管理人はここ1年ほどFXというやつに挑んできたものの損害ばかりで、ついに今日などは豪ドルの取引さえできなくなるまでに資産を減らしてしまいました。
不利な方向に動くことを予感しながらも手をこまねいていたせいで最悪の醜態を晒すことになり、自分の愚かさや無能さが憎くて仕方ない思いです。
もっとも、元本超過損にならなかったことだけは不幸中の幸いでしたが…
この1年、管理人自身はあくまで作戦を練った「投資」をしているつもりでいました。
しかし、腕が上がらなかったばかりか同じ失敗を繰り返してついに退場に追い込まれた今日、自分は行き当たりばったりで運任せの「ギャンブル」をしていただけだったと痛感したのです。
相場を相手に一か八かで仕掛けていたとあっては当然、勝ち続けることなどできるはずもありませんでした。
無論、「相場は生き物」と言われるくらいなので、投資の世界にもギャンブルと同様に不確実性はあります。誰一人、一寸先の価格も当てられない世界である以上、運の要素も皆無ではありません。
時折、投資とギャンブルが混同されるのはこうした側面のせいかと思います。
ただし投資の場合、利益も損害も自分の判断1つで大きくもなれば小さくもなるという点で、一から十まで全て運が物を言うギャンブルとは明確に違っています。その判断を巧みに下し、最終的には損害より利益が勝るトレードができる人種こそ「投資家」と呼ばれているわけです。
屈辱にもそうした力が元々なければ後から身につきもしなかった管理人のような下手っぴは、必死で市場に首を突っ込んでも利益より損害が勝ってしまう「ギャンブラー」に成り下がるのみです。
「下手の投資 ギャンブルに似たり」との本記事のタイトルは、管理人がそんな無様な1年の経験から痛感した事実を示した言葉です。
言わずもがな「下手の考え 休むに似たり」をもじったわけですが、下手っぴは「投資家」になろうとしても、あるいはなったつもりでも、知らず知らず「ギャンブラー」になっていることが本当に多いのです。
投資において、損害が小さいうちに見切りを付ける「損切り」に抵抗を覚えるようなら、いずれ破滅することは確実です。
管理人は始めて間もない頃にそのことを体験したはずが、耐えられる限り耐えようなどと考えて懲りずに「損切り」を渋る「ギャンブラー」でいたせいで、とうとう今日の事態を招いてしまいました…
という訳で、失敗者となった管理人より御忠告を申し上げます。
これから投資を始めてみようと考えている方、あるいは思うほどの利益は出ていないけどまだ続いているという方は、あらゆる情報を注視して最高の作戦を立てた上で、市場に挑んで行ってください。
投資において運任せなんて、もってのほか。
もちろん、情報収集や分析を面倒臭いと感じるのなら、最初から投資をやらない方が良いことは言うもさらなりです。
投資は巧者にとっては資産を増やせるものですが、下手っぴにとっては資産を巻き上げられるギャンブルです。
たとえ今が下手っぴでも、巧者になるまで続けられるだけの金と時間があり、負けていた時代を越える利益を上げられるという自信のある方だけ、続けてみてください。
それでは、今回はこれにて。
余談
今回は本ブログの中でも一番重苦しくつまらない話題になりましたが、自分への戒めを込めて、管理人の無様な失敗談を記事とさせていただきました。
損害を出したままで尻尾を巻いて逃げるのは実に不愉快なので、元手を作って再起して損失を取り戻したいとも思っていますが、こうして熱くなっているとまた同じことを繰り返しそうなので、やはり足を洗うことになりそうです。
本当なら望む額の利益を上げた後で気分良く引退するという形で投資と訣別したかったのですが…
どうにも上手く行かないものです。
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