2018年02月27日
危険!ADHDの二次障害
こんにちは!
ADHDの夫を持つ、アラサー主婦 はるです。
「季節性感情障害」(SAD)という言葉をご存知でしょうか。
秋から冬に泣けて、日照時間が減ることで脳内のセロトニントランスポーターと呼ばれるタンパク質の量が著しく変動し、うつの症状を引き起こすというものです。
毎年、10月から11月頃から症状が現れ始め、3月、4月にかけて回復するというサイクルから
「ウィンターブルー」(冬季うつ病)という別名もあります。
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私の夫もこのタイプです。
夫の場合は毎年2月に どかん!と落ち込みます。
ひどいと2週間ほど寝たきり状態になってしまうので、毎年年明けからしばらくは
「甘やかしモード」全開でサポートしています。
(どんなに私が手をつくしてもなるものはなるのですが、落ち込み加減がだいぶマシになります。)
また、彼の周囲の人たちと素早くコンタクトを取り合えるよう、準備しておくことも重要です。
ここまででなくとも、ADHDを抱える人の中にはうつの症状を併せ持つ方が多くいます。
逆に、いつまでも改善されないうつに悩んでいたら、原因はADHDのだったという方もたくさんいらっしゃるでしょう。
では、なぜADHDの人はうつになりやすいのでしょうか?
その原因と、改善の手立てをみていきたいと思います。
二次障害とは?ADHDとの関係は
ADHDは、生まれつき脳の情報伝達物質に不具合があり幼少期から現れてくる先天的な障害で、これを一次障害といいます。
そして、ADHDを抱えるがゆえに起こる社会との軋轢や、親しい人達から理解されない苦しみ、ストレス等が原因で、
後天的におこる統合失調症やうつ病、不安障害やパーソナリティ障害、アダルトチルドレン(AC)などの症状が 二次障害です。
とくに、周囲の理解が得られない場合 ADHDの人にかかるストレスは非常に大きく、
常に自分の限界を超えた、あるいは不得意な分野での結果を求められ続け、
その疲労とストレスから鬱になるケースも多々あります。
また、本人の「頑張ってるのにうまくいかない」という思いや、「またやってしまった」という失敗体験の繰り返しにより気分が落ち込み、そのままうつに繋がるケースもあります。
DHDが近年になって広く世間の認識が広まってきたことから、うつの背景にADHDが隠されていることも明らかになってきました。
これには2パターンあって、
ひとつは、薬を飲んで一時的にうつが改善されても何度も繰り返してしまう場合。
うつの改善のためには根本原因となるストレスを減らすことが重要なのですが、
自分がADHDと気づかないせいで問題への対処が不十分で、ストレスが緩和されずうつを繰り返してしまうパターンです。
もうひとつは、うつと診断され薬を飲んでいたが全く改善されず、じつはADHDだったというパターン。
ADHDの、興味のあることにしかやる気が起きない
(こう書くと語弊があるので補足しますと、ADHDの特徴のひとつ「不注意」により、興味のないことには注意が向きにくい・また本人の意志にかかわらず気が散りやすい状態のことを指します。残念ながら、周囲の理解が得られない状態では上記のように捉えられがちです)
朝起きられない、仕事のケアレスミスが多い、ぼーっとしている事が多いなどの行動が
うつの人の行動パターンとよく当てはまり、本人も周囲も「うつなのでは?」と疑いやすいという理由もあります。
さらに、今でこそ広く知られるADHDですが、以前は精神科の先生ですらADHDについては理解が浅く ADHDの診断がつきにくいこともあり上記のような症状が出ると迷わず「うつです」と診断されていたという時代背景もあります。
ADHDの人はうつになりやすいのか?
