もう20年以上も前の映画ですが、シンドラーのリストを観ました。
監督は、スティーヴン・スピルバーグ。
オスカー・シンドラー役は、リーアム・ニーソンです。
1993年アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚色賞・撮影賞・編集賞・作曲賞・美術賞の7部門を受賞しています。
スティーヴン・スピルバーグは、1982年に原作の映画化権を手に入れ、その後10年近く構想を練り企画を温めた後、この映画の制作に着手したといいます。
スピルバーグ自身もユダヤ系アメリカ人だそうで、スピルバーグは「血に染まった金は貰えない」として、監督料の受け取りを拒否したそうです。
この映画は、とにかく重い、重い映画で、胸が苦しくなるほどでした。
この映画を観るときは、精神的に良い状態のときに観た方が良いかもしれません。
観終わった後、グラン・トリノを観た時と同じように、しばらくはボーッと考え込んでいました。
印象に残るのは、とにかくリアルな射殺シーン、虐待シーンが重く残ります。
人は、こんなにも残虐になれるのでしょうか?
戦争というものが、人をこんなにも変えてしまうとは。
アーモン・ゲートも、戦争が無かったら、こんな人間になっていなかったのでは?
戦争の、怖さ・狂気を本当に強く感じましたし、ホロコーストという歴史的真実・人の心の狂気・愛・感動などが、蠢いている映画でした。
ひとつ気になるのが、赤い服の少女です。
白黒映画の中で、ロウソクの灯とラストの映像、少女の赤い服に色がついているのが印象に残ります。
シンドラーが少女の姿を目で追っていくシーンは、シンドラーの心が変わっていく、ひとつのポイントにもなっているように感じますが、他にもどんな意味があるのか気になりますね。
また48時間などで、リーアム・ニーソンは元々好きな俳優でしたが、この映画を観てますます好きになりました。
この映画は、是非多くの人に観ていただきたいですね。
それでは、また・・・
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