2018年03月01日
ADHDを支えるのは、正直しんどい?
こんにちは!
ADHDの夫を支えるアラサー主婦 はるです。
ADHDに振り回され、自身もカサンドラ一歩手前まで行ったことから、
ADHDを支えるすべての人を支えたい!と思い様々な情報を発信しています(^^)
今回は、お互いに不満を持つ夫婦の、不満の中身を見ていきたいと思います。
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夫の不満
妻はいつもガミガミ怒っている。もう、正直なところ妻が何にに対して怒っているのか理解できない。
僕は、ふとお腹が空いて冷蔵庫を眺めているだけでも怒られる。
僕は、明日、出張だと伝えるだけで怒られる。
僕は、子どもを高い高いしてあやしてやっていたら怒られる。
僕は、自分の好きな音楽を聞いていたら怒られる。
僕は、着替えようとしただけで怒られる。
僕は、出かけようとしても怒られる。
僕は、コンビニでアイスを買うと怒られる。
妻との言い争いから逃げたくて、部屋にこもるとまた怒られる。
自分の一挙一動を監視されている気がする。
何をしても怒られるから、もう何をしたらいいのかわからない。
この夫の言い分を聞いて、何を思いましたか?
この夫の妻は発達障害か、もしくはとんでもないモラハラ女だ!と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
妻の不満も見ていきましょう。
妻の不満
夫は、いつもだらしがない。ちゃんとしたところがひとつもないし、現実的ではない。私がいつも尻拭いをしている。
夫は、夕食の後でも冷蔵庫を眺める。開けっ放しにするので、電気代がかかるし中のものが傷むのではないかと思うとイライラする。そして翌日の夕飯のための作り置きのおかずまで食べてしまう!
夫は、予定をちゃんと伝えない。突然、明日から泊まりの出張に出るなどという。前もって知らせてほしいのに。いつも直前で、準備にバタバタしてしまうのが嫌だ。
夫は、子どもがミルクを飲んだ直後だろうとお構いなしに高い高いする。子どもはたびたびミルクを吐く。やめてと言っても治らない。
夫は、いつも自分の好きな時に好きな音量で音楽を聴く。せっかく寝た子どもが起きたら誰があやすの?!私の一人の時間が侵害される。
夫は、着替えるたびに服をあちこちに脱ぎっぱなしにする!
夫は、子どもが泣いていて、私が夕飯の準備をして忙しいのに出かけようとする。手伝ってよ!
夫は、今月のおこづかいの残りが少ないのに、いきなりコンビニで高いアイスを大量に買ってきた。明日からのお昼ごはんどうするつもりなの?追加でお金は絶対に出さないわよ!
夫は、私がこんなに怒っているのに、一向に話を聞こうとしない!何なの?!
わたしはいつも夫に振り回されていて、もう疲れた。
もっと夫にちゃんとして欲しい。
いかがですか?
妻の意見を聞いて納得した方も多いと思いますが、この夫婦は、
夫=ADHD/妻=非ADHD です。
これらはお恥ずかしながら、私たち夫婦が実際にやり取りした内容です。
わたしは夫のADHDに常に振り回され、常に爆発寸前で、いつもイライラしていました。
そして必死に、これ以上状況が悪くならないよう目を光らせ、夫が犯す失敗を未然に防ごうとしていました。
結果として、これらの行動は効果的だったのでしょうか?
・・・残念ながら、効果は全くありませんでした。
それどころか、夫婦仲は悪くなる一方。夫はわたしが話し出すと露骨に嫌な顔をするようになり、私も夫の顔を見るだけでイライラしていました。
ですがこれは、どちらかがADHDを抱える夫婦にはありがちなパターンかと思います。
夫の(妻の)ADHDをなんとかしようと思えば思うほど、ついついガミガミと小言を言ってしまう。それでも改善されないのでだんだん注意する声が大きくなり、やがて怒声へと変わっていきます。
そんなことをしても相手のADHDは一向に改善されないのですが、
非ADHDの人はそれに気づけずに、行動はどんどんエスカレートしていく場合がほとんどです。
そしてADHDのパートナーに改善が見られないと、非ADHDのひとはこんなふうに思いがちです。
「自分はこんなに頑張ってADHDに向き合っているのに、相手はまったく取り合ってくれない。相手の問題なのに本人が努力しないで私ばっかり頑張ってる!夫は(妻は)怠慢だ!努力が足りない!甘えている!!」
ピピーッ!イエローカード!!
