？村田はまだ新人
ですし」
友里「うるさいわね！村田さんに聞けばいい
でしょ？」
友里はバタンとドアを閉める。
直子は携帯電話を取り出し握りしめる。
○日友生命・営業所
村田が支部長（50）に褒められている。
直子が入ってきて、
直子「村田くん！どういうこと？」
村田はとぼけた顔をしている。
支部長「鈴木さん、よかったじゃない。村田
くん初契約取れたんだって？君の指導が
いいからだよ」
支部長は、成績グラフの村田の所に赤
い花をつける。
直子は村田を睨みつけて唇をかむ。
村田「ありがとうございました。ああ、これお
返しします」
村田は黒い革の腕時計を直子に渡す。
村田の腕には銀のブランド物の腕時計。
村田「三田さんからいただきました」
村田満面の笑み。
直子は顔が熱く、赤くなる。
支部長「鈴木さんもがんばってね」
直子は震える手で黒い革の腕時計をポケ
ットにしまう。
※この物語はフィクションです。
 | 価格:13,800円 |
2018年09月25日
防災グッズのチェック
おはようございます。
今年は、大雨、台風、地震など大きな災害が多いですね。
以前から主人と「やろう、やろう」といっていた防災グッズチェックを行いました。
チェックリストをみながら
防災用バッグの中を改めて確認しました。
例えば、「火事だー」とかなった時に
コレを持って逃げればよし、というような。
みなさまのお宅にも届いていますでしょうか？
「防災タウンページ」
とても役に立ちました。
こうして、定期的に確認すれば安心ですよね。
コレを使うことがないのが一番なのですが、、、
私は、パスポートやマイナンバーカード
銀行の判子や通帳もコレに入れています。
あと、一番特殊なのが「結婚指輪」だと思います。
絶対残したいので。
普通、結婚指輪ははめっぱなしですが、私はつけたり外したりするタイプなので(*^_^*)
さらに、「歯ブラシ」やっぱり歯は大事なので。
みなさまも自分だけの「これだけは」を見つけて入れておいてくださいね！
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2018年09月23日
人は見た目が９割なのか？
先日、テレビで角野栄子先生を拝見しました。
年齢よりもずっと若くみえました。
素敵です。
とてもお綺麗でした。
以前も角野先生の話題は記事にしました。
児童文学の巨匠ですね。
鎌倉に住んでいらっしゃるとか。
とっても素敵なお家をつくられて。
トレードマークの眼鏡もいいですよね。
先日の『響』もそうでしたが、文学少女はどうしても眼鏡が外せない。
本をたくさん読み過ぎて目が悪いのです。
かくいう私も目が悪いのですが普段は眼鏡をかけておりません。
眼鏡をかけるとブスにみえると思い込んでいたためです。
しかし、角野先生や響はブスではなくむしろ綺麗でした。
カッコイイといいますか。
時代は変わったのかもしれません。
テレビに出ている女性の方々でも眼鏡美人がいらっしゃいますもんね。
別に美人でなくてもいいのですが、ブスでなければ。
そうそう、作家の先生ってブスが多いって昔から言われていますよね。
確かに多いと思います。
だって、顔が可愛かったら本なんかかかなくてもチヤホヤされるし。
美人に劣等感を持ったブスだからこそ書ける文学があります。
具体的にお名前を出すのは控えますが。
一方で、美人だと頭悪くみられるという、あるいは胸が大きいと頭が悪くみらえるという
言い伝えもあります。
偏見ですね。
人を見た目で判断してはいけないと言いますが『人は見た目が９割』なんて本も
売れていますし。
結局、矛盾だらけの世の中ということで本日はお開きとさせていただきたいと
思います。
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2018年09月21日
響〜小説家になる方法〜
こんばんは。
『響』を観てきました。
ほんとは『泣き虫しょったん』を観るつもりで映画館へ行ったら
時間を勘違いしていて、『響』になってしまいましたが
とっても面白かったです！
平手さんカッコイイ。
あの手の女の子たちにはなかなか興味が持てずにおりましたが
平手さん押しで。
秋山氏についに落されました。
これでもか、これでもか、と色んな女の子を出してくるから
ついに参りました。
『響〜小説家になる方法』というタイトルですが、この映画を観ても
小説家にはなれませんが、友達の作り方は教えてくれるかな。
主人公は何一つ傷ついていませんが、友達が傷つくとエラく怒る。
暴力をふるう。
私もよく考えたら「言葉の暴力」がひどいかも。
反省します。
俳優さんでは、柳楽優弥さんが素敵でした。
『だれも知らない』をリアルタイムに観ていた世代としては
応援せざるをえないのですが、立派にとても立派に成長されて
感動しました。
もう一度言いますが、この映画を観ても小説家にはなれません。
「なりたいな」と思う人はいるかもしれませんが。
私は、小栗旬さんの役に自分を投影してしまいました。
とても楽しいエンターテインメントでした。
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2018年09月19日
『僕と君の大切な話』ろびこ
こんばんは。
今日は、マンガのお話しです。
私、あまりマンガを読まない方なのですが、三歳上の姉がおりまして
頼まないのに貸してくれます。
『僕と君の大切な話』ろびこ。おもしろいです。
最初から引きこまれました。
共感しました。
漫画家さんって羨ましいです。絵が上手なので。
絵で、自分の考えを表現できたら最高だな、といつも思います。
すごいなと尊敬します。
