早く適切な治療が行われるように
現段階ではエクモ(ECMO)と呼ばれる人工心肺頼みの治療。
体外式の人工心肺の装置です。
エクモは肺のかわりに血液に酸素を入れてくれるので、ダメージを受けている肺の負担を減らしてくれるとのこと。
病気を治すのはあくまでも本人の免疫力、体力頼みになります。
コロナウィルスに使用される治療薬(臨床試験段階、わかる範囲で)
・レムデシビル(エボラ出血熱:米ギリアド) 投与した53人中7割に改善とのこと、もとの症状がどの程度の患者か不明ですが、期待はできそうですね。
・ファビピラビル(抗インフルエンザウイルス薬:富山化学) うわさの日本発の薬で
「アビガン」2月ごろもうすでにテレビに映っていたような気がします。
富士フイルムの製剤ですね。新型インフルエンザの備えて国に200万人分の備蓄があるそう。
新型コロナウィルスの肺炎などへの治療が認められ、副作用も今のところ見られなかったそう。
「陽性⇒陰性」の日数も「11日⇒4日」とのこと。
病床数の不足している現在は早く実臨床での使用ができるようになって欲しいです。
※ただし、動物実験で催奇形性が確認されているため、妊婦や妊娠している可能性がある人には使うことが できず、妊娠する可能性がある場合は男女ともに避妊を確実に行う必要があります。
・シクレソニド(気管支喘息治療薬:帝人ファーマ) 「オルベスコ」吸入ステロイド薬ですが、強いウイルス活性を持つことが示されているそう。
まだ数名のデータですが、2日程度で食欲不振や倦怠感が軽快。その後陰性へ変化とのこと。
こちらは吸入薬なので、ある程度の肺機能がないと使用しにくそうですが、どうなんでしょうね。
・ロピナビル/リトナビル配合剤(抗HIV薬:米アッヴィ) 「カレトラ」中国では臨床試験が行われているはずですが、いまいち有効とされるデータが見つかりません でした。内服なので効果ですが使いやすそうな気もします。
・ナファモスタット(急性膵炎治療薬:日医工) 「フサン」ウイルス外膜とヒトの細胞膜の融合を阻害し、ウイルスの 侵入を阻止とされています。
感染阻止には効果があるけれどもといったところでしょうか?
濃厚接触の人の予防とかに使えるってことですかね?
治療っていうのとは違いますが、予防も知りたいところです。
濃厚接触した自宅謹慎の人もこれを接種していれば悪化しないとか。
注射薬ですがね。
☆薬ではありませんが。 米国では治った人の血清なども使用されているそうです。
こちらはある程度有効と出ていました。治った人が持っている抗体をうまく利用していますね。
ただ、血液利用なので予想外の副作用も起こりうるので、万人におすすめはできませんね。
内服も吸入も困難、もうこれしか・・・。という方向けでしょうか?治った人の協力も不可欠ですしね。
治療に必要な血液量がどのぐらいとか出ていなかったので結構大変かもしれません。
ただ、個人的に「人との接触により広がる病気」その治療薬が「人の絆」ってなんか良いですね。
今時ではないかもしれませんが。
個人的にはよっぽど死にそうでなければ、避けたい感じがしますけどね