2017年04月03日
書くことに関する言語障害について
前回は、読むことに関する言語障害について、
お伝えしました。
今回は、4つめの言語機能である「書くこと」に
関する言語障害について、取り上げようと思います。
私は、小学生の頃から文章を書くことが好きで、
中学、高校、大学と学校に通いながら、
趣味で文章を書いていました。
エッセイのようなやわらかい文章も、
論文や意見文のような硬い文章もどちらも好きで、
趣味の範囲内ではありますが、
大人になってからもサークルで、
文章を書き続けてきました。
ところが、鉄欠乏性貧血と診断された
平成25年2月頃から、
文章を書こうとするけれど、
思うように書けないという自覚症状が出始めました。
とまどいを感じているうちに、翌年の春頃からは、
たまにではありましたが、漢字を書いているときに、
なぜか実在しない文字を書いてしまうという
症状も出てきました。
同年の夏頃からは、下記のように
症状が悪化してしまいました。
○文章を書こうとしても、言葉が思い浮かばない。
○頑張って言葉を絞り出して書いてみても、
文章がまとまらず、結論までたどり着けない。
○思考力も低下しているため、ようやく文章が書けても、
内容の薄い文章になってしまう。
○友人宛てのハガキを1枚書くのにも、何十分もかかってしまう、
など。
また、同じ年の秋頃からは、
「思うように話すことができない」という、
発語に関する症状も加わりました。
しかし、当時の私にとっては、
話せないことよりも文章を書けないことの方に、
より強いストレスを感じました。
栄養療法を始めた平成27年(2015年)以降も、
こうした症状は続きました。
同年の夏頃からは、
○頭に浮かんだ文章を書いてみるけれど、
一文の書き始めと書き終わりの言葉がつながっていない。
○文法的に誤りがあり、意味が伝わりにくい文章を
書いてしまう、
など、文法に関する問題に悩まされるようになりました。
きちんとした文章を書けないことに対し、
ストレスを感じましたが、回復させるためには、
とにかくあきらめずに書くことが一番と思い、
日記や手紙など、日常生活の中で
文章を書く機会を持ち続けました。
書く速度に関しては、
平成27年(2015年)7月に脳トレを始めて以降、
他の「読む」「話す」「聞く」に関する機能の改善と
連動するように、多少は上がりました。
そうして、自分の考えを文章でだいぶ
表現できるようになってきた、
平成28年(2016年)10月下旬からは、
それまではほとんど活用していなかった
SNSを生活に取り入れて、
文章を産み出す機会を大幅に増やしました。
具体的に私がしたことをお伝えしますと、
○Facebookにこまめに文章を投稿する。
○Facebookの友達の投稿に、積極的にコメントをし、
ネット上で相手と言葉のやり取りをする。
○FacebookのメッセンジャーやLINE、ショートメールといった、
即時性のあるコミュニケーションツールを活用して、
知人や友人と「会話」を交わす。
(その場に合った言葉を考え、瞬時に相手に伝える力を
鍛え直す目的で始めました)
○ネット上のコミュニケーションサイトに登録し、
そこに集っている仲間と情報交換をしながら、
文章を通して交流する。
○ブログを始める。(このブログです)
他にも、原稿用紙に作文を書いたり、
友人や知人に手紙を書いたりと、
毎日、毎日、さまざまな形の文章を書き続けました。
努力の甲斐があり、今年、平成29年(2017年)1月には、
日常生活においては、だいぶ支障がないまでに
回復することができました。
現在は、他の言語機能の回復に、力を注いでいる最中です。
現在の主治医によりますと、
「読む」「書く」「聞く」「話す」という言語機能において、
「読む」と「書く」という2つの言語機能は、
脳を働かせながら自分1人で行う動作ですので、
他の2つの機能に比べ、回復が早いそうです。
一方で、一番回復させるのが難しいのが、
「話す」ことに関する言語機能だそうです。
その理由は、話すときには必ず相手が必要であり、
人と会話をする際には、自分が言葉を発するだけでなく、
相手の話を聞いて理解するという、
高度な脳の働きが必要不可欠だからだそうです。
私自身も経験から、「聞く」と「話す」という言語機能には、
密接な関わりがあり、人とごく普通に会話を交わすためには、
両方の機能を同時に回復させていかなければいけないと、
途中で気がつきました。
これらの2つの言語機能に関しては、
症状の経過やトレーニング方法などについて、
この先の記事でも取り上げていきますね。
次回は、2度目の血液検査の後に表れた、
症状の変化について、お伝えしようと思います。
これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0
ブログ記事の無断転載を禁じます。
このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。
お伝えしました。
今回は、4つめの言語機能である「書くこと」に
関する言語障害について、取り上げようと思います。
私は、小学生の頃から文章を書くことが好きで、
中学、高校、大学と学校に通いながら、
趣味で文章を書いていました。
エッセイのようなやわらかい文章も、
論文や意見文のような硬い文章もどちらも好きで、
趣味の範囲内ではありますが、
大人になってからもサークルで、
文章を書き続けてきました。
ところが、鉄欠乏性貧血と診断された
平成25年2月頃から、
文章を書こうとするけれど、
思うように書けないという自覚症状が出始めました。
とまどいを感じているうちに、翌年の春頃からは、
たまにではありましたが、漢字を書いているときに、
なぜか実在しない文字を書いてしまうという
症状も出てきました。
同年の夏頃からは、下記のように
症状が悪化してしまいました。
○文章を書こうとしても、言葉が思い浮かばない。
○頑張って言葉を絞り出して書いてみても、
文章がまとまらず、結論までたどり着けない。
○思考力も低下しているため、ようやく文章が書けても、
内容の薄い文章になってしまう。
○友人宛てのハガキを1枚書くのにも、何十分もかかってしまう、
など。
また、同じ年の秋頃からは、
「思うように話すことができない」という、
発語に関する症状も加わりました。
しかし、当時の私にとっては、
話せないことよりも文章を書けないことの方に、
より強いストレスを感じました。
栄養療法を始めた平成27年(2015年)以降も、
こうした症状は続きました。
同年の夏頃からは、
○頭に浮かんだ文章を書いてみるけれど、
一文の書き始めと書き終わりの言葉がつながっていない。
○文法的に誤りがあり、意味が伝わりにくい文章を
書いてしまう、
など、文法に関する問題に悩まされるようになりました。
きちんとした文章を書けないことに対し、
ストレスを感じましたが、回復させるためには、
とにかくあきらめずに書くことが一番と思い、
日記や手紙など、日常生活の中で
文章を書く機会を持ち続けました。
書く速度に関しては、
平成27年(2015年)7月に脳トレを始めて以降、
他の「読む」「話す」「聞く」に関する機能の改善と
連動するように、多少は上がりました。
そうして、自分の考えを文章でだいぶ
表現できるようになってきた、
平成28年(2016年)10月下旬からは、
それまではほとんど活用していなかった
SNSを生活に取り入れて、
文章を産み出す機会を大幅に増やしました。
具体的に私がしたことをお伝えしますと、
○Facebookにこまめに文章を投稿する。
○Facebookの友達の投稿に、積極的にコメントをし、
ネット上で相手と言葉のやり取りをする。
○FacebookのメッセンジャーやLINE、ショートメールといった、
即時性のあるコミュニケーションツールを活用して、
知人や友人と「会話」を交わす。
(その場に合った言葉を考え、瞬時に相手に伝える力を
鍛え直す目的で始めました)
○ネット上のコミュニケーションサイトに登録し、
そこに集っている仲間と情報交換をしながら、
文章を通して交流する。
○ブログを始める。(このブログです)
他にも、原稿用紙に作文を書いたり、
友人や知人に手紙を書いたりと、
毎日、毎日、さまざまな形の文章を書き続けました。
努力の甲斐があり、今年、平成29年(2017年)1月には、
日常生活においては、だいぶ支障がないまでに
回復することができました。
現在は、他の言語機能の回復に、力を注いでいる最中です。
現在の主治医によりますと、
「読む」「書く」「聞く」「話す」という言語機能において、
「読む」と「書く」という2つの言語機能は、
脳を働かせながら自分1人で行う動作ですので、
他の2つの機能に比べ、回復が早いそうです。
一方で、一番回復させるのが難しいのが、
「話す」ことに関する言語機能だそうです。
その理由は、話すときには必ず相手が必要であり、
人と会話をする際には、自分が言葉を発するだけでなく、
相手の話を聞いて理解するという、
高度な脳の働きが必要不可欠だからだそうです。
私自身も経験から、「聞く」と「話す」という言語機能には、
密接な関わりがあり、人とごく普通に会話を交わすためには、
両方の機能を同時に回復させていかなければいけないと、
途中で気がつきました。
これらの2つの言語機能に関しては、
症状の経過やトレーニング方法などについて、
この先の記事でも取り上げていきますね。
次回は、2度目の血液検査の後に表れた、
症状の変化について、お伝えしようと思います。
これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
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