ADHDの人は、幼少期から社会的に好ましい行動よりも問題とされる行動のほうが目立つ傾向にあります。
それにより周囲から幾度となく叱責を受けたり、失敗体験を重ねたりして自信をなくし、自分は必要とされていない・認めてもらえないんだ、といったネガティブな感情を抱きがちです。
最も危険なのは、幼少期からADHDの特性を個性として認められず否定され続けてきた場合。
自己肯定感が育たず、うつの他にも不安障害やパーソナリティ障害、アダルトチルドレン(AC)といった精神疾患を抱えてしまう場合があります。
さらに、うつ病が起こる原因の1つとして、うつ病の人の脳の中では、神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンが非常に少なくなっていると考えられています。
セロトニンは、睡眠や体温調節、消化器官の運動の促進など体に対する機能と、ストレスを解消したり精神を安定させるなど、心のバランスに対する機能があります。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、セロトニンが安定して分泌されることによって、
- 自律神経のバランスが整う
- 夜ぐっすり眠れる
- 朝スッキリ目覚められる
- 心がポジティブで安定した状態になる
などの嬉しい効果が現れます。
現代のうつ治療は、セロトニンを増やす薬の処方がメインになっています。
このことからも、セロトニン不足はうつを促進してしまうことが伺えます。
ADHDのひとはセロトニンの分泌が不十分な場合が多いため、うつを誘発しやすい脳内環境なのです!
ADHDのひとが「うつ」の二次障害に悩まないために!セロトニンを増やそう
では、セロトニンを増やすためにはどうしたらいいのでしょうか?
セロトニンを増やすために有効なのは、
- 早起きして朝日を浴びる習慣を身につける
- ウォーキングなど同じ行動をリズミカルに繰り返す反復運動を日常的に行う
- トリプトファン、ビタミンB6が豊富な食べ物を多く摂取する
等が挙げられます。
とくに、食べ物から栄養をきちんと取ることが重要です。
セロトニンは必須アミノ酸であるトリプトファンから作られます。
ただトリプトファンだけをたくさんとってもセロトニンはうまく生成されません。
必須アミノ酸は、すべての種類をバランス良く摂取することでうまく機能するとされています。
日常生活で常に栄養が100点満点の食事を続けるのは難しいので、賢くサプリなどに頼りながら対策するのもおすすめです。
こちらのサプリが、セロトニン生成に非常に効果が高いようです。
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こちらのサプリは体内での吸収速度の異なる3種類の炭水化物の独自配合により、トリプトファンを効率よく吸収できます。それにより体内でのセロトニンが多く生成されるということですね。
トライアルセットもお得にお試しできるようです。※以下のバナーから公式サイトへ
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ADHDのひとが「うつ」の二次障害に悩まないために!周囲の理解が必要
セロトニンも大切ですが、何よりもまずは周囲の理解が得られるのが一番です。
ここで言う「ADHDへの理解」とは、
決して、ADHDを支える立場の方が、ADHDの起こした問題の尻拭いをしたり、
ADHDのひとが起こす問題行動をすべて我慢して受け入れてくださいということではありません。
その人個人の性格ややる気と ADHDを分けて捉え、
ADHDのある人を「やる気がない」「怠慢だ」「ふざけている」「甘えだ」などと評価しないで欲しいということです。
ADHDを抱える人は、頑張っています。
頑張って、頑張って、それでも失敗してしまうのがADHDなんです。
(こちらもどうぞ*ADHDは「甘え」ではない)
もちろん、ADHDだから失敗してもいいというわけではありません。
自分のミスは自分で取り返さなくてはいけません。
ですが、大声で「何をやっているんだ!」と叱咤したり、
「またやりっぱなしにして!」などとガミガミ小言を言うのをやめて欲しいということです。
ADHDのミスや不注意は、
厳しい指導や、繰り返し小言を言うことでは改善されないということを周囲が理解出来るのが一番双方にストレスの掛からない解決方法だと思います。
会社ではなかなか、難しいかもしれませんが…
もしこの記事を読むあなたが ADHDののパートナーをお持ちであれば、せめて家庭内ではリラックスできるよう ADHDの特性を正しく理解してあげてください(^^)
*ADHDを支える ADHD疑惑…病院に行くメリットは?
いかがでしたでしょうか?
ADHDは、理解さえ出来ればきちんとミスなどに対しても対策がとれますし、日常生活で不便なく生活していくのももちろん可能です。
しかし、本当に注意すべきなのは二次障害でおこる「うつ」ではないでしょうか。
うつは、一度患ってしまうとほんとうの意味での回復はないと言われています。
ADHDの人がうつという二次障害に陥らず、快適に生活していけることを祈っています。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました(^^)
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