絵が上手に描けないので。
中学三年の時は美術の授業「５」でしたが。（つまり一番良いということ）
嫌なこどもだったので、美術の先生の好きな絵のタイプを分析して
自分が描きたい絵というより、「先生の好きな絵」を描くことで
良い成績を得るという、いやな生徒でした。普通かな？
この様なひまわりの花を見ると描きたくなります。
描きませんが。
最近、絵なんて描いていない。
描いた方がいいかも。
文章ばっかり書いていると偏りますよね。
しかし、優秀と言われる本はどれも偏っていますね。
作家としては偏っていた方が正しいのだろうか。
ともかく、おもしろいマンガは大歓迎です。
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2018年09月18日
がんでもうかる？
おはようございます。
先日、親戚のおじさんのお見舞いに行きました。
おじさん（７０代）は、血液のがんでした。
抗がん剤治療の影響で、全身の毛がありませんでしたが、
とても元気そうで、安心しました。
おじさんが言うには、いつのまにか保険に入っていたため
がんになったと診断されると100万円
入院すると毎日３万円の保険金が支払われるのだとか
「がんになって儲かっちゃったよ、ガハハ」と笑っていました。
今、日本人の二人に一人はがんにかかると言われています。
死亡理由の一位です。
確率から言って、がん保険は入っていたほうがお得みたいですね。
先月、私の誕生日だったため親友のＳがプレゼントをくれました。
ピンク色のにぎにぎするクッションです。
これがいいのです。
ストレスをフリーにします。
やみつきです。
Ｓはよくいろんなものをくれますがセンスが抜群です。
贈り物のセンスってすごく大事だと思うのですがいかがでしょうか。
かくいう私も贈り物のセンスには自信があります。
今年一番喜ばれたのは「トラベルポーチ」です。
旅行に行くときに、下着やハンカチなど細かい衣類をまとめてもってゆくのに
最適なポーチがあるのです。
デパートでは、だいたい1,500〜2,000円くらいで買えます。
プレゼントした人からとても喜ばれました。
うちの旦那さんもすごいです。
一昨日も可愛いリュックサックを買っていただきました。
ありがたいです。
プレゼントっていいですよね。
最近、言葉のプレゼント、してないかも。
いつも読みにきてくださり、ありがとうございます。
みなさまが平和で心穏やかに過ごせますように。。。
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2018年09月17日
ありがとう樹木希林さん
おはようございます。
樹木希林さんが亡くなってしまいました。
寂しいです。
とても残念です。
自分もいつか死ぬのだな、と思いました。
あたりまえだけど。
樹木さんを初めてテレビで見たのはおそらく
フジフイルムのテレビＣＭだったと思います
「美しい人は、より美しく。
そうでない人は、、、それなりに」というコピーが
忘れられません。
樹木さんは生き方がカッコイイです。
話すことばがカッコイイです。
最後に『万引き家族』を観られてよかったです。
ありがとうございました。
あんなに存在感のある女優さんているかなぁ。
日本の映画界にポッカリ穴が空いたようです。
モックンがお婿さんで本当によかったですね。
三人のお孫さんに恵まれて、女優業を謳歌できて
いまが一番幸せとおっしゃっていました。
ご冥福をお祈りいたします。
モックンの新しい映画が観たいです。
『おくりびと』みたいな。
 | 価格:1,404円 |
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タグ：#樹木希林 #万引き家族
2018年09月14日
『最後の恋』に込められた思い
こんにちは。
昨日発表した『最後の恋』について、少しお話ししたいと思います。
まず、主人公の男性・渡辺ですが、この人は故・渡辺淳一先生がモデルです。
渡辺淳一先生の代表作『失楽園』のファンで、先生がお亡くなりになった時期だったので
先生を追悼するためにモデルにさせていただきました。
設定を豪華客船にしたのは、スケールの大きい恋愛の話にしたかったので
船上が舞台です。
ちょっとタイタニックっぽくなってしまいましたが、この頃船の事故が多かったと記憶しています。
年上の男性と、年下の男性から思われる、というよくある設定になっています。
たった20枚でお話しを作るので、続きが気になりますね。
年上の男性にひっぱられて成長し、年下の人（若い人）から支えられるシチュエーションは
『エースをねらえ』のヒロインから学びました。
私のシナリオ（小説）にでてくる人物は、普通の人です。
もっとおもしろくしなくては、といつも悩みます。
「主人公は愛すべき人でなければならない」という常識を壊したいですね。
しかし一方で、全く好きでもない人に感情移入できるのか？という疑問が。
性格の悪い、気持ち悪い人に興味がもてるのか？
また、純文学を読んでいると「暗い」んですね。
「暗い」ことが文学なのだろうか。
作家さんの自伝を読んでいても「暗い」。
暗い人が暗い文章を書くのが文学なのだろうか。
明るい文学もあるのかなぁ？
ライトノベルというのがそうなのか？
自分は大人の文学向いてないのか？
逃げているだけか？
色々考えているところです。
小説を６つ書いてわかったのは、ただ書けばいいというものではない
ということ。
もっと考えて考えて書きます。
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タグ：#失楽園 #渡辺淳一先生
