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2022年02月08日

脱水症

@脱水症とは?
A脱水症の原因は?
B脱水症の分類は?
C脱水症の治療は?




@脱水症とは?
 脱水症とは、体内の水分量が不足した状態を言います。この脱水には二種類の状態が存在し、細胞外液(血漿と間質液)を失う“volume depletion"と、細胞外液中の水分と細胞内液中の水を失う “dehydration" がありますが、日本ではこれらを総称して「脱水症」と呼んでいます。
 簡易なチェック方法として「毛細血管再充血時間」を計る方法(指の爪を上から5秒間押して白くなった状態から元のピンク色に戻るまでの時間)があります。2秒以上かかる場合は緊急治療が必要と判断されます。
 脱水症についてはこちらが分かりやすいです。



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A脱水症の症状は?
 のどの渇き(のどの渇きが症状として出ず、気がついたら脱水になっている場合もある)・尿の減少・肌や口の中などの乾燥・脈拍が速くなる・立ちくらみ(起立性低血圧)・頭痛・吐き気・筋肉のけいれんなどが脱水症の症状です。
 重症な場合は意識障害や多臓器不全(腎機能の低下など)、重症の低血圧が起こります。
 脱水症の症状についてはこちらが分かりやすいです。

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B脱水症の分類は?
 脱水症には3つの分類があります。
 低張性脱水:体に必要な電解質(ナトリウムやカリウムなど)が多く失われて起きる脱水症を「電解質欠乏性の脱水」と分類します。別名は「Na(ナトリウム)欠乏性脱水」です。この低張性脱水は、血漿中のナトリウム濃度の低下や、血漿浸透圧の低下を伴います。体内の水分が減るのも危険ですが、電解質が著しく減るのも危険なのです。発汗や下痢、嘔吐などによって、体液が著しく減ったにも関わらず、水だけ摂取し続けると起こります。
 高張性脱水:体内の水分が多く喪失する「水欠乏性の脱水」を高張性脱水と呼びます。著しい発汗や、水分を極端に取らなかった場合に起きる症状です。血漿中のナトリウム濃度が上がり、血漿浸透圧も上昇します。
 等張性脱水:水分と電解質の喪失が、ほぼ同じ割合(等張)で起きる「混合性の脱水」のことを等張性脱水と呼びます。
 脱水症の分類についてはこちらが分かりやすいです。

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C脱水症の治療は?
 まずは、水分を摂ることです。時に電解質を含んだ水分(スポーツドリンクなど)を飲むと良いでしょう。
 症状が重い場合には輸液を使うこともあります。輸液により水分の補給と電解質のバランスを整えることができます。
 小児の胃腸炎などに伴う脱水症の際には「経口補水療法」が推奨されています。水分、塩分、糖分の配合バランスを調整した飲料を口から飲ませることで、脱水状態からの回復や予防を狙います。体調が悪い時に最初から大量に飲むと吐いてしまうので、最初は欲しがっても少量のみ飲料を与えます(ペットボトルキャップ 1杯程度でも良いです)。数分間隔をあけて嘔吐がないことを確認したら、また少量水分を与えます。これを繰り返し、少しずつ1回量を増やしていきます。水分摂取しても1時間以上嘔吐がなければ、固形物を少しずつ摂取していっても良いでしょう。
 脱水症の治療についてはこちらが分かりやすいです。
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