2019年08月29日
災害時にペットの命を守るには
東日本大震災や熊本地震では人と共に多くのペットが被災しました。災害時は人間の安全が最優先になりますが飼い主にとってはペットも家族です
環境省がまとめたペット被災概況によると自治体によってはペットの立ち入りさえ許されない避難所もあります。自治体の責任者自身にペットの飼育経験があるかないかで同伴避難の可否が分かれるケースや自治体の担当者が環境省の同行避難のガイドラインを知らないケースもあります
一緒に避難しても避難所に入れず玄関外や軒下でペットと共に寝起きをする人や避難所に入れても吠える、汚い、臭うなどペットを飼っていない被災者との間に問題が生じたりペットが迷惑になることを恐れて車中泊を選ぶ人も多くいます
【人とペットの災害対策ガイドライン】
❶災害発生時の心がけ
身体の安全確保とともにペットに首輪とリードを装着しケージなどに入れ安全確保に努める。ペットを保護できなかった場合は無理せずペットが外に逃げないよう家の戸締りをして避難する。避難の際ペット残留情報カードを目立つ場所に貼りペットが室内に残っていることを周知する
❷避難時の心がけ
普段通りの行動を心がける。落ち着いて首輪の迷子札と非常用持ち出し袋を確認する。避難経路に合わせて適切な経路を選びペットと共に避難する
❸避難先での心がけ
被災情報や支援物資情報など正しい情報を得るようにする。避難所に同伴避難できる場所があれば自分から責任者に提案することも大切です。避難所や広場や車中泊で過ごす場合は飼い主同士協力をすることが大切です。温度管理に気をつけ体を動かす。ペットの排泄物は適切に処理する。自宅で過ごす場合は二次被害に注意する。さらなる災害に備え避難経路を確保する。避難の準備をしておく。
❹仮設住宅での心がけ
犬は市町村への登録をする。ペットの飛び出し防止柵を設置し迷子札を常に装着する。排泄場所に気を配る。近隣住民とのコミュニケーションを大切にする
❺ペットが迷子になったときの心がけ
ペット写真やチラシを用意し近辺に貼る。町内の有線放送や回覧板や市町村の広報誌などを利用する。愛護センターなどで保護情報を確認する。決して諦めない
価値観の違う者同士が同じ空間で過ごすことを強いられる避難所ですがお互い協力しないと災害を乗り越えることはできないので動物が苦手な人と動物を家族と考える人がエリアを分けて避難場所を設けることが重要だと思います
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