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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2014年04月15日
A381・「教育勅語」と「日本人魂」
1、教育勅語の原本が約50年ぶりに確認された

「教育勅語の原本が約50年ぶりに確認された」というニュースが先日ありました。
(文部科学省4月8日)
「・・太平洋戦争以前に国民道徳や教育の基本理念とされた「教育勅語の原本、約50年ぶりに確認したと発表した。1923年の関東大震災で文部省(当時)庁舎が焼けた際に強い熱を受けて変色するなど損傷が激しく、天皇の御名御璽を含む後半部分が開けない状態になっている。貴重な史料として国立公文書館に移管し、修復を進める。」
との由。さらに
「原本は1962年に都内の展示会で公開されて以来、所在不明になっていた。」
と続いています。

1962年(昭和37年)といえば、日本が敗戦の廃墟から立ち上がり、「外国に追いつけ追い越せ」の言わず語らずの合言葉のもとで懸命に働きに働いて、世界が驚く復興をなしている最中でした。

やがて「一億総中流気分」が蔓延し、バブルが崩壊して低落の道を歩み続けることになったのですが、当時の文部省は、既に、教育勅語を紛失させ、しかも紛失したままに年月を過ごすような「国民道徳や教育の基本理念」を持たない教育サラリーマン集団になっていたようだ!?と思わせられました。

以降の教育行政のもたつきが今に及んでいるようだ!とも思われます。

今、後期高齢者世代の人々は、どなたも「教育勅語」の思い出をお持ちと思います。

小学校講堂で式典の際、正面に天皇陛下、皇后陛下のお写真が飾られ、壇上に校長先生が立ち、式場後方から教頭先生が巻物を載せた黒塗のお盆を白手袋でうやうやしく頭上にささげて入場します。
生徒は全員起立、頭を下げ、不動の姿勢です。・・

後々、同年代の人とこの話になると、皆さんが校長先生や教頭先生の動きをよく覚えています。上目使いに盗み見していたのは私だけではなかったようです。

当時、軍政に押し付けられた経験から、「教育勅語」を否定する気運が強くありましたが、軍政に悪用された歴史を学び、「教育勅語」の本来を改めて見直すことが大切と思っています。

2、今、必要な、日本人共通の精神的支柱

良し悪しは別にしても、日本人の天皇崇拝思想が古来続いているのは、何によるものなのでしょうか。
あらゆる理屈を超えた、日本人に伝わる伝統!と思っています。

幕末から明治の時代にかけて、「日本国」の為に我が身を呈して活動した「日本人」がいました。多分に美化された部分もあるでしょうが先導者として足跡を残した人たちがいました。

明治維新の後、曲折はありましたが、「日本人はかくあるべし」として明治天皇の名で示されたのが「教育勅語」であり、日本人共通の精神的支柱であったと思います。

今の日本には、日本人共通の目標、指針がありません。
お互いに日本人として確認しあう合言葉がありません。
「日本人」であろうとする魂が虚弱である様に思えてなりません。

たまたま見たテレビのバラエティー番組で(4月14日民放、たけしのOO)で、日本に学びに来ている韓国の若者20人と司会者・スタッフのやり取りがあって、「日本人の若者をどう思う?」との質問に答えて
「気概に欠ける」「辛さを乗り越えようとしない」「無責任」などとズバリ言ってのけていました。

若者に限らず日本人はこう見られている!
しかも、的を射た指摘と思います。
長年の温室暮らしで「島国の日本人」になってしまっていることを知らされました。

明治から大正、昭和の初めまでは日本人共通の「道徳・教育の基本理念」であった教育勅語が、昭和の中期には、文部省の手によって原本が行方不明にされる事態となりました。

近年、日本の教育改革論は多く語られていますが、一向に実が伴いません。
求心力を持つ存在が見当たりません。
国民の信望を集めるような教育改革推進者が現れないのは不幸なことですが、何時までも何もしないでいる訳には行きますまい。

いっそ教育勅語に再登場願って、毎日復唱するくらいの改革があってもよいのではないでしょうか?

小学低学年の頃、単なる聞き覚えだったのでしょうが、70年経った今でも、始めの部分は、よどみなく口から出てきます。
人がお互いに助け合って生きていくための、守っていくべき基本的なことと思っています。

朕(ちん)おもうに 我が皇祖皇宗 国を肇(はじむ)ること宏遠に
徳を樹(た)つること深厚なり

我が臣民 よく忠に よく考に億兆心を一にして
世々(よよ)その美をなせるは これ我が国体の精華にして

なんじ臣民 父母に考に 兄弟(けいてい)に友に 夫婦相和し
朋友相信じ 恭倹己を持し 博愛衆に及ぼし 学を修め業を習い

もって知能を啓発し 徳器を成就し 進んで公益を広め 世務(せいむ)を開き
常に国憲を重んじ 国法に従い 一旦緩急あれば・・・

・・・
・・・

部分的に今の時代にそぐわない言葉は変更しても、論旨は今の時代にも必須のここと心得ます。

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