2017年05月25日
摘芯 切り戻し 芽かき
空前の猫ブームですが…
お庭を荒らす野良猫…
放飼猫…
対策に疲れたので…
放置栽培ほったらかし家庭菜園です
ただ、そのまま放置しておくと花がつきづらくなったり草姿が乱れたり風通しが悪くなり病気や害虫の被害にあうので摘心や切り戻しをします
《摘芯》
摘心とは野菜や草花などの植物の生長を促すための手入れ作業のです
『芯』と呼ばれる芽の先端を摘み取ります
植物の多くは茎の先端にある芽の方が茎の側面についている芽よりも優先的に育てる『頂芽優勢』という性質を持っています。放っておくと優先的な茎だけが伸びてしまい茎の生長に養分を使うため、その先にしか花を咲かせなくなってしまいます
苗のうちに摘心を繰り返すことで縦ではなく横への生長を促して草丈がコンパクトになり側芽が発達してたくさんの花がつく果実の収穫量が増えるといった効果が期待されます。また、繰り返し摘心をすることで株が横に広がってこんもりとした草姿に仕立てることができます
育てる植物によって、春・夏・秋など適した時期は異なりますが主に発育のよい生育期に行います。長く伸びた茎の先端にある芽を手でひねって摘み取るかハサミでカットしていきます
《切り戻し》
切り戻しとは伸びた枝や茎を短くする剪定作業です
株が生長すると茎が色々な方向に伸びて草姿が乱れてしまい株元の葉っぱに日が当たらず枯れてしまったり風通しが悪くなって株が蒸れ病気や害虫の被害にあったりします。また、株が大きくなりすぎると土からの栄養や水が足りなくなり弱ってしまいます
切り戻しを行うことで株を小さくまとめ風通しや株元への日当たりを改善し生育を促すことができます。また、摘心と同じように切った茎から新しい脇芽が生えて株の生長を促し花の数を増やす効果もあります
《一年草》
湿度の高い梅雨や秋に株が1/2サイズになるよう茎や枝をカットします
『花を楽しんで花つきが悪くなったら切り戻しをする』
葉をすべて切ってしまうと株への負担が大きく枯れてしまいます。秋は気温が徐々に下がっていき切り戻しの時期が遅れると生育が悪くなります。5〜7月の間に切り戻しをするのがおすすめです
《宿根草・多年草》
茎の下の方は木質化しており脇芽は出てきませんので梅雨の頃に緑色をした茎を切り戻していきます。大きくなった株は1/2〜2/3サイズに切り戻していきます
《ハーブ》
生育の旺盛なハーブは大きくなったら1/3ほどになるよう何回も切り戻します。真夏や真冬は弱っていることが多いので5〜7月と9〜10月に作業します。花が咲き終わったら株元から10〜15cmのところで切り戻し根への負担を減らしてから冬を越します
《わき芽》
わき芽とは葉元や枝元から出てくる枝や茎になる芽や新芽のことです。新芽には花を咲かせる花芽と枝や茎になるわき芽があります
《芽かき》
植物によっては花や実への栄養を優先するために余分なわき芽を取り除くことがあり、この作業を芽かきと呼びます。トマトの栽培などでよく行う作業です
《頂芽》
頂芽とは茎や枝の先端につく芽のことです。頂芽を取り除くと、わき芽の生長が促されるので、枝数を増やしたいときは頂芽を取り除いてわき芽を残し枝数を抑えて花や実の生長を促したいときは頂芽を残してわき芽を取り除きます
それぞれの植物にあった時期に摘心や切り戻しをすることで、たくさんの枝が伸び、花つきがよくなります。また、野菜やハーブの収穫量を増やすために摘心や切り戻しは欠かせない作業です
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