2014年03月04日
A367・今こそ「水力発電」ではないでしょうか!(2)
(前回)
1、日本のエネルギー事情の核心を外した議論?
2、水力発電を見直して欲しい
(今回)
3、「水力発電雑感」あれこれ
「水が流れている」ということは、そこに「発電のエネルギーがある」ということですね。
流れる水の量が多いほど、流れが急である程(落差が大きい程)発電量は大きくなります。
発電量は(流量*落差)に比例します。
日本は急流の河川が多く、水資源が豊富です。
四方を海に囲まれた島国です。干満の差や激しい潮流が多くあります。
それなのに、水力発電の発電量は全体の8%にしか過ぎません。
「水力発電」がほとんど語られることなく「原発」の是非が議論され、「LPG発電」のコスト高が云々されています。
「再生エネルギー」が取り上げられ、太陽光発電・風力発電・地熱発電などなどが並べられますが、「水力発電」は、技術の成熟度、発電実績、発電量の割合、今後の伸びの可能性など何れを見ても即戦力として図抜けているはずなのに、メンバー表に名を連ねないのが不思議でなりません。如何にも不自然とすら思われます。
国内では、大出力水力発電に適した所はほぼ開発されたと言われています。そうかもしれません。仮に未開発箇所があるとしても、長い年月と多額の費用をかけて大きなダムを造る話ではなく、今後は中小出力〜マイクロ規模の水力発電推進を柱とすべし!との論があります。説得力があるように思います。
中小規模の水力発電向けの未開発出力は1200万kW(2004年)とも言われています。
しかし、未開発の水力資源というのは、政策や人の意識によって大きく変わるもので、水力発電への世論の関心の高まりで推進に向けて大きく変えていって欲しいと願います。
実際には上記よりも遙かに大きな未開発資源が眠っていると見なすことが出来そうで、1例では(環境エネルギー政策研究所、09年)水力発電比率現状7~9%を2020年までには25%程度に増やせるとの発表もあります。
絶対値をそのまま鵜呑みにしないとしても、相当の期待を持っても良さそうに思います。
水力資源では海水の干満差、渦潮などの激しい潮流もまた莫大なエネルギーの宝庫です。
海水相手の困難さは当然ありますが、プラスの期待値は少なくありません。
日本の水力発電技術は世界のトップクラスと言われています。
低落差から高落差まで、水量の変化に対しても、それぞれに最適な形式の水車技術が確立されており、大小の流量に応じて設計可能と言われています。
河川、海水を合わせて水力発電量増大の可能性(期待)は、「水力発電」への期待の高まり、政策重点化次第で、現状の構成比8%程度から20数%〜30%へと膨らみます。
進展を阻害する要因は、先ず新たな水力開発への様々な法規制だと言われています。また、送電線問題など電力会社がらみとか、他の様々な勢力地図があるともいわれます。
この道のデータベース、シンクタンク、研究者などの活発な発言、報道機関の繰り返してのキャンペーンがあって欲しいと願います。
中小発電を広く普及させるためには電気技術者を数多く育成することも大切なことでしょう。若い人たちの活躍の場ともなりそうです。
原発は国の財政面から見ると今は必要とされ、国民の安全の面からはゼロであるべきでしょう。
ゼロが最善ではありますが、経済を無視して議論の為の議論を続けても有害無益です。
生活の質を下げ、縮小均衡に甘んじるという国民的合意があるならば別ですが、その様な気配は感じられません。
単純に二者択一に走るのは疑問です。
あらゆる可能性を見極めたうえでの議論であってほしいと願います。
例えば「水力発電」です。構成比が20%以上ならば、発電マップの議論は大きく変わるのだろうと思うのです。
単なる絵に描いた餅なのか?
もし水資源利用は現状がピークだと検証済みならば、その旨を明言して欲しいと思うのです。
(1)日本は石油、LPGなどエネルギー源の90数%を輸入に頼っています。此のエネルギー植民地的な状態からの脱却に、もっと真剣に取り組むことが肝要と思います。
(2)豊富な水資源の活用、「水力発電」を現状より格段に増やす!ことの可能性チェックを急ぎ、原発是非の議論に結びつけてもらいたい。
この様に願っています。如何でしょうか。
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-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(2)
2-2、「運動」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(3)
2-3、「食習慣・食生活」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(4)
3、「心・頭脳の健康」
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4-1、「病気・傷害・医療」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(7)
5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)
1、日本のエネルギー事情の核心を外した議論?
