2012年11月03日
A212・11月(しもつき)
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1、11月(しもつき)
「残暑厳しく・・」が何時までも続いた、そんな夏が去って季節は秋へ移り変わりましたが、豪雨やら、台風やらが相次ぎました。北の方からは雪の便りがあったりで、寒いくらいの気候になってきました。
以前は「天高く馬肥ゆる秋」などとも言われ何か牧歌的な思いがありましたが、今は東日本大震災・原発事故の影響が大きく日本を覆っています。
そんな中でも、紅葉の便りが北から南へ、山から里へと伝わり、心を和ませてくれます。
暦は確実に進んで11月を迎えました。
11月(しもつき・霜月)・・・この言葉には、ドタバタと気忙しく急ぎ足で流れていた世の流れが急に緩やかになるような、そして、ひんやりとした冷気を感じる様な、そんな響きを感じます。
1、11月(しもつき)
「残暑厳しく・・」が何時までも続いた、そんな夏が去って季節は秋へ移り変わりましたが、豪雨やら、台風やらが相次ぎました。北の方からは雪の便りがあったりで、寒いくらいの気候になってきました。
以前は「天高く馬肥ゆる秋」などとも言われ何か牧歌的な思いがありましたが、今は東日本大震災・原発事故の影響が大きく日本を覆っています。
そんな中でも、紅葉の便りが北から南へ、山から里へと伝わり、心を和ませてくれます。
暦は確実に進んで11月を迎えました。
11月(しもつき・霜月)・・・この言葉には、ドタバタと気忙しく急ぎ足で流れていた世の流れが急に緩やかになるような、そして、ひんやりとした冷気を感じる様な、そんな響きを感じます。
下旬にもなると関東の平野部でも紅葉の季節となります。
今まで、緑の 草木を眺め、森林浴を楽しんできましたが、やがて赤や黄色に色づきます。その情景が目に浮かんできます。因みに11月の季語 は「紅葉」である由。
2、別名とその由来
旧暦11月を霜月(しもつき)と呼び、現在では新暦11月の別名にもなっています。
この由来は、文字通り「霜が降る月」とされています。
他に、「食物月(おしものづき)」の略であるとする説や、「凋む月(しぼむつき)」「末つ月(すえつつき)」が訛ったものとする説もあるそうです。
10月は神の月「上の月」に対して、その翌月が「下の月」。転じて「霜月」との説もありますが、あまり支持されていないようです。
別名には
かぐらづき(神楽月)、 かみきづき(神帰月)、けんしげつ(建子月)、こげつ(辜月)、
しもふりづき(霜降月)、しもみづき(霜見月)、てんしょうげつ(天正月)、
ゆきまちづき(雪待月)、りゅうせんげつ(竜潜月)などなど
英語はNovember。ラテン語で「第9の」という意味のnovemからきているそうですが、何故9が11なのか?
