2018年02月13日
ADHDのパートナーを支えたい。感じる不安と、それに向き合う力2/2
こんにちは。
ADHDを夫を支えるアラサー主婦 はるです。
ADHD本人だけでなく、それを支える全ての人がちょっと楽になるような情報を発信していきたいと思います!
今回は、ADHDのパートナーを持つ方が感じやすい不安と、
それにどう向き合っていけばいいのか?を考えたいと思います。
* ADHDのパートナーを支えたい。感じる不安と、それに向き合う力1/2はこちら
前回は、ADHDのパートナーを持つ方がなせ不安になるのか?
その不安の中身をわたしなりに解析しました。
では、その不安とどのように向き合っていけば良いのでしょうか?
ADHDのパートナーを持つ人が、不安と向き合い、
楽しい毎日を手に入れるためにするべきことは、たった3つだけです。
- 自分を癒やし、気持ちにゆとりをもつこと
- ADHDの特性を正しく理解すること
- ADHDと、パートナー、自分を切り離して考える事
では、ひとつづつ見ていきましょう。
◉自分を癒やし、気持ちにゆとりを持つこと
わたしは、コレがいちばん大切で、重要な事だとおもっています。
なぜなら、コレがしっかり出来れば、あとの2つは自然にできてくるからです。
障害受容と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか?
障害を持った方が様々な過程や段階を辿って、障害を受け入れることを指す言葉です。
ADHDのパートナーを持つ人がたどる障害受容は、フィンク(Fink)の段階理論
衝撃(ショック)→防御的退行→承認→適応と変化 が当てはまります。
@.衝撃(ショック)
強い不安から混乱状態になり、無気力状態に陥る段階。
A.防御的退行
自分自身の状況を否認したり、反対に願望のような回復に対する期待を持つ段階。
B.承認
色々な葛藤がありながらも、少しずつ自分自身の状況を理解していく段階。
C.適応と変化
新しい価値観を見出し、現在の自分自身を受け入れる段階。
今、パートナーの発達障害に対して強い不安やストレスを感じている方は、この@とAが一気に襲ってきている状態です。
これらを乗り越えるためには時間が必要です。
ですが、自分自身をひたすら癒やし、気持ちを整えることに努めれば、その時間を大幅に短縮することができます。
まずは、自分を癒すこと。
美味しいものを食べ、温かいお風呂に入り、しっかり休養をとること。
パートナーのために、必要以上に自分を犠牲にしないこと。それが重要です。
*イライラ・ストレスに、ハーブのちからを借りてみた話
◉ADHDの特性を正しく理解すること
ADHDには、様々な症状があります。多動・不注意・衝動性…
ですが、ここで言いたい「正しく理解する」というのは、その特性が実際にどのような働きをして起こっているのか?を、一度考えてみてほしいということです。
ADHDと言っても、人によってその症状のでかたには個性があります。
本に書いて有ることをそのまま暗記するように覚えるのではなく、ひとつひとつ自分のパートナーはどうなのか?を考えていくことが「正しい理解」です。
例えば、話を最後まで聞いてくれないのはどうしてなのか?
ADHDの特性だから仕方ない、、と考えるのではなく、どうしたら最後まで聞いてもらえるのかを考える。
また、話を聞いて欲しいという欲求にもいろいろあって、
おしゃべりに付き合ってほしいのか、相手に理解して貰いたい内容があるのか、相談事があるのか、等によっても対応は変わってきます。
おしゃべりに付き合ってほしい場合、ADHDの人は終わりのない・結論の出ない話が苦手なため、「3分だけ」「今日買い物中に起こったことを聞いて欲しい」などと、終わりや目的を示してあげると導入がスムーズです。
我が家の場合、夫にいきなり話しかけてもスルーされるので、「5分だけおしゃべりに付き合ってほしい〜」と要求します。その内容が夫の興味を引けば、夜更かししてまで楽しい会話が続くこともありますし、夫の興味を引かなければ頃合いを見計らって「ちょっとトイレ」などど言って逃げられます笑
そうやって、自分の要求に対して何が効果的かを探っていって、パートナーのADHDの特性を正しく理解していくことが大切だと思います。
◉ADHDと、パートナー、自分を切り離して考える事
最後に、これは自分自身を守るためにも是非オススメします。
あなたを苦しめるものはADHDであって、パートナーではないということ。
ADHDは、あなたとパートナーが一緒になって戦うべき相手であり、パートナーそのものではないということ。
パートナーの問題はパートナーのもので、あなたの問題ではないということ。
また、同じように、あなたの問題もあなたのもので、パートナーのものではないということ。
言葉にすると矛盾するように感じますね。
今はまだわからなくても大丈夫。でも絶対に覚えておいてください。
ひとつ例を紹介すると、
彼があなたの話を聞いてないのは、あなたに興味がないからでも、あなたをないがしろにしているせいでもなく、ADHDのせいだということ。
あなたは彼に話を聞いてもらえなくて傷つくかもしれないが、
彼は話を聞く・聞かないにかかわらす、あなたのことを大切に思っているということ。
また、あなたが(勝手に)彼にないがしろにされたと思って傷ついても、
それはあなたの問題であって、彼を責める理由にはならないということです。
いかがでしたでしょうか。
ADHDのパートナーを持つ人が、不安と向き合うために大切なことを
わたしなりにまとめてみました。
長い文章になってしましましたが、最後までお読み頂きありがとうございます。
ADHDを支えるすべての人が、ストレスなく毎日を送れるよう願っています。
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