ヨーロッパ南天天文台(ESO)の天文学者が、地球によく似た住環境を持つ星を発見したかも?
と、話題になっています。
今後、これが確認されれば、今世紀最大の発見となるのですが・・・?
この地球によく似た星の発見という話が最初にでてきたのは、今月12日のことでドイツの雑誌Der Spiegelです。
発見に関わったラ・シヤ天文台の研究チームの匿名メンバーをソースとしており、この星は、恒星「プロキシマ・ケンタウリ」の軌道上にあるとのこと。
地球によく似ているという最大のポイントは、生物にとって必要不可欠な水があるという事のようです。
米Gizmodoが、ESOに問い合わせたところ、担当者曰くこの件に関して今はコメントできないとしていますが、ただDer Spiegelによれば、今月末にでも正式発表があるという事で、米Gizの独自調査では、その発表は来週になりそうだとしています。
プロキシマ・ケンタウリは、地球から4.25光年離れた場所にある赤色矮星で、とても暗い星なので、地球から夜空を見上げても肉眼で観測することはできません。
銀河系では約80%の星が、赤色矮星だといわれていて、最近の研究では、この赤色矮星こそハビタブルゾーン(宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境があると考えられているエリア)といわれており、暑すぎず寒すぎない「第2の地球」とよべる星がプロキシマ・ケンタウリ周辺で見つかっても、そう驚くことではないそうです。
この星が本当に人間が住める星かどうか、それがわかるのは今後の調査しだいで、2018年にNASAが打ち上げる予定のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の活躍にかかっているようです。
今まで以上の性能で宇宙を観てデータを集めることで、天文学者がさまざまな星について呼吸可能か、住める環境なのかを調べることができます。
もし住める星だった場合ですが、さらにワクワクするのが実際にその星に遊びに行けるようになるかもしれないということで、ロシアの富豪のYuri Milnerさんとスティーブン・ホーキング博士が提案する宇宙船に、その夢はかかっているようです。
Milnerさんが1億ドル(約100億円)を投資して開発する、軽量レーザープロペラナノ飛行船が実現すれば、光の20%のスピードで飛ぶことができるといいます。
だとすれば、ケンタウルス座α星までは、20年弱あれば到着する計算に。
まだまだこれからの話ですが、次世代には実現される宇宙旅行かもしれません。
今のところは、比較的近くに地球みたいな星があるかもというだけの話で、これが調査され、確認されるのにはまだ時間がかかるようです。
さらにそこから、その星まで行くための手段を作り出し、その星を第2の地球化(または観光地化)するには、もっともっとまだまだ時間がかかりそうです。
しかし、このニュースを見てワクワクが止まりません。
宇宙の事が、もっとたくさん解るようになると良いですね。
それでは、また・・・
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