2014年03月10日
A369・「老化」が先か、「骨の衰え」が先か?
1、「骨の健康」〜新たな常識
「老化」すると「骨が衰える」のか
「骨が衰える」と「老化」するのか?
と問われると、当然のごとく前者だろうと思っていました。
ところが、最近の研究で「骨が衰えると、全身が老化する」ことが分かってきたのだそうです。(NHKテレビ;ためしてガッテン2014,03,05)
骨の中にある「骨細胞」という細胞は、
・衝撃や重力を受けると全身の臓器を活性化させるシグナルを送るという働きをしますが、
・体を動かさないでいると骨に負荷がかからず骨細胞が減ってしまうためシグナルをだしにくくなり、
・その結果、免疫機能の低下や赤血球の減少など全身の臓器の働きを低下させてしまう。
と、説明されています。
「骨の健康」が損なわれると、全身の臓器の働きが低下して老化が促進される事が分かってきました。骨は単に姿勢を保つだけのものではなく、また年を取って高齢者になるにしたがってスカスカになっていくものとは言い切れないことが分かってきたようです。
成長期、若いころから「骨の健康」を考えた方がよさそうです。
2、親の因果が子に廻る
「骨粗しょう症」は「高齢者の病気」と一般的に思われているようですが、30〜40歳台の若い人でも10人に1人は骨粗しょう症かまたはその予備群という調査結果が出ています。
骨密度は20歳前後をピークに、加齢とともに徐々に減っていきます。
70歳前後で70%を下回ってくるケースが多いのですが、30〜40歳台で70%に近づき、更に70%を下回る人の割合が10人に1人もいるということが最近の調査で分かったそうです。
(参考)
骨密度の基準(成人(20〜44歳)の平均値をもとにして)
基準の80%以上 :正常
70〜80% :骨量減少(要注意)
70%未満 :骨粗しょう症
20歳前後のピーク時の骨密度が低く、しかも早い時期から低下し始まると、当然、若いうちに骨密度が70%を下回る結果になることでしょう。
成長期に正しい食事を摂り、よく運動をして、ピーク時の骨密度を高め、以降の低下にブレーキを掛けることが大切なのものの道理でしょうが、更に新しい知見として「やせ型」と「母親の骨密度」が骨密度を大きく左右する要因であることが分かったとのことです。
「やせ型」タイプは体重による骨への負荷が少なくなり、また、脂肪が少ないと骨を強くする作用のある女性ホルモンが少なくなる傾向があると考えられているのだそうです。
また、母親や祖母の骨密度が低いと骨粗しょう症になるリスクが高くなることが研究で分かってきたそうです。
親の因果が子にめぐる
己の低骨密度は孫子の代まで受け継がれる
最近は小学生の女の子までが母親と一緒になってヤセ願望に走る傾向があるやに聞きます。この無自覚をいさめるような周囲の目があってほしいと思うのですが、如何なものでしょうか?
早い時期に骨密度を測り、結果に応じた生活習慣を身に着けることが推奨されています。
浮ついた世相に流されることなく、健康第一!外観はほどほど!を自覚するようになって欲しいものだと思うのです。
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”医療と健康(全般)” 16位/273人中
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1、「日記・諸事寸話」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(2)
2-2、「運動」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(3)
2-3、「食習慣・食生活」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(4)
3、「心・頭脳の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(5)
4-1、「病気・傷害・医療」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(7)
5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)
「老化」すると「骨が衰える」のか
「骨が衰える」と「老化」するのか?
と問われると、当然のごとく前者だろうと思っていました。
ところが、最近の研究で「骨が衰えると、全身が老化する」ことが分かってきたのだそうです。(NHKテレビ;ためしてガッテン2014,03,05)
骨の中にある「骨細胞」という細胞は、
・衝撃や重力を受けると全身の臓器を活性化させるシグナルを送るという働きをしますが、
・体を動かさないでいると骨に負荷がかからず骨細胞が減ってしまうためシグナルをだしにくくなり、
・その結果、免疫機能の低下や赤血球の減少など全身の臓器の働きを低下させてしまう。
と、説明されています。
「骨の健康」が損なわれると、全身の臓器の働きが低下して老化が促進される事が分かってきました。骨は単に姿勢を保つだけのものではなく、また年を取って高齢者になるにしたがってスカスカになっていくものとは言い切れないことが分かってきたようです。
成長期、若いころから「骨の健康」を考えた方がよさそうです。
2、親の因果が子に廻る
「骨粗しょう症」は「高齢者の病気」と一般的に思われているようですが、30〜40歳台の若い人でも10人に1人は骨粗しょう症かまたはその予備群という調査結果が出ています。
骨密度は20歳前後をピークに、加齢とともに徐々に減っていきます。
70歳前後で70%を下回ってくるケースが多いのですが、30〜40歳台で70%に近づき、更に70%を下回る人の割合が10人に1人もいるということが最近の調査で分かったそうです。
(参考)
骨密度の基準(成人(20〜44歳)の平均値をもとにして)
基準の80%以上 :正常
70〜80% :骨量減少(要注意)
70%未満 :骨粗しょう症
20歳前後のピーク時の骨密度が低く、しかも早い時期から低下し始まると、当然、若いうちに骨密度が70%を下回る結果になることでしょう。
成長期に正しい食事を摂り、よく運動をして、ピーク時の骨密度を高め、以降の低下にブレーキを掛けることが大切なのものの道理でしょうが、更に新しい知見として「やせ型」と「母親の骨密度」が骨密度を大きく左右する要因であることが分かったとのことです。
「やせ型」タイプは体重による骨への負荷が少なくなり、また、脂肪が少ないと骨を強くする作用のある女性ホルモンが少なくなる傾向があると考えられているのだそうです。
また、母親や祖母の骨密度が低いと骨粗しょう症になるリスクが高くなることが研究で分かってきたそうです。
親の因果が子にめぐる
己の低骨密度は孫子の代まで受け継がれる
最近は小学生の女の子までが母親と一緒になってヤセ願望に走る傾向があるやに聞きます。この無自覚をいさめるような周囲の目があってほしいと思うのですが、如何なものでしょうか?
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