物の本によると、英語の月名は古代ローマ暦に由来するとか。古代ローマ暦は1年を太陽の動き、1カ月を月の動きで構成する太陰太陽暦で、紀元前46年まで使われていました。
1年はMarutius(今の3月)に始まりDecember(今の12月)までの10ケ月304日で、残り日数は「死の季節」とされていましたが、後にJanuarisとFebruariusに分けられました。
紀元前46年、ローマ皇帝Julius Caesar(ユリウス・カサエル / ジュリアス・シーザー)が太陽暦であるユリウス歴を発布しました。年の初めの1月を(Martius)から(Janiarius)にかえ、1年は365日とされ、4年に1度閏年を置きました。
ということで現在の1月January 2月Fefruary 3月Marchから12月Dcemberまでの暦となったという訳です。
ローマ皇帝の絶大な権力からでしょうが、自分の名をつけたユリウス暦に改める際、自分の誕生月である7月を自分の名前Juliusとしたのだそうです。
その後の皇帝アウグストゥスも自分の誕生月の8月に自分の名前を付けてAugustusとし、さらにこの月が「大の月」となるべく2月から1日を8月にもってきた、というから念の入った話ではあります。権力者の勝手気ままは古来変わらないようですね。
小学生の頃、「小の月」を「二、四、六、九、十一;西向く士(さむらい)」といって覚えたことを思い出しました。2月が30日でないことと、7月と8月だけどうして「大の月」が並ぶのか不思議でしたが、60数年経って、はからずも答えを得ました。
1月から6月までは様々な神の名がつけられ、ならば他の月も全て神の名にしそうなもの?と思うのは現代の凡人であるが故でしょうか? 歴史が伝えるままに7月、8月は上記皇帝の名であり、9月〜12月が2つずれたラテン語の数字となっています。
文献数編からの受け売りをつぎはぎして作り上げた一巻のお話しであります。
関連記事
A191・9月(ながつき)
A201・10月(かんなづき)
今まで、緑の 草木を眺め、森林浴を楽しんできましたが、やがて赤や黄色に色づきます。その情景が目に浮かんできます。因みに11月の季語 は「紅葉」である由。
2、別名とその由来
旧暦11月を霜月(しもつき)と呼び、現在では新暦11月の別名にもなっています。
この由来は、文字通り「霜が降る月」とされています。
他に、「食物月(おしものづき)」の略であるとする説や、「凋む月(しぼむつき)」「末つ月(すえつつき)」が訛ったものとする説もあるそうです。
10月は神の月「上の月」に対して、その翌月が「下の月」。転じて「霜月」との説もありますが、あまり支持されていないようです。
別名には
かぐらづき(神楽月)、 かみきづき(神帰月)、けんしげつ(建子月)、こげつ(辜月)、
しもふりづき(霜降月)、しもみづき(霜見月)、てんしょうげつ(天正月)、
ゆきまちづき(雪待月)、りゅうせんげつ(竜潜月)などなど
英語はNovember。ラテン語で「第9の」という意味のnovemからきているそうですが、何故9が11なのか?
物の本によると、英語の月名は古代ローマ暦に由来するとか。古代ローマ暦は1年を太陽の動き、1カ月を月の動きで構成する太陰太陽暦で、紀元前46年まで使われていました。
1年はMarutius(今の3月)に始まりDecember(今の12月)までの10ケ月304日で、残り日数は「死の季節」とされていましたが、後にJanuarisとFebruariusに分けられました。
紀元前46年、ローマ皇帝Julius Caesar(ユリウス・カサエル / ジュリアス・シーザー)が太陽暦であるユリウス歴を発布しました。年の初めの1月を(Martius)から(Janiarius)にかえ、1年は365日とされ、4年に1度閏年を置きました。
ということで現在の1月January 2月Fefruary 3月Marchから12月Dcemberまでの暦となったという訳です。
ローマ皇帝の絶大な権力からでしょうが、自分の名をつけたユリウス暦に改める際、自分の誕生月である7月を自分の名前Juliusとしたのだそうです。
その後の皇帝アウグストゥスも自分の誕生月の8月に自分の名前を付けてAugustusとし、さらにこの月が「大の月」となるべく2月から1日を8月にもってきた、というから念の入った話ではあります。権力者の勝手気ままは古来変わらないようですね。
小学生の頃、「小の月」を「二、四、六、九、十一;西向く士(さむらい)」といって覚えたことを思い出しました。2月が30日でないことと、7月と8月だけどうして「大の月」が並ぶのか不思議でしたが、60数年経って、はからずも答えを得ました。
1月から6月までは様々な神の名がつけられ、ならば他の月も全て神の名にしそうなもの?と思うのは現代の凡人であるが故でしょうか? 歴史が伝えるままに7月、8月は上記皇帝の名であり、9月〜12月が2つずれたラテン語の数字となっています。
文献数編からの受け売りをつぎはぎして作り上げた一巻のお話しであります。
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