*ADHDは「甘え」ではないでも触れましたが、ADHDの人は頑張っています。
では、そういった考えに陥る前に、非ADHDの人はどうしたら良いのでしょうか?
思考回路を「私は…」に変える
ADHDを持つ人は、例えば「冷蔵庫を開けっ放しにしないで!」と言われても、理由がわかりません。
なんか今日は機嫌が悪かったのかなー八つ当たりやめてほしいなーぐらいにしか思わないのです。
だからその場ではすぐ閉めても、次の日にはまた開けっ放しにして中を眺めています。
ここで、やっぱりADHDの人は相手の気持が理解できないんだ!と思った方、ちょっと待って下さい。
これはアスペルガー症候群の人が抱える社会性の問題(相手の気持を読み取れない・空気が読めない)
コミュニケーションの問題(ことばをそのまま受け取ってしまう・自己表現ができない)とは別です。
ADHDの不注意により、相手の話に興味が持てず、言葉以上の意味を考えようという気が起こらなかっただけなのです。
非ADHDの私からすれば、「それもどうなのよ」って思いますが、
相手に悪気はありません。脳の構造上それを嘆いてもどうにもなりません。ここで重要なのは、
ADHDの特性をよく理解しないまま、
相手に「相手の気持ちがわからないひと」というレッテルを貼らないでくださいということです。
なので、ADHDのひと相手に「◯◯しないで」と言うのはあまり効果が期待できません。
オススメなのは、主語を「私は」に変えることです。
私たち夫婦の場合を見ていきたいと思います。
お互いの不満を見ておわかりのとおり、夫は常に主語が「僕が」です。
それに対して妻の不満は「夫は」で始まります。
この「夫は」をすべて「私は」で始まるよう言い換えて伝えてみました。
そして、ADHDがこちらの叱咤で改善できるものではないことを知り、ガミガミ言うのをやめました。
すると、たったそれだけでびっくりするぐらい本当に一気に状況が改善したのです。
夫が冷蔵庫を眺めることについて。
「私は、冷蔵庫を開けっ放しにする行為が嫌い」
「私は、明日のために用意したおかずに手を付けられるのが嫌」
この2点を夫にニコニコしながら伝えてみました。
冷蔵庫を開けっ放しにして中をボーッと眺めている夫に、
「何か探してる?冷蔵庫を開けっ放しにすると電気代がもったいない気がしてイヤだな〜」と
にこにこ話しかけると、夫は冷蔵庫の扉を開けた時にかかる消費電力と、それによる庫内の温度変化についてとくとくと説明をして、結論「冷蔵庫を開けっ放しにしていてもはるが心配するほどの悪影響はない」と言いました。
そういうことろがイライラする!!という声が聞こえてきそうですが(苦笑)
夫は私の心配を解消しようとして言ってくれたのです。その裏にあるのは優しさです。
いったん納得をすることにしました。
そして、「そうなんだ!ありがとう(^^)あ、明日のおかずを食べられちゃうのも、困るな〜」というと、「どれが明日のおかずかわからない」という返事でした。
なので、手を付けてほしくないものにはラベルをして、適当に食べていものとそれ以外を分けるようにしました。
そして、出来れはチーズとか、簡単につまめるものを常備して欲しいと言われ、じゃあ美味しそうなチーズを探そう!とふたりでネットをポチポチして、これが美味しそう、こっちもいいね!などと盛り上がりました。
今までずっと険悪な空気で、ふたりでいて会話が盛り上がるなんてことなかったのに、何この変化?!と内心非常に驚いたのを今でも覚えています。
そして、冷蔵庫を開けっ放しにしていても悪影響はないと言い放たれて置き去りになっていた
「私は、冷蔵庫を開けっ放しにする行為が嫌い」という思いは、
明日のおかずにラベルをして、チーズなどを常備することによって簡単に解消されました。
余談ですが、チーズなどを切らしているときは、夫が「これは食べていいやつ?」と聞いてくれるようになりました。
そして、何も食べるものがないと自分で料理をするようになり、そのうちに料理にハマって趣味になり、今では休日だけでなく平日も、夫が夕飯を作ってくれることがあります。
主語を「私は」に変え、ガミガミ言うのをやめただけでこんなに違うなんて!