2、水力発電を見直して欲しい
(今回)
3、「水力発電雑感」あれこれ
「水が流れている」ということは、そこに「発電のエネルギーがある」ということですね。
流れる水の量が多いほど、流れが急である程(落差が大きい程)発電量は大きくなります。
発電量は(流量*落差)に比例します。
日本は急流の河川が多く、水資源が豊富です。
四方を海に囲まれた島国です。干満の差や激しい潮流が多くあります。
それなのに、水力発電の発電量は全体の8%にしか過ぎません。
「水力発電」がほとんど語られることなく「原発」の是非が議論され、「LPG発電」のコスト高が云々されています。
「再生エネルギー」が取り上げられ、太陽光発電・風力発電・地熱発電などなどが並べられますが、「水力発電」は、技術の成熟度、発電実績、発電量の割合、今後の伸びの可能性など何れを見ても即戦力として図抜けているはずなのに、メンバー表に名を連ねないのが不思議でなりません。如何にも不自然とすら思われます。
国内では、大出力水力発電に適した所はほぼ開発されたと言われています。そうかもしれません。仮に未開発箇所があるとしても、長い年月と多額の費用をかけて大きなダムを造る話ではなく、今後は中小出力〜マイクロ規模の水力発電推進を柱とすべし!との論があります。説得力があるように思います。
中小規模の水力発電向けの未開発出力は1200万kW(2004年)とも言われています。
しかし、未開発の水力資源というのは、政策や人の意識によって大きく変わるもので、水力発電への世論の関心の高まりで推進に向けて大きく変えていって欲しいと願います。
実際には上記よりも遙かに大きな未開発資源が眠っていると見なすことが出来そうで、1例では(環境エネルギー政策研究所、09年)水力発電比率現状7~9%を2020年までには25%程度に増やせるとの発表もあります。
絶対値をそのまま鵜呑みにしないとしても、相当の期待を持っても良さそうに思います。
水力資源では海水の干満差、渦潮などの激しい潮流もまた莫大なエネルギーの宝庫です。
海水相手の困難さは当然ありますが、プラスの期待値は少なくありません。
日本の水力発電技術は世界のトップクラスと言われています。
低落差から高落差まで、水量の変化に対しても、それぞれに最適な形式の水車技術が確立されており、大小の流量に応じて設計可能と言われています。
河川、海水を合わせて水力発電量増大の可能性(期待)は、「水力発電」への期待の高まり、政策重点化次第で、現状の構成比8%程度から20数%〜30%へと膨らみます。
進展を阻害する要因は、先ず新たな水力開発への様々な法規制だと言われています。また、送電線問題など電力会社がらみとか、他の様々な勢力地図があるともいわれます。
この道のデータベース、シンクタンク、研究者などの活発な発言、報道機関の繰り返してのキャンペーンがあって欲しいと願います。
中小発電を広く普及させるためには電気技術者を数多く育成することも大切なことでしょう。若い人たちの活躍の場ともなりそうです。
原発は国の財政面から見ると今は必要とされ、国民の安全の面からはゼロであるべきでしょう。
ゼロが最善ではありますが、経済を無視して議論の為の議論を続けても有害無益です。
生活の質を下げ、縮小均衡に甘んじるという国民的合意があるならば別ですが、その様な気配は感じられません。
単純に二者択一に走るのは疑問です。
あらゆる可能性を見極めたうえでの議論であってほしいと願います。
例えば「水力発電」です。構成比が20%以上ならば、発電マップの議論は大きく変わるのだろうと思うのです。
単なる絵に描いた餅なのか?
もし水資源利用は現状がピークだと検証済みならば、その旨を明言して欲しいと思うのです。
(1)日本は石油、LPGなどエネルギー源の90数%を輸入に頼っています。此のエネルギー植民地的な状態からの脱却に、もっと真剣に取り組むことが肝要と思います。
(2)豊富な水資源の活用、「水力発電」を現状より格段に増やす!ことの可能性チェックを急ぎ、原発是非の議論に結びつけてもらいたい。
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