今までずっと夫に振り回されてきたように感じていましたが、
私の思い込みと努力の方向性のズレによって、私が夫を振り回してきたのかもしれません。
わたしの今までの努力は、ADHDの夫に対しては努力の方向性がずれていた
これは、私たち夫婦に限った話ではないと思います。
ですが、全ての夫婦がみんな努力の方向性を間違えているといいたいわけでもありません(^^)
ただ、ADHDを支える人は、相手への思いが強ければ強いほど、頑張る方向性をほんの少しだけ間違えてしまいがちです。
つまり、相手のADHDを自分が背負い込もうとしてしまうのです。
その気持ちはとても素晴らしいのですが、
ADHDの人が非ADHDになれないように、非ADHDの人もまた、ADHDになれないということを忘れてはいけません。
極端に言えば、ADHDの人とそうでない人では、見ている世界が違うのです。
わたしは、夫婦だからと言って、どちらかがパートナーのADHDを背負い込む必要は全く無いと思います。
でも、ADHDの人への支援をしなくていいというわけではないので、誤解しないでくださいね。
ADHDを背負い込むというのは、あなたが、相手がいわゆる「普通」に当てはまれないことを嘆いたり、恥じたり、それについてイライラすることです。
そういうのはADHDの本人に任せておけばOKです。
あ、ADHDの人は自分の障害を嘆いたり恥じたり、イライラしたりしろ!と言っているわけではないですよ。念のため
あなたは、彼がうまく行かなくて困っていたり落ち込んでいた時に、そっと手を差し出したり、気持ちに寄り添って慰めてあげてください。
けっして、ADHDであることを責めないでください。
あなたにお願いしたい支援とは、そういうことです。
さらにお願い出来るのであれば、相手があなたに向けるわかりにくい愛情に気付いてください。
あなたは愛されています。ADHDの人からの愛情は結構わかりくいですよね。
でもちゃんと愛されています。それを感じてください。
それでもやっぱりイライラする!
ガミガミ言うのをやめただけで起こった良い変化についてご紹介しました。
その他の不満に対しても、にこにこしながら「私は◯◯がイヤだな」
と伝えることで解消されたこともありますし、話し合いによっては私が折れた場合もあります。
何事もコミュニケーションが大切ですね。
ですが、どうしても今までのようにドカーン!と文句をぶちまけたいときもあります。
それは私が疲れている時。
ひとは、ストレスが溜まっていたり疲れが溜まっていると、簡単に自律神経のバランスが崩れます。
ですが、ストレスなどにより自律神経のバランスが崩れると、
こんな感じで、イライラしやすくなったり、夜眠れなくなったりするのです。
自律神経を整えるには、朝日を浴びる・寝起きにコップ一杯の水を飲むなどがありますが、どんなにそれらをやってても乱れるものは乱れる。
また、朝風呂に3分間浸かるなどもありましたが、忙しくて無理!
なので私が頼ったのは、こちら。一杯のハーブティーで大切な毎日を取り戻す【MENT】
特にこのナイトリセットブレンドはカモミールのような優しい香りで、とても飲みやすかったです。100%オーガニックハーブの力で優しく自律神経を整えてくれるというのも魅力的でした。
このハーブティ−のお陰で、ゆったりと自分を取り戻していくことができました(^^)
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モーニングアップブレンドと、バランスサポートセットもあります。
いかがでしたでしょうか?
ADHDを支えるのは、正直しんどいです!
でもそれは努力の方向性をちょっと変えるだけで不思議なくらい簡単に解消できる問題かもしれません。
今、渦中にいてツライ方は、今すぐに納得するのは難しいですよね。
なんというか、目標はADHDの人を上手にサポートすることではなく、
ADHDを支えるあなたが、毎日を楽しく笑って過ごせることです。
どうか自分を追い詰めず、美味しいハーブティーでも飲んで、暖かいオフロに入って、気楽に行きましょう。
つたない文章ですが、最後までお読み頂きありがとうございました!
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